shakunage1
DONE※ジャージ衣装风息♀。芒種衣装配色ver.です。シノハラ先生(@sinohara0)にお題頂戴致しました!ありがとうございます…!!
仲の良い子達と袖口合体!むしゃぁ!ってはしゃいでいて欲しいです…w
jujukaraage
MEMOこーせん夏五♀で、実家での出産を終えてこーせんに帰ってきた二人と七と灰のゆるゆる。※夏五♀に赤ちゃんがいます
※pixivにupしてるこーせん夏五♀の五が妊娠しちゃう話のシリーズ 2631
Haruto9000
PROGRESS「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
ここから書きかけになるので、キリがいいところまで書いたら順次アップします。
「◯◯編」としてまとまったら、丸ごと1本として、ピクシブとポイピクにアップします。
ミラーリング #15-2「二十八人の戦士」 クー・フーリンが不気味な気配に気づいたのは、偶然だった。
肌の表面がざわざわと泡立つような、おぞましい感覚。
すぐに槍を掴んで飛び起きると、クー・フーリンは口元に指を当て、ロイグに声を出さないように伝えた。
そっと茂みをかきわけて周りの様子をうかがっていたとき、うごめく巨大な軍団が浅瀬に現れたのが見えた。クー・フーリンは顔を歪めた。
「カラティンとその息子たちだ」
ロイグも並んで、幼なじみが見ているものを見ようとした。
クラン・カラティン。「二十八人の戦士」と称され、父のカラティン・ダーナと、彼が率いる二十七人の息子たちから成る戦闘集団だ。
そして、彼らの後ろをひっつくようにしてついてくる小物がいる。おそらく、孫のグラス・マック・デルガだろう。
4912肌の表面がざわざわと泡立つような、おぞましい感覚。
すぐに槍を掴んで飛び起きると、クー・フーリンは口元に指を当て、ロイグに声を出さないように伝えた。
そっと茂みをかきわけて周りの様子をうかがっていたとき、うごめく巨大な軍団が浅瀬に現れたのが見えた。クー・フーリンは顔を歪めた。
「カラティンとその息子たちだ」
ロイグも並んで、幼なじみが見ているものを見ようとした。
クラン・カラティン。「二十八人の戦士」と称され、父のカラティン・ダーナと、彼が率いる二十七人の息子たちから成る戦闘集団だ。
そして、彼らの後ろをひっつくようにしてついてくる小物がいる。おそらく、孫のグラス・マック・デルガだろう。
omanjumpan
PROGRESS9/26追記中でイケないにょジュロちゃんの💎開発チャレンジ
今まで🌰イキしか出来なかったにょジュロちゃん
💎と付き合いだして、中イキが演技だとすぐバレて特訓開始!
すけべ練習も兼ねて色々絡みを飽きるまで追記していきたいです
模写可の参照ポーズあり
18↑y/n 5
Haruto9000
PROGRESS「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
ここから書きかけになるので、キリがいいところまで書いたら順次アップします。
「◯◯編」としてまとまったら、丸ごと1本として、ピクシブとポイピクにアップします。
ミラーリング #15-1「大殺戮」 ──助けて!
ああ、またこの夢か。
クー・フーリンは思う。もう何度も見た夢の光景。逃げ惑う群衆。血まみれの大地。燃え上がる城。
──助けて! 助けて!
泣き叫ぶ声に心が張り裂けそうだ。助けてやりたいと、必死で手を伸ばすのに。
──誰か……!
その手は、いつも届かない。
うっすらと目を開いたとき、クー・フーリンはつうっと眦から冷たいものが流れるのを感じた。それをぬぐい、起き上がろうとする。
途端に肉体を貫く痛みに、口からうめき声が漏れた。
「クー!」
ロイグが慌てたように覗き込んできた。目の下にうっすらと隈が影を作っている。
「ロイグ……?」
かすれた声が喉にひっかかり、クー・フーリンは激しく咳き込んだ。
14683ああ、またこの夢か。
クー・フーリンは思う。もう何度も見た夢の光景。逃げ惑う群衆。血まみれの大地。燃え上がる城。
──助けて! 助けて!
