Kaiser
DOODLE凪茨【web补档】是那什么围裙,早就想画了XD
大概是杀手AU
凪砂出差回来听说茨的任务刚刚结束,于是他满怀期待地代替纯去接应茨,纯说茨还叮嘱了带一套干净衣服,没想到等待他的竟是......
一顿豪华宵夜! 3
jerkin0130
DONEゆうなんさん(@Hobby_yunann )のイラストを元にお話しを書かせていただきました!(https://twitter.com/Hobby_yunann/status/1533828414859546624)
メインは🍫🍮ですが、🥧と🍓も出てきます。 1651
はねた
TRAINING凪茨の可能性について考えてみました。凪砂くんも茨くんもかわいいです。
神さまのこどもたち 夜は窓ガラスの向こうにある。
ベッドがふたつと窓辺にデスクがあるきりの、無機質な部屋は蛍光灯のあかりの下しらじらとしていた。空調は暖かくもなく寒くもなく、どこか乾いて清潔な匂いがする。
ホテルの一室だった。
エデンの四人で観光地案内をと、急遽はいった遠方の仕事だった。そのため手配が追いつかなかったらしい、駅前のビジネスホテルにようやく二部屋を確保したのがつい先ほどのこと、閣下と殿下におかれましてはいまひとたびのご辛抱をと茨はしきりに恐縮していた。
日和とジュンは隣の部屋にいて、すでに寝入っているのかもの音ひとつしない。
五時間以上のロケをこなしたうえに、お風呂が箱みたいだとかベッドに手足がおさまらないだとか、日和いわくの「発見」をするたびこちらに報告をしにきていたから、さすがに疲れたのかもしれなかった。
3954ベッドがふたつと窓辺にデスクがあるきりの、無機質な部屋は蛍光灯のあかりの下しらじらとしていた。空調は暖かくもなく寒くもなく、どこか乾いて清潔な匂いがする。
ホテルの一室だった。
エデンの四人で観光地案内をと、急遽はいった遠方の仕事だった。そのため手配が追いつかなかったらしい、駅前のビジネスホテルにようやく二部屋を確保したのがつい先ほどのこと、閣下と殿下におかれましてはいまひとたびのご辛抱をと茨はしきりに恐縮していた。
日和とジュンは隣の部屋にいて、すでに寝入っているのかもの音ひとつしない。
五時間以上のロケをこなしたうえに、お風呂が箱みたいだとかベッドに手足がおさまらないだとか、日和いわくの「発見」をするたびこちらに報告をしにきていたから、さすがに疲れたのかもしれなかった。
みひろ
PROGRESS以前にアンケートを取った記憶喪失になる茨の話。そのプロローグです。
長くなりそうなのでいずれ本になると思います。
プロローグ
それは生放送中に起きた、突然のアクシデントだった。新曲の告知も含めたとある音楽番組でのこと。司会進行役のタレントとテレビ局のアナウンサー、そして他のアイドルグループもいる中「続いては今日がテレビ初披露、Edenの皆さんで──」とお決まりの定型文のような言葉を女子アナが言う。観客たちの拍手が響き、それが静まったタイミングでリハーサル通りに曲が流れた。Edenの新曲がスタジオに流れその場の空気を支配する。
彼ららしい曲調、振り付け、演出は見る者、聞く者を魅了する。明るくもどこかに誘うような日和の声、荒々しくも力強いジュンのパフォーマンス。なによりも、その声、完璧なパフォーマンス、圧倒的な存在感で全てを支配しゆくアイドルとして生まれ落ちたと言っても過言ではない男──Eden及びAdamのリーダーである凪砂。それを斜め後ろで歌って踊りながら内心で満足気にほくそ笑むのは、楽園の毒蛇にしてプロデューサー、コズミックプロダクションの副所長である茨だ。
1179それは生放送中に起きた、突然のアクシデントだった。新曲の告知も含めたとある音楽番組でのこと。司会進行役のタレントとテレビ局のアナウンサー、そして他のアイドルグループもいる中「続いては今日がテレビ初披露、Edenの皆さんで──」とお決まりの定型文のような言葉を女子アナが言う。観客たちの拍手が響き、それが静まったタイミングでリハーサル通りに曲が流れた。Edenの新曲がスタジオに流れその場の空気を支配する。
