ON6s2
SPUR ME獅子楽時代を捏造したちとたち未満の話。1年の夏合宿的な感じで。
わちゃわちゃしてるのっていいよね。
DAY3までの予定何だけど、
書き終わらせる気がしない……
ので、とりあえずここにぽいしとく。
DAY1Day.1
獅子楽時代捏造
獅子楽中テニス部の面々は呆然と立ち尽くしていた。目の前にある宿が、お化け屋敷か?と思えるような雰囲気を醸し出していたからだ。このお化け屋敷が、今日から始まる強化合宿で泊まる宿という事実を受け入れるのにたっぷり時間を要していた。
「絶対出るばい……」
「郷本は俺らが嫌いやっとよ……」
「怖い話したら盛り上がりそうたい」
「蜘蛛ば出たらどぎゃんしよ〜」
「空気ば読めん二馬鹿は黙っときなっせ」
遠足気分で楽しみにしていた合宿。寝食をするために提供された目の前の宿は何度見ても、全員の顔を引き攣らせた。宿は鬱蒼とした草木に囲まれ、晴れているのになんだか仄暗い。白かっただろう壁は茶色に変色し、所々苔が生えて年季を感じる。筆文字で書かれた木の看板が雰囲気を助長していた。
11553獅子楽時代捏造
獅子楽中テニス部の面々は呆然と立ち尽くしていた。目の前にある宿が、お化け屋敷か?と思えるような雰囲気を醸し出していたからだ。このお化け屋敷が、今日から始まる強化合宿で泊まる宿という事実を受け入れるのにたっぷり時間を要していた。
「絶対出るばい……」
「郷本は俺らが嫌いやっとよ……」
「怖い話したら盛り上がりそうたい」
「蜘蛛ば出たらどぎゃんしよ〜」
「空気ば読めん二馬鹿は黙っときなっせ」
遠足気分で楽しみにしていた合宿。寝食をするために提供された目の前の宿は何度見ても、全員の顔を引き攣らせた。宿は鬱蒼とした草木に囲まれ、晴れているのになんだか仄暗い。白かっただろう壁は茶色に変色し、所々苔が生えて年季を感じる。筆文字で書かれた木の看板が雰囲気を助長していた。
k_r88986
PROGRESS浪漫書きかけ「こちらへ」
深みのある色の木材が使われた立派な造りの廊下を歩き、先導役に促されてある一室へ入る。陽の光が良く入る大きな窓には重そうな生地の飾りがついていた。やはり戦時中とあっても、軍の中心部にはそれ相応の品格が求められるらしい。それともあらゆる嗜好品が規制されたこの状況では、部屋を飾りつけることでしか楽しみを見出せないのだろうか。
正面の丸テーブルには年かさの男が座っている。身にまとっているのは、前線にしかいたことのない自分は見たこともない階級の高そうな軍服だ。
「よく来てくれたね。橘一等兵」
「失礼致します」
促されて向かいの椅子に腰掛ける。人当たりの良いにこやかな笑顔には歴戦の経験が透けて見えるような迫力がある。背後の扉は両脇を警備兵で固めており、前後からの威圧感は緊張感を増すには十分だった。
1929深みのある色の木材が使われた立派な造りの廊下を歩き、先導役に促されてある一室へ入る。陽の光が良く入る大きな窓には重そうな生地の飾りがついていた。やはり戦時中とあっても、軍の中心部にはそれ相応の品格が求められるらしい。それともあらゆる嗜好品が規制されたこの状況では、部屋を飾りつけることでしか楽しみを見出せないのだろうか。
正面の丸テーブルには年かさの男が座っている。身にまとっているのは、前線にしかいたことのない自分は見たこともない階級の高そうな軍服だ。
「よく来てくれたね。橘一等兵」
「失礼致します」
促されて向かいの椅子に腰掛ける。人当たりの良いにこやかな笑顔には歴戦の経験が透けて見えるような迫力がある。背後の扉は両脇を警備兵で固めており、前後からの威圧感は緊張感を増すには十分だった。