泣き叫ぶ声に心が張り裂けそうだ。助けてやりたいと、必死で手を伸ばすのに。
──誰か……!
その手は、いつも届かない。
うっすらと目を開いたとき、クー・フーリンはつうっと眦から冷たいものが流れるのを感じた。それをぬぐい、起き上がろうとする。
途端に肉体を貫く痛みに、口からうめき声が漏れた。
「クー!」
ロイグが慌てたように覗き込んできた。目の下にうっすらと隈が影を作っている。
「ロイグ……?」
かすれた声が喉にひっかかり、クー・フーリンは激しく咳き込んだ。
あまぎり
MAIKING【⚠️女体化】ラン暦♀7月に出したラレ♀本の続きのつもりだけどこれだけでも問題ないはず。
導入まで書いて続きに詰まってしまったので一旦寝かせます🛌
修正するかもしれないししないかもしれない。
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
_ 3138
しましま
DONEぎゆさね♀️キメ学6妊婦にょさねちゃんの0721(ぎゆさね♀️キメ学1)の続き
フォロワーさんにリクとネタを頂いたので描いてみました💓
今回ガッツリエロシーン入るのでフォロ限にしてます
追加しました!
⚠️エロ下着、手マン、スローセックス、フェラシーンがあるので苦手な方は自衛してください 9
Haruto9000
DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
【あらすじ】
コノート国の女王メイヴは、赤牛ドン・クアルンゲの強奪を目論み、アルスター国に戦争をしかける。
ところが、アルスター国の男たちは呪いに倒れ、動けなくなってしまう。
呪いにかからなかったクー・フーリンは、孤立無援でメイヴ軍との戦いに挑む。
ミラーリング #14(牛捕り編:前編)ドルイダスの予言「開けて! クー、クー!」
ロイグが扉を開くと、髪を振り乱したレンダウィルが広間に駆け込んできた。右手には短槍が握られている。
奥の座に座っていたクー・フーリンは、差し出された槍を受け取った。
そばにいたエメルとフェデルマもいっしょに覗き込む。槍の柄には、オガム文字が荒々しく彫り込まれていた。
「レンダウィル、これは?」
「コナルの元に届いたの。でも、あの人は『マハの呪い』で動けないから、あなたに届けるようにって、私に」
クー・フーリンは、鋭い目つきですばやく文字を読み取った。
「コノート主導のアイルランド連合軍が、赤牛を狙ってアルスターに攻めてくる」
「なんですって?」
54456ロイグが扉を開くと、髪を振り乱したレンダウィルが広間に駆け込んできた。右手には短槍が握られている。
奥の座に座っていたクー・フーリンは、差し出された槍を受け取った。
そばにいたエメルとフェデルマもいっしょに覗き込む。槍の柄には、オガム文字が荒々しく彫り込まれていた。
「レンダウィル、これは?」
「コナルの元に届いたの。でも、あの人は『マハの呪い』で動けないから、あなたに届けるようにって、私に」
クー・フーリンは、鋭い目つきですばやく文字を読み取った。
「コノート主導のアイルランド連合軍が、赤牛を狙ってアルスターに攻めてくる」
「なんですって?」
Haruto9000
DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
【あらすじ】
アルスター国王・コンホヴォルの妻が死に、新たな妃を迎えることになった。
ところが、妃候補の娘・ディアドラが、赤枝の騎士・ノイシュとともに姿を消してしまう。
クー・フーリンは、王から2人の捜索を命じられるが…。
ミラーリング #13(ディアドラの悲劇編)ディアドラの悲劇
「じゃあ、行ってくるわね。遅くはならないと思うわ」
「ああ」
戸口に立ち、クー・フーリンはエメルと口づけを交わした。
迎えに来た御者に軽くうなずきかけ、しっかりとマントに身を包んだ妻が出ていくのを見送る。
