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    Momo_sushi0822

    DONEアルユリです。神バハかも。大晦日、翌日の深夜にて。
    まるで今日、今の時間のようですね。

    アルユリ初書きなので色々とおかしくても許せる人向けです。
    「君ねぇ……」

    「う"ん、…んん"……」

    オオミソカ、そう呼ばれる他国の文化に倣ってレヴィオンではクリスマスに続き、年の変わり目を迎えるために屋敷は賑わっていた。

    仕方なく団長殿に付き合ってやったが、クリスマスといいオオミソカといい、酒臭い。特に団長殿とあの狼男だ。いい加減酒臭い団長殿の観察にも飽きて、研究場所として使っている自室に戻ったが、まさかあの酒臭い状態で、私の部屋に来るとは思わなかった。


    「そこで吐いたら流石に介抱してやらないよ、団長殿。」

    「ゔ、ユリウ"ス……?なんで……」

    はぁ〜〜〜〜〜

    ため息、長いため息しか出ない。団長殿、君は団長殿なんだよ?そしてここは私の部屋だ。

    何も言う気にならない。

    こんな深夜にガチャガチャガチャガチャガチャと鍵を閉めたドアノブを乱暴に開けようとするものだから、仕方なく見てみればこれだ。
    吐きそうな顔をした団長殿が、私をスルーして自室に侵入してくる。ある意味不法侵入よりタチが悪い。

    「団長殿、一人で歩けるかい?」

    「無理……かもしれん………気持ち悪い…」

    「はぁ……だろうね……」

    仕方ない、今回だけは肩を貸そう。

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