彼ららしい曲調、振り付け、演出は見る者、聞く者を魅了する。明るくもどこかに誘うような日和の声、荒々しくも力強いジュンのパフォーマンス。なによりも、その声、完璧なパフォーマンス、圧倒的な存在感で全てを支配しゆくアイドルとして生まれ落ちたと言っても過言ではない男──Eden及びAdamのリーダーである凪砂。それを斜め後ろで歌って踊りながら内心で満足気にほくそ笑むのは、楽園の毒蛇にしてプロデューサー、コズミックプロダクションの副所長である茨だ。
みひろ
DONEギィ凪×上司刑事茨ドラマティカのビジュアルと役柄に滾った刑事もの大好き人間が熱に浮かされながら書きなぐりました。
ギィの一人称二人称わからんので凪砂に寄せてますがドラマティカの公演が始まったら修正してpixivに投下します。
気持ちR15、R18は別であげる予定です😎
利害の果て「最近、君から受ける依頼と対価が少しばかり見合わないと思うんだよね」
とあるバーのVIP専用の個室。
ふと思い立ったように男が言った。サングラス越しに頬杖をつきながら目の前の男を見据える瞳は何を考えているのかわからない。『対価』=『情報提供料』であることは明白ではある。その男の視線の先の男──刑事である男はもらった資料を黙々と見ていたがその言葉で視線を上げた。
「見合わない、と申されましても。依頼段階で提示した上で受けたのはあなたの方ではありませんか」
「まあ、それはそうなんだけど。君がお得意さんだからいいかなぁ……て。でもやっぱり、こっちが危ない橋を渡りそうでね。今回なんて、そちらが抱えている諜報員以上を求めてきたんだから当然見合わないと思うけど?」
3319とあるバーのVIP専用の個室。
ふと思い立ったように男が言った。サングラス越しに頬杖をつきながら目の前の男を見据える瞳は何を考えているのかわからない。『対価』=『情報提供料』であることは明白ではある。その男の視線の先の男──刑事である男はもらった資料を黙々と見ていたがその言葉で視線を上げた。
「見合わない、と申されましても。依頼段階で提示した上で受けたのはあなたの方ではありませんか」
「まあ、それはそうなんだけど。君がお得意さんだからいいかなぁ……て。でもやっぱり、こっちが危ない橋を渡りそうでね。今回なんて、そちらが抱えている諜報員以上を求めてきたんだから当然見合わないと思うけど?」
夏の麺
MOURNING凪茨です凪砂の髪のメンテナンスを行う茨が見たくて途中まで書いてみました。手でトリートメント馴染ませながら丁寧にクシで長い髪を梳かしたりして欲しいな…
そこまでたどり着きませんでしたがいずれ続きを完成させたいです。 777
koutya_nomitai2
DONE地獄の身内アミダで引いてしまいました、初の凪茨です。某魔法学校とのクロスオーバーというか設定をお借りしています。
ひとりもそのキャラはでてきませんが設定事態はそのままつかっていますのでご注意ください。 3234
みひろ
PROGRESS7月に出す予定の小説新刊『愛しい君に贈る花』の書き下ろし2本の進捗pixivに上げていたオメガバースシリーズを本にします。
書き下ろしはまだちあ編と凪茨編です。
まだちあ編『番になる話』
凪茨編『結婚するしないで喧嘩した話』
書き下ろし進捗まだちあ編
ばちぃんっ!
教室内に響いたその音。割と近くで聞こえたのに遠くで聞こえたようだった。遅れてやってくるヒリヒリとした痛みに、俺は漸く、自分が叩かれたことに気付く。俺の腕を抱える敬人さんでも宗さんでもない。目の前にいる、叩いた人物に視線を向けた。肩を上下に揺らして息をし、綺麗な透き通った水色の瞳で俺を睨み上げてくる。
「ぃ、ずみ、さん……?」
「……ッとにっ。今更喰らいつきに行こうとするんじゃないよぉ、このバカ!」
ぶんっと俺を叩いた手を後方へと向けながら声を荒らげる泉さん。珍しい、とても。いや、気に入らないことがあればイライラとし、後輩いびりをしてストレス発散しているのは知っていたがここまで声を荒らげるようなタイプではない。だから、俺は思わず間抜けな声を出してしまった。
3537ばちぃんっ!
