オサハタ
DOODLE半田くんに憧れて片想いしてるサギョウくんのSS、出会ったばかりの頃で、半田くんには相手がいると思い込んでいて、みたいな時期のもの、なんだけど半田くんもサギョウくんのこと気になってるから両片想いかも知れない何か記憶に残るモノ 先輩には、非番の次の日にだけする香りがある。
甘さと酸味が程よい、腹が減りそうな果物のにおい。
それはすれ違うときにほのかに感じる程度の軽いもの。
だけど他の日にはしないものだから、きっと、非番だからと会っている、どこかの誰かの香りなんだろうなと、僕は思っていて──感じるたびに少し、息苦しく、なっていたんだ。
それが変わった。
果物ではなく、柔らかい花の香り。
やっぱり非番の次の日だったから、僕は、ああきっと、会う人が変わったのだろうなと思って、更に息がしづらくなった。
よりどりみどり、相手には困らないだろう憧れの人。
昨日はどう過ごしたのだろう、という、下衆でくだらない妄執に囚われた僕はどんな顔をしていた?
935甘さと酸味が程よい、腹が減りそうな果物のにおい。
それはすれ違うときにほのかに感じる程度の軽いもの。
だけど他の日にはしないものだから、きっと、非番だからと会っている、どこかの誰かの香りなんだろうなと、僕は思っていて──感じるたびに少し、息苦しく、なっていたんだ。
それが変わった。
果物ではなく、柔らかい花の香り。
やっぱり非番の次の日だったから、僕は、ああきっと、会う人が変わったのだろうなと思って、更に息がしづらくなった。
よりどりみどり、相手には困らないだろう憧れの人。
昨日はどう過ごしたのだろう、という、下衆でくだらない妄執に囚われた僕はどんな顔をしていた?
オサハタ
DOODLE付き合ってる半サギョ 署に向かう途中で、恋人を見かけた。
これから勤務の僕とは違い今日は非番のはずのひと。
止められない悪戯心。
それに従って物陰に潜んで、そおっと、後ろから肘を引っ張った。
「オニィさん暇? なら俺と遊ぼうよ」
言い終わる前に向けられた鋭利な視線は、目が合った途端拍子抜けしたように柔らかくなった。
「お前か」
「僕です」
にぱ、と笑った僕にその人も──恋人である先輩──も、やれやれと呆れながらも目を細めてくれた。
「どこ行くの?」
「珈琲屋、お前の部屋にミルを置きたい」
「ああ、言ってたね」
扱い方は難しいが覚えればいつでも美味い珈琲が飲めるから、と楽しそうに語っていたときと同じ目元。
先輩の淹れてくれる珈琲はインスタントですら美味しいのだから、そこからさらに美味しくなるのだろう。
817これから勤務の僕とは違い今日は非番のはずのひと。
止められない悪戯心。
それに従って物陰に潜んで、そおっと、後ろから肘を引っ張った。
「オニィさん暇? なら俺と遊ぼうよ」
言い終わる前に向けられた鋭利な視線は、目が合った途端拍子抜けしたように柔らかくなった。
「お前か」
「僕です」
にぱ、と笑った僕にその人も──恋人である先輩──も、やれやれと呆れながらも目を細めてくれた。
「どこ行くの?」
「珈琲屋、お前の部屋にミルを置きたい」
「ああ、言ってたね」
扱い方は難しいが覚えればいつでも美味い珈琲が飲めるから、と楽しそうに語っていたときと同じ目元。
先輩の淹れてくれる珈琲はインスタントですら美味しいのだから、そこからさらに美味しくなるのだろう。
オサハタ
PAST今日は何もかけてなくて申し訳ないなぁ→いや別に仕事じゃないし謝る必要なくない?→いやでもさぁ……→そんな時にはこれ!『過去絵を晒して描いた気になろう!!!』というお茶濁し
付き合ってる半サギョ
オサハタ