エメルは、ときどきこうして貴族の館に出向き、娘たちに刺繍を教える仕事をしていた。
妻の姿が見えなくなると、クー・フーリンも自分の館に取って返した。
エメルが用意してくれた昼食の包みと皮の水袋を取り上げると、召使いたちに留守中の指示を飛ばした。万事整えてから、外で待っていたロイグの元へ走っていく。
「そこまで!」
朗々とした声とともに、威勢のいい返事が響き渡った。クー・フーリンは満足そうに腕を組む。
19891「じゃあ、行ってくるわね。遅くはならないと思うわ」
「ああ」
戸口に立ち、クー・フーリンはエメルと口づけを交わした。
迎えに来た御者に軽くうなずきかけ、しっかりとマントに身を包んだ妻が出ていくのを見送る。
エメルは、ときどきこうして貴族の館に出向き、娘たちに刺繍を教える仕事をしていた。
妻の姿が見えなくなると、クー・フーリンも自分の館に取って返した。
エメルが用意してくれた昼食の包みと皮の水袋を取り上げると、召使いたちに留守中の指示を飛ばした。万事整えてから、外で待っていたロイグの元へ走っていく。
「そこまで!」
朗々とした声とともに、威勢のいい返事が響き渡った。クー・フーリンは満足そうに腕を組む。
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DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
【あらすじ】
エメル姫と結婚したクー・フーリン。
幸せに暮らす彼女だったが、新たな問題が起こる。
毒舌家で有名なブリクリウの宴に招かれた彼女は、「誰が一番〈英雄の取り分〉にふさわしいか」の争いに巻き込まれることになる。
ミラーリング #12(英雄争い編)英雄争い
「お母様! お母様!」
豊かな髪を揺らし、ぴょんぴょんと飛び跳ねながら、少女は叫んだ。
「落ち着きなさい。そうはしたない振る舞いをするものではなくてよ」
ゆったりとした長椅子に腰かけた母親がたしなめた。その肩には小鳥がとまって愛らしくさえずっている。母親は愛おしげに小鳥をなでた。
「でも、お母様!」
桃色の唇をかわいらしく尖らせて、少女は窓の外を指差した。
「お客様よ。ものすごく立派な戦車が来るわ! アルスター王の戦車だと思うの」
「なんですって?」
母親は長椅子から立ち上がり、娘が指差す方向をにらんだ。目に映ったのは、見事な装飾の華麗な戦車。
──見間違えようもない、アルスター国王の戦車だ。
40505「お母様! お母様!」
豊かな髪を揺らし、ぴょんぴょんと飛び跳ねながら、少女は叫んだ。
「落ち着きなさい。そうはしたない振る舞いをするものではなくてよ」
ゆったりとした長椅子に腰かけた母親がたしなめた。その肩には小鳥がとまって愛らしくさえずっている。母親は愛おしげに小鳥をなでた。
「でも、お母様!」
桃色の唇をかわいらしく尖らせて、少女は窓の外を指差した。
「お客様よ。ものすごく立派な戦車が来るわ! アルスター王の戦車だと思うの」
「なんですって?」
母親は長椅子から立ち上がり、娘が指差す方向をにらんだ。目に映ったのは、見事な装飾の華麗な戦車。
──見間違えようもない、アルスター国王の戦車だ。
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DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
【あらすじ】
影の国での修行を終え、アルスター国に戻ってきたクー・フーリン。
ところが、国の内情は穏やかではなかった。上王が殺され、アイルランド中が混乱しているという。
さらに、エメル姫が、タラ王と結婚する話が持ち上がったというのだ。
ミラーリング #11(英雄の結婚編)再会
「上王が死んだ……?」
クー・フーリンは、呆然と幼なじみの言葉を繰り返した。ロイグはうなずく。