教室内に響いたその音。割と近くで聞こえたのに遠くで聞こえたようだった。遅れてやってくるヒリヒリとした痛みに、俺は漸く、自分が叩かれたことに気付く。俺の腕を抱える敬人さんでも宗さんでもない。目の前にいる、叩いた人物に視線を向けた。肩を上下に揺らして息をし、綺麗な透き通った水色の瞳で俺を睨み上げてくる。
「ぃ、ずみ、さん……?」
「……ッとにっ。今更喰らいつきに行こうとするんじゃないよぉ、このバカ!」
ぶんっと俺を叩いた手を後方へと向けながら声を荒らげる泉さん。珍しい、とても。いや、気に入らないことがあればイライラとし、後輩いびりをしてストレス発散しているのは知っていたがここまで声を荒らげるようなタイプではない。だから、俺は思わず間抜けな声を出してしまった。
hanecco3
TRAINING凪茨について考えました。神さまのこどもたち 夜は窓ガラスの向こうにある。
ベッドがふたつと窓辺にデスクがあるきりの、無機質な部屋は蛍光灯のあかりの下しらじらとしていた。空調は暖かくもなく寒くもなく、どこか乾いて清潔な匂いがする。
ホテルの一室だった。
エデンの四人で観光地案内をと、急遽はいった遠方の仕事だった。そのため手配が追いつかなかったらしい、駅前のビジネスホテルにようやく二部屋を確保したのがつい先ほどのこと、閣下と殿下におかれましてはいまひとたびのご辛抱をと茨はしきりに恐縮していた。
日和とジュンは隣の部屋にいて、すでに寝入っているのかもの音ひとつしない。
五時間以上のロケをこなしたうえに、お風呂が箱みたいだとかベッドに手足がおさまらないだとか、日和いわくの「発見」をするたびこちらに報告をしにきていたから、さすがに疲れたのかもしれなかった。
3954ベッドがふたつと窓辺にデスクがあるきりの、無機質な部屋は蛍光灯のあかりの下しらじらとしていた。空調は暖かくもなく寒くもなく、どこか乾いて清潔な匂いがする。
ホテルの一室だった。
エデンの四人で観光地案内をと、急遽はいった遠方の仕事だった。そのため手配が追いつかなかったらしい、駅前のビジネスホテルにようやく二部屋を確保したのがつい先ほどのこと、閣下と殿下におかれましてはいまひとたびのご辛抱をと茨はしきりに恐縮していた。
日和とジュンは隣の部屋にいて、すでに寝入っているのかもの音ひとつしない。
五時間以上のロケをこなしたうえに、お風呂が箱みたいだとかベッドに手足がおさまらないだとか、日和いわくの「発見」をするたびこちらに報告をしにきていたから、さすがに疲れたのかもしれなかった。
verace1511
PROGRESS5月ブリデ新刊進捗(凪茨)※しょっぱなからやってるだけ
無事に…出たら…いいな…
ゼウスの憂鬱「ひっ、ぁ……あぁッ、ん……!」
「っ、は……ぁ、茨……」
どうしてこうなってしまったのだろう
もう何度目かわからない自問を、茨は今日も繰り返している。勿論セックスの最中なので、胸の内で、だが。
「ぁっ、そこ、ばっか……んぁあ、ア……ッ!」
「ふふ、茨はここが好きだよね……とんとんしてあげると、私のに絡みついてくるよ」
「やぁっ、言わなくていい……ッあ!」
何でもできる万能神。まさにその名を欲しいままにする凪砂は、色事においても優秀で完璧だった。最初こそインターネットや文献で見聞きしたものを真似て試している素振りはあったものの、すぐに茨の体の悦いところを覚え込んでしまったのだ。
今では抵抗も逃げる事も許されず、毎度高みへと導かれてしまう。男同士のセックスなんていいものではないだろう、などとタカを括っていた自分を過去に戻れるならぶん殴ってやりたい程だ。
1653「っ、は……ぁ、茨……」
どうしてこうなってしまったのだろう
もう何度目かわからない自問を、茨は今日も繰り返している。勿論セックスの最中なので、胸の内で、だが。
「ぁっ、そこ、ばっか……んぁあ、ア……ッ!」
「ふふ、茨はここが好きだよね……とんとんしてあげると、私のに絡みついてくるよ」
