Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    ルーム

    hiromu_mix

    DOODLEファ切で18.奪われた心
    「ディープキス 夜空 ルームキー」
    ※ヴィランパロです
    見えるのは夜の色最上階に向かう高速エレベーターの、目まぐるしくカウントしていく数字を切島は、睨みつけながら軽い浮遊感を味わう。手の中にはルームキーが一つ。突然、切島のヒーロー事務所に送りつけられたそれは、封筒には少し癖の字で宛名と。中にはこのルームキーと、ホテルの住所、誰にも言わないで来るようにと書かれたメモ。いたずらだろうと捨て置くにはこのルームキーはこの辺りでは一番の高級ホテルの最上階のものだったし、メモに『ファットガム』と走り書きされたサインを、切島は知っていた。
    だから来た。誰にも、言っていない。これが罠だとは思いつつも、誰かに告げたことで他の誰かを巻き込むのは避けたかった。
    柔らかなメロディーと共にドアが開く。切島は一歩、外側に踏み出した。夜の海みたいな濃紺の絨毯は、まだだれも踏んだことがないみたいになめらかで。そこを恐る恐る歩きながら、この階にたったひとつの部屋を目指した。本来であれば控えているはずのコンシェルジュたちには、切島が来るのと入れ替わりで階下に降りてもらっている。彼らは、この部屋を取った人間がどんな人かなんて知らない。たとえそれが、彼らにとってはとても紳士的な男だたとしても。
    3066

    UMU_4002

    MOURNING炎ゴブレのダンスパーティーの、違うバージョンです。書きかけ
    ルームメイトが化粧を担当、衣装(この場合は普通のドレス)の話は、ドラコがシリウスに相談、マホウトコロにも話が行った。シリウスが仕事で中々、主人公と話が出来ないかなって思って、このシーンを書き殴ったんですけど、お話の最初から書いてたら、予想以上にぐいぐい行ってましたwwなんで????(そりゃ好きだからですわね)
    人形は歌わない 炎のゴブレット X 部屋で喜んで衣装を着せられ、化粧も施されて、肩まで伸びた髪も巻かれて結ばれて、付属の髪飾りで仕上げ。内心泣きながら、私よりもかわいい女子たちと一緒に会場へと向かう。周りの視線が痛い、泣いた。

    『あなたの綺麗さに見惚れてるのよ』
    『三人と比べられてるんだって』
    『そんなことないってば』
    『あ、ドラコ!』
    『見てよ今日の咲夜!』

     なんていらんことをするんだ君らは。いつもの三人で話し込んでいたドラコが、こちらを向いた。返ってきたのは一瞬の驚きと、その後の渾身のドヤ顔。

    『どうもありがとうございます、ドラコ。ブラック家にわざわざ手紙送ったんでしょ』
    『ああ、でもマホウトコロとの連絡は校長とシリウスだ。似合ってる。で、肝心のパートナーは?』
    1689