MAIKINGこれは、【付き合い始めて三週間目くらい、ようやくちゅーはするようになったけどその先には全然進んでなくて、でもちゅーだけでは気が済まなくなってきてるし向こうもそんな感じするな、と思ったサギョウくんがとりあえず聞いてみた】感じのやつ。(ふたりの中ではまだどっちがどっちか定まってない)
(まぁ半サギョになるんだけども)
なんか真面目な雰囲気になってきてしまったどうしよう、IQが2の話の予定だったのに 17
オサハタ
DONE半サギョ告白話(単発)https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=275708&TD=5587676
のおまけ最後の一枚(容量いっぱいで一緒に上げられなかった……)。
本編見てからじゃないと分からんちんだと思うのでワンクッションで置いておきます。
オサハタ
MAIKING四枚くらいで収まるべ〜という軽い気持ちで描き始めたのに、などと供述しておりあと、仕上げに差し掛かったとき恒例の正気カムバックしてるから「これ完成させる意味あるか……?」の賢者タイムに入ってしまいフェードアウトしそうな感ある~うける~(うけない) 11
オサハタ
BLANKアニメ待ちの間に描いてた。(今日もEDクレジットにサギョウくんいたけど出てた?分かんなかった~)
(補足
余るわけでもないのにただ美味しくできたからって理由で声かけてくれたのが半田くんは滅茶苦茶嬉しかったんだと思う)
オサハタ
PAST6月くらいにBoothで出したグッズのお通頒お礼絵でした。そのときは色だけアナログで塗ったので今回はデジタルでほんのり塗り直し。
(まだアニメ画出てないときのだからか制服が原作基準だったりしてる) 3
オサハタ
DOODLE半サギョ・付き合ってる
・致してる最中から始まる
傷跡 爪先で感じた、ざらっとした、嫌な感覚に──
それまで溺れていた、痺れにも似た甘ったるい心地よさが瞬時に吹き飛んだ。
「っ……! ごめんなさい」
「……なにが……っ?」
細い息を吐きながらの険しい目線、先輩は気付いてない。
「爪、引っかけちゃった!」
「……?、どこに……?」
「頬っぺた!」
ここまで言ってもまだ先輩は疑問顔。だけど僕は気が気じゃない!
──肌を重ねて、体温を移しあって、身体を繋げて、やがていつものとおり、感じ入るまま深く深く幸せに沈んでいた。
先輩だってそうだったと思う。
だから僕は、僕の名前を呼びながら、切なそうに苦しそうに、それでいて気持ちよさそうに眉間に皺を寄せた先輩が愛おしくてたまらなくて、キスがしたくて、その頭を引き寄せようとして、手を伸ばしたんだ。
1644それまで溺れていた、痺れにも似た甘ったるい心地よさが瞬時に吹き飛んだ。
「っ……! ごめんなさい」
「……なにが……っ?」
細い息を吐きながらの険しい目線、先輩は気付いてない。
「爪、引っかけちゃった!」
「……?、どこに……?」
「頬っぺた!」
ここまで言ってもまだ先輩は疑問顔。だけど僕は気が気じゃない!
──肌を重ねて、体温を移しあって、身体を繋げて、やがていつものとおり、感じ入るまま深く深く幸せに沈んでいた。
先輩だってそうだったと思う。
だから僕は、僕の名前を呼びながら、切なそうに苦しそうに、それでいて気持ちよさそうに眉間に皺を寄せた先輩が愛おしくてたまらなくて、キスがしたくて、その頭を引き寄せようとして、手を伸ばしたんだ。
オサハタ
DONEハロウィン2021:butlers(執事さ~ん)一枚目は普通に楽しい感じ、
二枚目は差分で死者のお祭りっぽい感じ。
ハッピーハロウィーン!