「やぁっ、言わなくていい……ッあ!」
何でもできる万能神。まさにその名を欲しいままにする凪砂は、色事においても優秀で完璧だった。最初こそインターネットや文献で見聞きしたものを真似て試している素振りはあったものの、すぐに茨の体の悦いところを覚え込んでしまったのだ。
今では抵抗も逃げる事も許されず、毎度高みへと導かれてしまう。男同士のセックスなんていいものではないだろう、などとタカを括っていた自分を過去に戻れるならぶん殴ってやりたい程だ。
みひろ
DONE夜編 ※お触りがあるのでR15まだ続きます( ˇωˇ )
Evening 夜、時刻は20時くらい。
夕飯を済ませて食器を洗い終え、閣下が座って読書をしている間に自分は風呂の支度だ。洗って、湯を張るために浴室リモコンの電源を押して温度設定を見直す。大体42度~43度に設定をしてあるから余程のことで上げたり下げたりしなければ変わっていないはずだ。変わっていないことを確認してお湯はりボタンを押下すればリモコンが喋り出してお湯が出る音が聞こえる。栓もしてあるのは確認済みだから数分もすれば沸くだろう。その間に閣下の着替えとバスタオルを脱衣所に用意して、まだ寒いということも考慮し、浴室ドアの横にあるスイッチで浴室暖房を付けておく。そうして戻れば気がついた閣下が本から視線をあげてポンと自身の隣を叩いた。おいで、という仕草だ。いつもならタブレットを持ちながらなんでしょう、と行くが今日は仕事禁止令をこの人から出されているため自分の体だけで隣に腰を下ろす。
2735夕飯を済ませて食器を洗い終え、閣下が座って読書をしている間に自分は風呂の支度だ。洗って、湯を張るために浴室リモコンの電源を押して温度設定を見直す。大体42度~43度に設定をしてあるから余程のことで上げたり下げたりしなければ変わっていないはずだ。変わっていないことを確認してお湯はりボタンを押下すればリモコンが喋り出してお湯が出る音が聞こえる。栓もしてあるのは確認済みだから数分もすれば沸くだろう。その間に閣下の着替えとバスタオルを脱衣所に用意して、まだ寒いということも考慮し、浴室ドアの横にあるスイッチで浴室暖房を付けておく。そうして戻れば気がついた閣下が本から視線をあげてポンと自身の隣を叩いた。おいで、という仕草だ。いつもならタブレットを持ちながらなんでしょう、と行くが今日は仕事禁止令をこの人から出されているため自分の体だけで隣に腰を下ろす。
みひろ
DONEhttps://poipiku.com/1213840/6399414.html昼編~続き
ゲームとか漫画のネタがありますがわかる人にはわかるはず……
夜編あります!
Afternoon 午後、そろそろ15時となる頃。
午前中は何をしていたかと言えば朝食を終えて片付けをし閣下の身だしなみを整えてさて、業務連絡はどうなっているのかと端末を手に取った所でその手を閣下の手に掴まれた。
「今日はオフでしょう?」
「そうですが念のため確認を……」
「だめ。君は確認と言いながら仕事をしてしまうから、今日はこれは没収だよ」
ひょいと軽々端末を取られてしまう。いや待て、せめて今来ているメールだけでも確認させて欲しい。そう思って手を伸ばすが時は既に遅く、届かない所にあった。爪先を伸ばしても閣下が腕を上げて空振り、意地でもと閣下の肩を片手で使っても容易に逃げられる。そういった攻防を繰り返して要約時間の無駄であることを悟って、やめた。
2475午前中は何をしていたかと言えば朝食を終えて片付けをし閣下の身だしなみを整えてさて、業務連絡はどうなっているのかと端末を手に取った所でその手を閣下の手に掴まれた。
「今日はオフでしょう?」
「そうですが念のため確認を……」
「だめ。君は確認と言いながら仕事をしてしまうから、今日はこれは没収だよ」
