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    二三

    itiIti_1

    MOURNINGある噂話を常連客から聞いた一二三が寂雷と独歩にその噂話を持ちかける場面から始まります。
    真実か嘘か歩き回る噂話。それはこの時代に生きる人のみぞ知る物語。

    なんて言ってますけどただのボツ話です。
    初投下ですし何よりボツ話なので大目に見ていただけたら幸いです…😢
    書いていて私もよく理解が出来ませんでした(おい)。ちなみにですが、寂乱は多少ながら意識したつもりです。『つもり』です。
    夜空に瞬く噂話「センセー、こんな噂知ってます?」


    事の始まりは一二三のこの一言だった。


    「根拠も何も無いやつなんすけど、俺っちのお店に来るお客サンが話してたんすよ。いやーこの人すごく噂好きで色んな話聞くんすねー。
    そのお客サン、シブヤ在住なんすけど……、


    なんか今シブヤに長らく飴村乱数が居ないらしくって。」

    「………え?」


    寂雷と独歩の箸が止まる。
    2人は共に穴があきそうなほど一二三を見遣った。
    その後、声を発したのは独歩だった。



    「飴村乱数が長らく居ない?いやいや一二三、この間飴村乱数のインスタ見ただろ?
    109の前でピースサインしてる……。」

    「俺っちもそう思ってそのお客サンに言ったんっだよ!でもそのお客サンによれば、飴村乱数は居るけど、本物の『飴村乱数』が居ない…って。
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    シウト@のんびり

    MAIKING観葉植物を愛でる独歩くんとそれによりなんだかソワッとしてしまう一二三くんの話。まだ付き合ってない。唐突に思いついたネタ。文章も投稿出来るようになったと見たので上げてみます。書きかけのネタがいくつかあるのでとっとと書き上げたいです。「おまえの名前借りてもいいか」
    珍しく休日に出かけていた独歩が、左手にぶら下げたビニール袋を掲げて聞いてくる。
    一瞬何のことかわからなくて首を傾げたけど、ビニール袋に印字してあるホームセンターのロゴを見て把握した。
    「なに、また買って来たの?」
    「またって言うな、俺の数少ない趣味のひとつだぞ」
    ちょっと拗ねたように言って、ローテーブルに恭しく置かれたビニール袋から独歩が取り出した観葉植物は、黄色と緑色が混在する多肉植物だ。
    いや、これ絶対俺の髪色と似てるからって名前借りるとか言い出しただろ。
    「別にいいけどさぁ、でも今まで名前なんかつけてなかったじゃん?」
    「ん···なんかおまえの名前つけたら生命力強くなりそうだなって」
    「それは褒められてるんだよね?」
    「もちろん」
    なんだか釈然としなかったけど、その手のひらサイズの「ひふみ」を見つめる独歩の顔がいつになく輝いていたので、それ以上何かを言うのもはばかられた。
    激務が続いて心身ともに疲弊してくると、独歩はよく観葉植物たちに話しかけてるみたいだから、俺の名前がつけられたあいつにも愚痴ったりすんのかなって思うとちょっと面白くて、悪い気はしな 1514

    @7_kankankan_100

    MOURNINGこれは一郎と一二三一二三の休日は家で過ごす事が多い。女性恐怖症のために一人では外出しにくく、スーツを着ていれば平気だけれどあれは仕事の時だけだ。休みの日まで着る物じゃない。
    しかし今日はその休日だというのに家にはいなかった。今、一二三が立っているのは待ち合わせ場所の駅前、の人が通らないようなビルの物陰で背を預けてもたれていた。自宅からタクシーでここまでやって来た。
    なるべく視界に女性が入らないようにサングラスをかけてキャップを目深に被るのが一二三の外出スタイルだ。目印をその姿だと伝えてあったお陰で待ち合わせの相手は難なく一二三を見つけられたようだった。
    指定した時間通り、いや五分ほど早いだろうか、山田一郎は胸に社名のロゴとフクロウのキャラクターが描かれた白いTシャツ姿でやって来た。
    「伊弉冉さん、早いっすね。お待たせしてすみません」
    「よー、一郎くん!なんかあって遅くなったらいけねーと思って早く出てきただけだし、今来たとこ」
    「ご依頼ありがとうございます。今日はしっかり務めさせていただきますのでよろしくお願いします」
    一郎は深々と頭を下げてTシャツと同じロゴがついた名刺を差し出した。それを受け取 1186