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    タニシ

    kusari_to_yaiba

    INFO※特殊設定
    ※死ネタにしよ♪と思って描いていた小説なのですが、描いてる途中で希望も見えたので殺しはしなかったです。難しかったので途中で止まってるので供養。
    当たり前のように紡がれた日常。俺にとっては日常でも、お前にとっては違うのかもしれない。俺の日常が少し人と違って、お前が許せないことだったとしても…それでも俺は、俺の使命を全うするんだ。これは別に自分がそうしたいからではない。そうするほうが〝楽〟だから。

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    鏡のゲートを潜り抜けた後、俺たちは教室に向かう。なんなら教室に直接ゲートを繋げてくれればいいのに、生徒たちの怠慢を許してはくれないようだ。あと3日すればホリデーに入るので、気を張らなくては。僕は自慢の制服の襟を正して気合を入れた。その瞬間肩に衝撃が走る。思い切り掌で叩かれたようだ。こんなことをするのはヤツしかいない。

    「…エース、お前な」
    「オハヨ、デュースくん。」

     僕の痛がる顔を見てニヤリと目を細める彼は、この学校の問題児のエース・トラッポラだった。いつも一緒にいることが多いが、彼の行動は読めないことが多い。…自分がそういうことができるタイプではないからかもしれないが。せめてもの反抗で睨んでみたが、微笑まれてしまった。自然と歩調を合わせて歩き始めると、エースが口を開いた。


    「デュースはさホリデー中何すんの 3687

    時雨子

    DONE遡って見てくれた方がいらしたのかしら~ありがとうございます~
    もちろんいつも見に来てくれてる?方々?も!

    サントラの「ガルグ=マク大修道院の日常」をアラーム設定にしてから目覚めが最高なんですが二度寝はします(いつもそう)
    春眠暁を覚えず…あと5年寝たい。
    眠いから睡眠の話とか安直なネタ出しよくするけど内容は全然実体験を直接ネタにしてない

    修道院の鐘の音が聞こえて、どれくらいの時間が経っただろうか。
    眩しい。ほとんど動かせない頭の角度を僅かに変えて目線を動かすと、修道院の石造りの窓から光が差し込んでいるのが目の端に写った。
    ああ、微かに階下からの喧噪も聞こえる。下働きとして働いてくれている者たちはもちろん、軍の皆も起きだしている頃だろう。保護した戦災孤児の跳ねるような高い声に、修道士達の静かな話し声、せわしない足音と、見回りをする飛竜や天馬の羽ばたく音。今日の食堂の当番は誰なのだろうか。炊事も、洗濯も、掃除も。その他にも様々な雑務の工面を先生やセテス殿を取り纏めとしてやってくれているのだろう。
    俺も、先生やギュスタヴに殆ど丸投げしていた軍の管理やら資金やらの仕事を引き取ってやらねばならない。
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