そういえば二枚目の方が気に入ってしまってるんだけど一枚目があってこそ二枚目が活きるとも思うので結果オーライってことでね。 2
オサハタ
BLANK付き合ってるふたり。サくんにピアスホールがあったらな、っていうメモ。
続きも頭の中にはあるんだけど描けるかは分からない、何故なら私は明日、一年半かそれ以上ぶりくらいの完全おやすみデーなので!!!何もしないをする日なので!!!イエーィ! 2
オサハタ
DOODLEhttps://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=275708&TD=5496033のおまけっていうか、元々2枚セットだったのにこっち上げてなかったテヘペロリン
オサハタ
MAIKING今年のハロウィンはバトラーズでいきたいんだけど服が分からん過ぎて詰んでる。まぁ……、顔だけそれなりに描いておけば勿体ない精神で明後日くらいの私が何とか頑張るんじゃないかな……知らんけど。オサハタ
DOODLE付き合ってまだそれほど経ってない半サギョがいちゃっとしてる。with you 色付いた銀杏の葉が散り始めた。
場所によっては初霜や初雪もあったようだ。
あんなに眩しかった真夏の太陽も、今は薄明るいだけ。
季節を問わず帰路はだいたい明け方、一日の中で最も気温の低い時間帯。
食料を買う為に寄った二十四時間開いているスーパーマーケットは、人もまばらで冷蔵冷凍食品の扱いも当然あるから更に肌寒い。
開けていた上着の前を閉めながら、特にこれといった考えもなく、思うまま、籠に入れていったのは葉野菜、根菜、きのこ、肉、などなど。
然程大きくない買い物袋いっぱいの食材を下げて、少し歩いて着いた寮の前。
「あ」
「あ」
向こう側──実家の方向だ──からやってきた先輩と目が合った。
お互いが次に視線を移したのはそれぞれが持っているもの。
832場所によっては初霜や初雪もあったようだ。
あんなに眩しかった真夏の太陽も、今は薄明るいだけ。
季節を問わず帰路はだいたい明け方、一日の中で最も気温の低い時間帯。
食料を買う為に寄った二十四時間開いているスーパーマーケットは、人もまばらで冷蔵冷凍食品の扱いも当然あるから更に肌寒い。
開けていた上着の前を閉めながら、特にこれといった考えもなく、思うまま、籠に入れていったのは葉野菜、根菜、きのこ、肉、などなど。
然程大きくない買い物袋いっぱいの食材を下げて、少し歩いて着いた寮の前。
「あ」
「あ」
向こう側──実家の方向だ──からやってきた先輩と目が合った。
お互いが次に視線を移したのはそれぞれが持っているもの。
オサハタ
DOODLEThis life is for you命を捨てる。
命を賭す。
その違いは何処にある?
と、サギョウに聞いた。
サギョウは、銃を調整する手を、一瞬だけ止めてから
「例えばですけどね──」
と、語り始めた。
その横顔は微笑んでいる。
「あなたのせいで死ぬのが、命を捨てること。
だけど、あなたの為に死んだのなら、それは命を賭した。
って、感じかな?」
銃をケースに仕舞い、伸ばされたサギョウの手。
あたたかく、力強い。
「責任重大だな」
掴んだ手を引いて近付けた瞳は明るく眩しい。
「そうですよ?
──お互いにね?」
最後の言葉に俺は笑って、それから、緑色の髪の毛先を撫でた。
「──では今夜も向かおうか、魔都へ」
「ええ──またお会いしましょう、互いが互いのままで」
人成らざる者が行き交う常闇の街。
434命を賭す。
その違いは何処にある?
と、サギョウに聞いた。
サギョウは、銃を調整する手を、一瞬だけ止めてから
「例えばですけどね──」
と、語り始めた。
その横顔は微笑んでいる。
「あなたのせいで死ぬのが、命を捨てること。
だけど、あなたの為に死んだのなら、それは命を賭した。
って、感じかな?」
銃をケースに仕舞い、伸ばされたサギョウの手。
あたたかく、力強い。
「責任重大だな」
掴んだ手を引いて近付けた瞳は明るく眩しい。
「そうですよ?
