sazanka_1031
DONEフォロワーさんのお誕生日を祝して贈らせていただくシルデュ短編小説です!お誕生日おめでとうございます!!
※特殊表現があります。ご覧になる際は注意書きをよくお読みください。
※画面は開発中のものであり、当日までは修正等を行う可能性があります。 13109
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PASTキスから始まるシルデュの話?長編小説を書こうとして頓挫し、ずっと出し損ねていた小説の一話目を蔵出ししています。あっさり、短め(5000字程度)です。
はじまりのキス※長編小説を書こうとして頓挫し、ずっと出し損ねていた小説の一話目です。単体でも読めるので、投稿しています。
※監督生♂がデュースの友人としています。ちょっとだけ喋ります。
↓
キスをされた。
きっかけは、よく分からない。運動場の片隅で、他愛ない話をしていたと思う。そしたらいきなり、キスをされたんだ。……シルバー先輩に。
「俺のことも、少しは見ろ」
シルバー先輩はそんなことを言って、拗ねたようにそっぽを向いた。……え? ぼ、僕、今、先輩とキス、しちゃったのか?
「し、失礼しますっ!」
居ても立ってもいられなくなって、その場から慌てて逃げおおせる。その僕の行動にシルバー先輩が後ろでどんな顔をしていたのかは、まだ知らないままだった。
5277※監督生♂がデュースの友人としています。ちょっとだけ喋ります。
↓
キスをされた。
きっかけは、よく分からない。運動場の片隅で、他愛ない話をしていたと思う。そしたらいきなり、キスをされたんだ。……シルバー先輩に。
「俺のことも、少しは見ろ」
シルバー先輩はそんなことを言って、拗ねたようにそっぽを向いた。……え? ぼ、僕、今、先輩とキス、しちゃったのか?
「し、失礼しますっ!」
居ても立ってもいられなくなって、その場から慌てて逃げおおせる。その僕の行動にシルバー先輩が後ろでどんな顔をしていたのかは、まだ知らないままだった。
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MEMO『寒い雪の夜、待ち合わせに大遅刻するデュースをシルバーがただ待つ話』【SS】待ちぼうけ*注意書き
・成人後設定(デュースが夢を叶え、警察官になっています。)
大丈夫な方はどうぞ↓
雪の降る夜のこと。18時に待ち合わせをしようと約束した時計の針は、もう19時半を指している。
はあ、と白くなる息を吐くと、それはたちまち夜空に消えていく。いつの間にかコートも肌も、空気に触れて冷たくなっていた。
スマートフォンを取り出し、メッセージの羅列を確認する。
待ち合わせ場所についてから、10分後に送ったメッセージ。
『今、どこにいる?』
30分後に送ったメッセージ。
『何かあったのか?』
1時間後にかけてみた通話の、応答なしの文字。
『待っている』
直後に送ろうとして、やめたメッセージ。
デュースは、警察官の仕事を終えてから来ると言っていた。仕事で何かトラブルがあったのならこれ以上連絡をするのも迷惑だろうと、それ以上のことはしていない。
3074・成人後設定(デュースが夢を叶え、警察官になっています。)
大丈夫な方はどうぞ↓
雪の降る夜のこと。18時に待ち合わせをしようと約束した時計の針は、もう19時半を指している。
はあ、と白くなる息を吐くと、それはたちまち夜空に消えていく。いつの間にかコートも肌も、空気に触れて冷たくなっていた。
スマートフォンを取り出し、メッセージの羅列を確認する。
待ち合わせ場所についてから、10分後に送ったメッセージ。
『今、どこにいる?』
30分後に送ったメッセージ。
『何かあったのか?』
1時間後にかけてみた通話の、応答なしの文字。
『待っている』
直後に送ろうとして、やめたメッセージ。
デュースは、警察官の仕事を終えてから来ると言っていた。仕事で何かトラブルがあったのならこれ以上連絡をするのも迷惑だろうと、それ以上のことはしていない。
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PAST前唐突に晒したSS。シルデュがお互い運命じゃないけどそれでもお互いがいいって思う話。【SS】お前の運命は俺じゃない【シルデュ】「……すいません、愚痴ばかり言って。ちょっと、不安になっちゃってたみたいです。やっぱり、僕は先輩とは釣り合わないっていうか、運命……とか、お似合いじゃない、って、どうにも悪い方にばっかり考えてしまって……」
ダメですよね、と誤魔化すように笑うと、シルバー先輩の手に、強く腕を掴まれた。その表情を見た瞬間、僕は驚いた。だって、その目には、見たことのないもの……涙が浮かんでいたから。
「お前は、……お前は、いつもそうだ」
「……え?」
「きっと自分は運命の相手じゃないと悩んでいるのも、もっと傍にいたいと願ってしまうのも、いつか離れる日を考えて、それに涙しているのも、お前は、自分だけだ、自分ばかりだと思っているだろう……っ!!」
1063ダメですよね、と誤魔化すように笑うと、シルバー先輩の手に、強く腕を掴まれた。その表情を見た瞬間、僕は驚いた。だって、その目には、見たことのないもの……涙が浮かんでいたから。
「お前は、……お前は、いつもそうだ」
「……え?」
「きっと自分は運命の相手じゃないと悩んでいるのも、もっと傍にいたいと願ってしまうのも、いつか離れる日を考えて、それに涙しているのも、お前は、自分だけだ、自分ばかりだと思っているだろう……っ!!」