k_r88986
PAST千歳に乳首開発されたせいで服に擦れると少し違和感を感じるようになってしまった橘さんが苦肉の策として乳首に絆創膏を貼って運動していることが千歳にバレてしまい絆創膏の上から乳首をカリカリされ身をよじらせて快楽から逃げる回のちとたちちとたち短文⑤「あ、おい!やめ…!」
静止の声も虚しく、両手を膝で抑えられ抵抗できない橘の服が一気に首元までまくり上げられた。
橘の胸元に貼られた2枚の絆創膏を見て千歳が沈黙したのもつかの間、「桔平…」と呟いて上げた顔にはありありと興奮が現れていた。のしかかられた橘は羞恥心半分苛立ち半分でその期待した表情から目を逸らす。
乳首へ絆創膏を貼ることが恥ずかしいとは思わない。練習中もチリチリと感じる違和感は、テニスへ集中するために排除すべきものだ。怪我で痛む足をテーピングするのと同じ理屈で橘はそれに対応した。だからなんら恥じることはないはずなのだが、いかんせんその原因がかなり不埒な行為に基づいていることや絆創膏の貼られた胸をまるで卑猥なもののように鼻息荒く見つめる親友のせいで羞恥心が掻き立てられる。
1194静止の声も虚しく、両手を膝で抑えられ抵抗できない橘の服が一気に首元までまくり上げられた。
橘の胸元に貼られた2枚の絆創膏を見て千歳が沈黙したのもつかの間、「桔平…」と呟いて上げた顔にはありありと興奮が現れていた。のしかかられた橘は羞恥心半分苛立ち半分でその期待した表情から目を逸らす。
乳首へ絆創膏を貼ることが恥ずかしいとは思わない。練習中もチリチリと感じる違和感は、テニスへ集中するために排除すべきものだ。怪我で痛む足をテーピングするのと同じ理屈で橘はそれに対応した。だからなんら恥じることはないはずなのだが、いかんせんその原因がかなり不埒な行為に基づいていることや絆創膏の貼られた胸をまるで卑猥なもののように鼻息荒く見つめる親友のせいで羞恥心が掻き立てられる。
k_r88986
PAST千歳に無意識言葉責めして欲しいちとたち短文④天気の良い休日。午前中に軽い買い物を終えた千歳と橘は、千歳の家でテレビを見ていた。寝っ転がった千歳をソファ代わりに容赦なく寄りかかっていた橘は、千歳の手がそろりと服の裾へ入り込んできたのに気づいた。
橘は特に構わず画面を見ていると、千歳の手は脇腹を通り腹へたどり着いた。ぐっと、腹のある一点を手のひらで押してくる。
「…なんね、くすぐったか」
「ん〜」
返ってきたのは気の抜けたような返事だったが、素肌を滑る手には明らかに別の意図があるように思える。どことなく行為を連想させるような動きに、橘は息を詰めた。
「千歳、やめんね」
「…やだ」
手が回っているのと反対の脇腹に、千歳が顔を押し付ける。空いていた腕も橘のウエストに回り抱きつくような姿勢になった。
1820橘は特に構わず画面を見ていると、千歳の手は脇腹を通り腹へたどり着いた。ぐっと、腹のある一点を手のひらで押してくる。
「…なんね、くすぐったか」
「ん〜」
返ってきたのは気の抜けたような返事だったが、素肌を滑る手には明らかに別の意図があるように思える。どことなく行為を連想させるような動きに、橘は息を詰めた。
「千歳、やめんね」
「…やだ」
手が回っているのと反対の脇腹に、千歳が顔を押し付ける。空いていた腕も橘のウエストに回り抱きつくような姿勢になった。
k_r88986
PAST最初は抑えるか苦しそうな声しか出なかった橘さんが回数重ねていくうちにちゃんと千歳を煽れるくらい煽情的な声を出せるようになってたらいいなちとたち短文③「っう、ん〜〜っ!!そこっ、あっ!!」
「…よか声出すようになったばい、桔平」