──お互いにね?」
最後の言葉に俺は笑って、それから、緑色の髪の毛先を撫でた。
「──では今夜も向かおうか、魔都へ」
「ええ──またお会いしましょう、互いが互いのままで」
人成らざる者が行き交う常闇の街。
オサハタ
BLANKひとコマだけほんのり致してるのでワンクッション。でもIQが2で描いたものには変わりないです(♡喘ぎと濁点喘ぎはあります。)半田くんのことを普段は好きって言えてないサギョウくんの半サギョ。(なんとなく、半田くんは逆な気がする(※個人の見解です))
オサハタ
BLANKhttps://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=275708&TD=5409393↑の続きみたいなもの。
あの制服に内ポケがあるかどうかは分かりませんのですけれども……
オサハタ
CAN’T MAKE出ない本の表紙だけを描く遊び。この本は多分、初めての本気の恋に戸惑い、悩み、未知のもの故に後退りする半田くんを、サギョウくんが引っ張って「怖くないですよ、ほら」って、言うような、なんか、そういうノリの、こそばゆくもウワー!//////ってなる本なんじゃないかな……知らんけど……フゥ……
オサハタ
MEMO付き合ってる半サギョで、サギョウくんの部屋の合鍵持ってる時空の半田くんの半サギョ(補足:主催も別に騙したわけじゃないと思う、結果的にそうなっただけで。)
帰る場所 唐突に鳴った電話、取った相手はサギョウ。
どうした? と聞くより早く向こうから話が始まった。
『いやもう参っちゃいましたよ』
周囲の喧騒からして居るのは繁華街だと窺い知れる。
『同期会だって聞いてたから行ったのに──』
そうだな、俺もそう聞いていた。
『なんか、指定の店に着いたら知らない人も何人か居て〜──』
サギョウは走っているのだろう、弾んだ息遣いが声に混じる。
『何のことはない、蓋を開けたら合コンだったんで、適当な口実でっち上げてシンヨコに帰ってきたとこです〜』
そうだと知っていたら行かなかったのに、と零すサギョウに、それは大変だったなと応えたら、
『いや僕は別にいいんですけどねぇ』
と、続いた言葉はため息混じり。
983どうした? と聞くより早く向こうから話が始まった。
『いやもう参っちゃいましたよ』
周囲の喧騒からして居るのは繁華街だと窺い知れる。
『同期会だって聞いてたから行ったのに──』
そうだな、俺もそう聞いていた。
『なんか、指定の店に着いたら知らない人も何人か居て〜──』
サギョウは走っているのだろう、弾んだ息遣いが声に混じる。
『何のことはない、蓋を開けたら合コンだったんで、適当な口実でっち上げてシンヨコに帰ってきたとこです〜』
そうだと知っていたら行かなかったのに、と零すサギョウに、それは大変だったなと応えたら、
『いや僕は別にいいんですけどねぇ』
と、続いた言葉はため息混じり。
オサハタ
MEMObreath「……はあぁぁぁー〜……」
盛大なため息に、俺は背筋が凍りついた。
今は、いわゆる事の最中。
座った上に乗せて繋がった身体。
揺すりながらでも、口付けるのも抱きしめるのも容易なこの体勢は気に入っていて、今も例外なく首に腕を回してもたれてきたサギョウの熱に溺れて、いた、のに──
俺の肩に顎を乗せたサギョウの、深い深いため息で、体温が下がった、気がする。
俺のやり方が悪いのか?
この体勢に不満があるのか?
そもそも行為に乗り気ではなかったのか?
昂ぶりからとは違う冷や汗が湧くのを自覚しながら思案する間も、途切れていなかった、長い、ため息、が──
「……っ、き、もち……ぃいー〜……」
と、続いて──
一瞬の思考停止ののちに、理解したのは、頭よりも身体の方が、早かった。
912盛大なため息に、俺は背筋が凍りついた。
今は、いわゆる事の最中。
座った上に乗せて繋がった身体。
揺すりながらでも、口付けるのも抱きしめるのも容易なこの体勢は気に入っていて、今も例外なく首に腕を回してもたれてきたサギョウの熱に溺れて、いた、のに──
俺の肩に顎を乗せたサギョウの、深い深いため息で、体温が下がった、気がする。
俺のやり方が悪いのか?
この体勢に不満があるのか?
そもそも行為に乗り気ではなかったのか?