ひょいと軽々端末を取られてしまう。いや待て、せめて今来ているメールだけでも確認させて欲しい。そう思って手を伸ばすが時は既に遅く、届かない所にあった。爪先を伸ばしても閣下が腕を上げて空振り、意地でもと閣下の肩を片手で使っても容易に逃げられる。そういった攻防を繰り返して要約時間の無駄であることを悟って、やめた。
うとき
PROGRESS【凪茨♀️・ジュン茨♀️・ひよ茨♀️】Q/Alia(クアリア)[クオリア(Qualia)]
感覚的な意識や経験のこと、また意識的・主観的に感じたり経験したりする質
──「どうなってもいい関係になりたいんです」
心の歪みから狂った関係に堕ちていく、凪砂・ジュン・日和の話。
※キャプション・更新についてはTwitterの固定ツイートを参照してください(更新途中であれば含まない可能性もあります) 3194
A3_ax3
TRAININGAdam秀越学園時代戦争映画大画面のモニターから土煙が舞う。時代を感じさせる白黒の世界、その画面の向こう側から息も絶え絶えに這い蹲る兵士が塹壕から銃を構えた。鋭い銃声が一面に鳴り響く。
敵を殲滅した兵士が生気のない目を携えたままゆっくりと立ち上がる。まわりを見渡し何かに気づく。遠くから乾いた銃声がひとつ。
それまでずっと彼を映していたカメラが、仰向けに倒れた彼の目線の先を辿るように大空を映した。皮肉なほど美しい。
ピッとエンドロールが流れる前にリモコンで消された映画は第一次世界大戦の異国の地に生まれたひとりの青年の人生を描いたものだった。リモコンを持ち上げた茨はそのつまらなそうな顔を一転させ、いつも通り貼り付いた笑顔を見せた。
「閣っ~下?んもう、レッスンの時間ですよ!ここ最近のブームは戦争映画なのでしょうが時間は平等に有限であります!ご趣味は程々にと口酸っぱくして言ってますよね!?」
1416敵を殲滅した兵士が生気のない目を携えたままゆっくりと立ち上がる。まわりを見渡し何かに気づく。遠くから乾いた銃声がひとつ。
それまでずっと彼を映していたカメラが、仰向けに倒れた彼の目線の先を辿るように大空を映した。皮肉なほど美しい。
ピッとエンドロールが流れる前にリモコンで消された映画は第一次世界大戦の異国の地に生まれたひとりの青年の人生を描いたものだった。リモコンを持ち上げた茨はそのつまらなそうな顔を一転させ、いつも通り貼り付いた笑顔を見せた。
「閣っ~下?んもう、レッスンの時間ですよ!ここ最近のブームは戦争映画なのでしょうが時間は平等に有限であります!ご趣味は程々にと口酸っぱくして言ってますよね!?」
verace1511
PROGRESS凪茨新刊の冒頭。卒業後同居中の二人新刊進捗 火照る体に冷えた水が染み渡る。長湯でのぼせかけた体が欲するがままにごくごくとそれを飲み干していると、カウンター越しに恨みがましい視線と目が合った。長湯となった原因である彼の視線はできれば気づかなかったふりをしたいが、もはやこのやり取りも日課になりつつある事からそうもいかないだろう。彼――自分の敬愛する乱凪砂はすこぶる不機嫌だ。
彼の言いたいことはなんとなくわかっている。だがそれには触れず「どうかされましたか?」と白々しくも問えば、頬の一つでも膨らましそうな凪砂が拗ねたような表情を浮かべた。
「……乾かしちゃったんだ。やってあげるっていつも言ってるのに」
「いえいえ、とんでもない! 閣下のお手を煩わせるわけにはいきません! お気持ちだけ有難く頂戴致します!」
2613彼の言いたいことはなんとなくわかっている。だがそれには触れず「どうかされましたか?」と白々しくも問えば、頬の一つでも膨らましそうな凪砂が拗ねたような表情を浮かべた。
「……乾かしちゃったんだ。やってあげるっていつも言ってるのに」
「いえいえ、とんでもない! 閣下のお手を煩わせるわけにはいきません! お気持ちだけ有難く頂戴致します!」
きみどり
DONE凪茨利き小説企画さん(@718kiki)に投稿した小説です。普段の凪茨よりも距離感近めのイチャイチャした全年齢の話はなんか自分で書いてても新鮮な気持ちになったので、楽しかったです!
