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    夜空

    sgm

    DONEジェイド・ダイナスティの冒頭の御剣の術を見てたら、あれ、割と剣の上でいろいろできるでは?てなりました。
    夜空でかち合う曦澄。
     思い立ってしまってから行動に移すのは自分でも驚くほどに早かった。それほどまでに切羽詰まっていたということか、と三毒の先を姑蘇の方面へと向け、空高く飛びながら江澄は自嘲した。
     ここのところ忙しくて、三か月ほど藍曦臣に会えていない。仕事でも私事でも。文は交わしているし、三か月会えないことなど珍しくもない。そもそも金丹の力によって加齢は一般の人間よりも緩やかなのだから高々三か月会えない程度大したことではない。けれど、色々と重なった結果、江澄は疲れてしまった。
     金凌が蓮花塢に訪れていないため、手軽な癒しである仙子も吸えない。かといって仙子で癒しを取りたいから蓮花塢まで来い、などと金凌を呼び出すわけにもいかない。
     ならばせめて、顔見知りの商家で飼っている犬で癒しを得ようと視察ついでによれば、ちょうど今発情期で誰彼構わず足にしがみついて腰を振るので、頼むからそっとしてやってくれ。宗主の足に自分の犬がしがみついているのなど申し訳なくて見ていられない、と泣きつかれてしまっては無理に近づいて撫で繰り回すわけにはいかない。
     手頃な癒しを取り上げられ、仕事は山済みで、ついでに今日の夕餉で愛用の茶杯 3687

    きたまお

    TRAINING夜空を見ているエルリ。リヴァイが調査兵団に来て間もないころ、空を見上げているところに出くわしたことがあった。
     兵団本部から夜、帰ってきて馬房に馬をつなぎ、兵舎を見上げたら屋根の上にいた。リヴァイだとわかったのは、その影が非常に小柄だったからだ。いや、女性兵士を含めたら小柄な兵は他にもいる。エルヴィンは、それがリヴァイだと遠くから影になった全身像を見ただけで思ったし、もう少し近づいて月明かりが届いたとき自分の予想が正解であることがわかった。
     両手を腰にあてて、顔を斜めにあげている。風が吹き、長い前髪がゆれた。驚くほど細い腰だ。立体機動装置を使いこなし、また地下街で捕らえるときに格闘もしたから、細く見えても必要な筋肉がついていることは知っている。だが、こうして見上げてみると、その細さが際立って見えた。
     エルヴィンの両手ならば、指で作った輪にすっぽりと抱え込めるのではないか。
    「なんだ」
     頭上から声が振ってくる。声の後に、小作りな顔がこちらを向いた。エルヴィンがいることなどとうに気がついていたということか。
    「なにをしている」
    「俺の勝手だろう」
     吐き捨てるように言われた。言葉と一緒に実際、なにかの思い 1229