昂ぶりからとは違う冷や汗が湧くのを自覚しながら思案する間も、途切れていなかった、長い、ため息、が──
「……っ、き、もち……ぃいー〜……」
と、続いて──
一瞬の思考停止ののちに、理解したのは、頭よりも身体の方が、早かった。
オサハタ
PROGRESS作業再開。①は
https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=275708&TD=4104642
②は
https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=275708&TD=4246140
そしてこれ↓が③
……続き書けるかな……不安しかない……
(↑まで朝書いてそれ以降夜になっても一文字も進まなかったので泣いてる 3
オサハタ
DOODLE付き合ってる半サギョが眠るだけの話。約束は暁に「うーわー……もう駄目っぽぉーおいぃぃー……」
「何が」
食事を終えて風呂に入りそして上がってくるなり俺にもたれてきたサギョウの目はほとんど開いていない。
「ねむー……ぅいー……」
「そうだろうな」
半乾きどころかびしょ濡れのままの髪。頭に乗っているタオル越しに撫で回すとこっちの顔にまで水滴が飛んできた。
「あばばばば、揺れる揺れる〜」
「ここのところ忙しかったからな」
「そんでー、明日は普段よりはー、遅くから勤務なのにー、もう眠いー……」
「髪を乾かすまで待て」
「うぃー……」
ドライヤーを手に戻ると、前方を見つめているサギョウの目はぼんやりとしつつ、しかし眉間には皺が寄っていた。
「何を怒っている」
「あー……自分の──不甲斐なさ?」
1611「何が」
食事を終えて風呂に入りそして上がってくるなり俺にもたれてきたサギョウの目はほとんど開いていない。
「ねむー……ぅいー……」
「そうだろうな」
半乾きどころかびしょ濡れのままの髪。頭に乗っているタオル越しに撫で回すとこっちの顔にまで水滴が飛んできた。
「あばばばば、揺れる揺れる〜」
「ここのところ忙しかったからな」
「そんでー、明日は普段よりはー、遅くから勤務なのにー、もう眠いー……」
「髪を乾かすまで待て」
「うぃー……」
ドライヤーを手に戻ると、前方を見つめているサギョウの目はぼんやりとしつつ、しかし眉間には皺が寄っていた。
「何を怒っている」
「あー……自分の──不甲斐なさ?」
オサハタ
MOURNINGSkew linesのセルフカバーでhttps://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=275708&TD=5378067
の続き。
本文の中ではさらっと流しちゃったけど盛り込めばよかったね。っていうものが後から後から湧いてくるので困る。ほんとに妄想の瞬発力がない、つらい。でも思いついたから今更遅かろうとも描く、私が見たい!ので!!!!
※サくんの額当ての左上ナゾ。
オサハタ
MEMO(過去のもの)ぽつぽつ描いてた、繋がってないようで繋がってる両片想いのモノたちで、この後きちんと結末まで描いてまとめたいと思っているので、忘れないように迷子にならないように自分用に置いておく備忘録的なもの。 7オサハタ
PAST2021/01/09Twitterに反応貰ったので懐かしくてこっちにも持ってきた。
今見ると色々恥ずかしいけどもすげー頑張って描いたなぁっていう思い出もあるので。
元ツイ↓
https://twitter.com/osahata_p/status/1347915771674939392 7
オサハタ
DOODLEhttps://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=275708&TD=5248265の続き
Knights of Night⑩「いやの、初めて訪れた街ゆえ、彷徨っているときに──」
「ちょっと待て」
呑気にへらへらしてる吸血鬼に僕は口を挟んだ。
「その前に、お前の名前も一応聞かせろよ」
「朕の名?」
街を一望できる丘の上、遠くの空は夜と朝の混じった色をしている。
「聞いてどうするのじゃ?」
「どうもしないよ、ただなんか──不公平な気がするだけだ」
「ほぅ、それもそうじゃの」
こっちは名乗った、わけじゃないのもあるけど知られてる、それを引き合いに出すと相手はあっさり頷いた。
けど──
「朕の名は──…………む? おかしいのぅ……は! そうか!」
「なんだよ?」
ひとしきり首を傾げて、それからピンときた風に人差し指を立てる──また鼻につく大仰な仕草で──
1026「ちょっと待て」
呑気にへらへらしてる吸血鬼に僕は口を挟んだ。
「その前に、お前の名前も一応聞かせろよ」
「朕の名?」
街を一望できる丘の上、遠くの空は夜と朝の混じった色をしている。
「聞いてどうするのじゃ?」
「どうもしないよ、ただなんか──不公平な気がするだけだ」
「ほぅ、それもそうじゃの」
こっちは名乗った、わけじゃないのもあるけど知られてる、それを引き合いに出すと相手はあっさり頷いた。
けど──
「朕の名は──…………む? おかしいのぅ……は! そうか!」
「なんだよ?」
ひとしきり首を傾げて、それからピンときた風に人差し指を立てる──また鼻につく大仰な仕草で──