時間と場所と愛情を君に「……茨、誕生日当日の予定、教えて貰えないかな?」
事務所のスタッフブログをタブレットで確認していた茨は凪砂の問いかけに顔を上げ、少し間をおいてから首を傾げる。
「誕生日……?」
「……自分の誕生日、忘れちゃった?」
「あぁ! 確認しますので、少々お待ち下さい……日中はESの共通行事として、バースデーイベント。夜は会食の招待が二つほど、ですね」
「……招待? 出席にしていないの?」
茨は基本、予定は保留にせず早い段階で決めている。既に決まっている予定を言われると思っていた凪砂はぱちくりと瞬きをし、戸惑いを露わにする。決めずに保留にしているなんて、茨にしては珍しい。
「何ですか……、その顔。出席する、で伝えると、後から断るのが大変ですし面倒なので……」
2812事務所のスタッフブログをタブレットで確認していた茨は凪砂の問いかけに顔を上げ、少し間をおいてから首を傾げる。
「誕生日……?」
「……自分の誕生日、忘れちゃった?」
「あぁ! 確認しますので、少々お待ち下さい……日中はESの共通行事として、バースデーイベント。夜は会食の招待が二つほど、ですね」
「……招待? 出席にしていないの?」
茨は基本、予定は保留にせず早い段階で決めている。既に決まっている予定を言われると思っていた凪砂はぱちくりと瞬きをし、戸惑いを露わにする。決めずに保留にしているなんて、茨にしては珍しい。
「何ですか……、その顔。出席する、で伝えると、後から断るのが大変ですし面倒なので……」
きみどり
MOURNING作品に昇華できなかった茨の誕生日ネタの凪茨を供養のつもりでAIのべりすとくんに調理してもらったら思いのほかいい感じにしてくれたので、せっかくなのでシェアします。AIのべりすとくんに調理してもらった凪茨 今日は茨の誕生日だから、茨のお願い聞いてあげるよ?と言って、凪砂は長い脚を組み直した。
「お願い、ですか……?」
唐突に言われ、何も言葉が出てこない。否、別にあれが欲しい、とか、そういう物欲はそもそも茨には無い。なぜなら、大抵のものは金さえあればどうにかなる事を知っているからだ。
「えっ、と…………閣下の残りの人生」
「……それは、茨にもう売約済み。これ、渡す時に言ったと思うんだけど、忘れちゃった?」
凪砂は自分の左手の薬指を撫で、指輪を指す。揃いの銀の指輪は茨の薬指にもある。
「……信じられない?」
「まぁ、そう、ですね……」
信用はされてるけど、信頼されていないんだね。と、悲しそうに笑う凪砂の表情に、きゅうと胸が苦しくなる。なんで自分が悪者みたいな気持ちにならなければならないんだ。おかしいだろう
2913「お願い、ですか……?」
唐突に言われ、何も言葉が出てこない。否、別にあれが欲しい、とか、そういう物欲はそもそも茨には無い。なぜなら、大抵のものは金さえあればどうにかなる事を知っているからだ。
「えっ、と…………閣下の残りの人生」
「……それは、茨にもう売約済み。これ、渡す時に言ったと思うんだけど、忘れちゃった?」
凪砂は自分の左手の薬指を撫で、指輪を指す。揃いの銀の指輪は茨の薬指にもある。
「……信じられない?」
「まぁ、そう、ですね……」
信用はされてるけど、信頼されていないんだね。と、悲しそうに笑う凪砂の表情に、きゅうと胸が苦しくなる。なんで自分が悪者みたいな気持ちにならなければならないんだ。おかしいだろう
A3_ax3
DONE凪砂くん誕生日おめでとー!🎉✨閣下を全力で祝いたい茨の小話にしようと思ったのにトンチキな方向にぶっ飛びかけた凪茨です
閣下誕生日凪砂の逞しい腕が茨の腰のあたりをぎゅうと抱きしめる。茨が着ているパジャマ代わりのライブTシャツの裾にすっぽりと頭を入れて、静かに息を吸い込んだ。ボディーソープの甘い香りの中に茨の匂いを嗅ぎつけて一息つく。可哀想に伸びきったTシャツはもう使い捨てるほかないだろう。
素肌の腹に顔をぴったりとくっつけられて、茨は落ち着かないようだ。
退避したい気持ちをじりっとした身動ぎで誤魔化せば、察しの良い最終兵器は拘束具ばりにぎゅうううっと締めつけを強めた。
腕の力強さに反して、腹を撫でる頬は幼子が母親に戯れるようにくすぐったい。こちょこちょに弱いジュンならば大爆笑してたかもしれない。……などと、茨の頭に他の男が過ぎったことすらも察した凪砂は頬を徐々に膨らませ「私は怒っているよ」という主張を腹越しに伝えた。
2116素肌の腹に顔をぴったりとくっつけられて、茨は落ち着かないようだ。
退避したい気持ちをじりっとした身動ぎで誤魔化せば、察しの良い最終兵器は拘束具ばりにぎゅうううっと締めつけを強めた。
腕の力強さに反して、腹を撫でる頬は幼子が母親に戯れるようにくすぐったい。こちょこちょに弱いジュンならば大爆笑してたかもしれない。……などと、茨の頭に他の男が過ぎったことすらも察した凪砂は頬を徐々に膨らませ「私は怒っているよ」という主張を腹越しに伝えた。