何を、と聞き返そうとした声は千歳が押し込んだ剛直によって意味の無い音になってしまった。
「はじめはあぎゃん辛そうな声出しとったんに…」
肩で息をする橘は、なんとなく千歳の言いたいことを理解した。さっき出したような、その、いわゆる、喘ぎ声の話だろうか。
「な…に、あ、言っとっと…っ!!」
確かに初めての頃よりも随分千歳を受け入れられるようになったし、快感も上手く拾えるようになった。それは別に俺が変わった訳でなく、千歳が俺の体をそういう風に変えただけだろう。橘はまるで自分がいやらしい人間だと言われているようだと感じて、すこし憤慨した。
1178「…よか声出すようになったばい、桔平」
何を、と聞き返そうとした声は千歳が押し込んだ剛直によって意味の無い音になってしまった。
「はじめはあぎゃん辛そうな声出しとったんに…」
肩で息をする橘は、なんとなく千歳の言いたいことを理解した。さっき出したような、その、いわゆる、喘ぎ声の話だろうか。
「な…に、あ、言っとっと…っ!!」
確かに初めての頃よりも随分千歳を受け入れられるようになったし、快感も上手く拾えるようになった。それは別に俺が変わった訳でなく、千歳が俺の体をそういう風に変えただけだろう。橘はまるで自分がいやらしい人間だと言われているようだと感じて、すこし憤慨した。
k_r88986
PAST結腸攻めちとたち短文②「ここん奥、どうなっとっと?」
「ああ…?」
千歳が突拍子もないことを言うのはよくあることだが、流石に脳の理解が追いつかなかった。
たった今、体を重ねている真っ最中だ。なんなら入っている。ただでさえでかい奴のさらにでかいブツが。
橘はといえば必死に肩で息をして快感と羞恥の波にさらわれぬよう、シーツにしがみついていたところだ。
「ここの、奥」
ぐっと重心を傾けられると、中のそれがさらに深くへ入り込もうとする。驚きで忘れていた快感が襲いかかってきた。
「うあっ!?おい!あ、ちょ…っんん!!」
「これ、もっと深く入りそうたい…」
上から覆いかぶさっている千歳の汗が、ぱたりと橘の首筋へ落ちる。本人だってそれどころではなさそうな状況だというのに、どうやら好奇心のスイッチが入ってしまったらしい。
1448「ああ…?」
千歳が突拍子もないことを言うのはよくあることだが、流石に脳の理解が追いつかなかった。
たった今、体を重ねている真っ最中だ。なんなら入っている。ただでさえでかい奴のさらにでかいブツが。
橘はといえば必死に肩で息をして快感と羞恥の波にさらわれぬよう、シーツにしがみついていたところだ。
「ここの、奥」
ぐっと重心を傾けられると、中のそれがさらに深くへ入り込もうとする。驚きで忘れていた快感が襲いかかってきた。
「うあっ!?おい!あ、ちょ…っんん!!」
「これ、もっと深く入りそうたい…」
上から覆いかぶさっている千歳の汗が、ぱたりと橘の首筋へ落ちる。本人だってそれどころではなさそうな状況だというのに、どうやら好奇心のスイッチが入ってしまったらしい。
k_r88986
PAST橘の表情に興奮する千歳ちとたち短文①「…気持ち良さそうな顔しとるね、桔平」
「っ…はぁ?」
空気を読まずに眉をしかめてしまった。しかし無理もない。
橘は今、腹の中で蠢く指が作り出すとてつもない違和感を必死に堪えていたところなのだ。
指を突っ込んでいる張本人は雰囲気をぶち壊すような橘の言葉が聞こえていないかのような顔をしている。
「今はまだ分からんだけばい。あと…1分もかからん」
「なにが…おい!」
千歳の顔を取り巻くように、空中がきらきらと輝いている。この野郎、こんな時に才気を使うな。
この会話の間も依然として千歳の指は体内を弄り回しており、時々苦しさに似た感覚が橘を襲う。
「なあ…っ、なにが、分かるんだよ…」
「もうちょっと…」
こいつはまた好奇心に任せて考え無しに行動しているだけなんじゃないのか。自分でやるならともかく人の体で実験されてはかなわない。痺れを切らした橘が一旦抜けと言おうとした時。
716「っ…はぁ?」
空気を読まずに眉をしかめてしまった。しかし無理もない。
橘は今、腹の中で蠢く指が作り出すとてつもない違和感を必死に堪えていたところなのだ。
指を突っ込んでいる張本人は雰囲気をぶち壊すような橘の言葉が聞こえていないかのような顔をしている。
「今はまだ分からんだけばい。あと…1分もかからん」
「なにが…おい!」
千歳の顔を取り巻くように、空中がきらきらと輝いている。この野郎、こんな時に才気を使うな。
この会話の間も依然として千歳の指は体内を弄り回しており、時々苦しさに似た感覚が橘を襲う。
「なあ…っ、なにが、分かるんだよ…」
「もうちょっと…」
こいつはまた好奇心に任せて考え無しに行動しているだけなんじゃないのか。自分でやるならともかく人の体で実験されてはかなわない。痺れを切らした橘が一旦抜けと言おうとした時。
ON6s2
CAN’T MAKEちとたち小説!映画館でいかがわしいことしてます。そんなにテニプリ詳しくないけど、この2人の関係性があまりにも好きすぎて……。2人のことだけめちゃくちゃ調べたし、アニメ見ました。この後、トイレの個室に連行される橘さん書くか悩んだ結果、とりあえずポイピクへ〜。 3222
囚われRabbits
TRAINING22/03/24......九州二翼(BL)二号の持ってる千歳へのイメージがあまりにも悪すぎるとは思います。
治安の悪いカップル好きなんです……。
性格悪い男注意です、大学生ちとたち 2441
囚われRabbits
TRAINING22/3/23_九州二翼大人なちとたち
どんな苦情も受け付けておりません。
あと、大抵の方言は何となくかけますが、九州弁は全然わからんとです。
爪先を溶かす 雪解けの春、三月。もう時期新芽が生え揃う穏やかな気候は、大型低気圧の影響か崩れるに崩れザアザアと連日雨が降り続いていた。雨霰、増して雪。雪解けなど、春告など忘れたかの様に積もっていく。橘桔平は、大きな窓からそれをぼうっと眺めていた。
部屋の中から見える漆黒と揺れる牡丹雪。稼働音を鳴らしながらも、外気の低さからちっとも温まらないエアコンの風……。何が特にある訳でもないが、漆黒の闇が不動峰のジャージを思わせた。あの輝かしくも熱いあの日々は、大人になった今になっても忘れることの無い永遠だと橘は思う。
「桔平、寒かけんカーテン」
「千歳帰ってきとったんか、悪か」
さっきまで、確かに一人きりだったのに気配の一つもなく現れた千歳千里に橘は驚きの一つも見せずに言った。長年の付き合い、とも言えるし橘にとっても千歳にとってもこのなんとも言えない距離感こそが日常でもある。
1570部屋の中から見える漆黒と揺れる牡丹雪。稼働音を鳴らしながらも、外気の低さからちっとも温まらないエアコンの風……。何が特にある訳でもないが、漆黒の闇が不動峰のジャージを思わせた。あの輝かしくも熱いあの日々は、大人になった今になっても忘れることの無い永遠だと橘は思う。
「桔平、寒かけんカーテン」
「千歳帰ってきとったんか、悪か」
さっきまで、確かに一人きりだったのに気配の一つもなく現れた千歳千里に橘は驚きの一つも見せずに言った。長年の付き合い、とも言えるし橘にとっても千歳にとってもこのなんとも言えない距離感こそが日常でもある。