「外遊中、ブリテンの賊に襲われたんだ。噂じゃ、身内の仕業って話もあるが……いずれにせよ、上王も側近たちも殺された」
「そんな……」
「次期上王は息子が継ぐことで落ち着くみたいだけど、いかんせんまだ子どもだからな」
ロイグは大きなため息をついた。
「おかげで、今アイルランドは大混乱さ。このアルスター国も、コノート国も、マンスター国もレンスター国も。どの王も、次期上王に忠信を捧げるって言ってるけど、みんな腹の底では何を思っているやら」
「まさか、内乱……」
「いや、そこまではまだ」
ロイグは首を振ったが、その表情は曇っていた。クー・フーリンはおずおずと尋ねる。
42343「上王が死んだ……?」
クー・フーリンは、呆然と幼なじみの言葉を繰り返した。ロイグはうなずく。
「外遊中、ブリテンの賊に襲われたんだ。噂じゃ、身内の仕業って話もあるが……いずれにせよ、上王も側近たちも殺された」
「そんな……」
「次期上王は息子が継ぐことで落ち着くみたいだけど、いかんせんまだ子どもだからな」
ロイグは大きなため息をついた。
「おかげで、今アイルランドは大混乱さ。このアルスター国も、コノート国も、マンスター国もレンスター国も。どの王も、次期上王に忠信を捧げるって言ってるけど、みんな腹の底では何を思っているやら」
「まさか、内乱……」
「いや、そこまではまだ」
ロイグは首を振ったが、その表情は曇っていた。クー・フーリンはおずおずと尋ねる。
Haruto9000
DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
【あらすじ】
無事に息子を出産したクー・フーリンだが、スカサハに息子を殺されかける。
信頼していた師の行動にショックを受ける彼女。
それでも、兄弟子のフェルディアや女王オイフェ、スカサハの娘・ウアタハたちに支えられながら、子どもを育てようとするが…。
ミラーリング #10(影の国編:後編)猛犬の息子
轟く怒声。馬のいななき。赤く染まる川。
バシャバシャと水しぶきを上げながら浅瀬を渡る。枯れた森を抜けたところで、空に向かって激しく燃え上がる火柱が目に飛び込んでくる。城だ。城が燃えている!
──助けて!
誰かの叫び声が聞こえ、その方向へ向かって走る。
──助けて、誰か!
バチバチと音を立てて炎上する城壁を見上げれば、誰かが自分に向かって手を差し出している。
──お願い、誰か。誰か、助けて!
「……きろ、クー! 起きろ!」
強く揺さぶられ、目を開けた。オイフェが心配そうな顔でこちらを覗き込んでいた。
「ひどくうなされていたぞ。大丈夫か?」
「あ、ああ……」
いまだ動悸はおさまらない。嫌な夢を見ていた気がする。呆然としながら汗をぬぐったところで、クー・フーリンは慌てて起き上がった。
34100轟く怒声。馬のいななき。赤く染まる川。
バシャバシャと水しぶきを上げながら浅瀬を渡る。枯れた森を抜けたところで、空に向かって激しく燃え上がる火柱が目に飛び込んでくる。城だ。城が燃えている!
──助けて!
誰かの叫び声が聞こえ、その方向へ向かって走る。
──助けて、誰か!
バチバチと音を立てて炎上する城壁を見上げれば、誰かが自分に向かって手を差し出している。
──お願い、誰か。誰か、助けて!
「……きろ、クー! 起きろ!」
強く揺さぶられ、目を開けた。オイフェが心配そうな顔でこちらを覗き込んでいた。
「ひどくうなされていたぞ。大丈夫か?」
「あ、ああ……」
いまだ動悸はおさまらない。嫌な夢を見ていた気がする。呆然としながら汗をぬぐったところで、クー・フーリンは慌てて起き上がった。
Haruto9000
DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
【あらすじ】
スカサハのもとで成長したクー・フーリンは、敵国女王オイフェとの一騎打ちで勝利した。
だが、喜びも束の間、彼女の活躍をよく思わない弟子仲間たちに薬を盛られ、暴行を受けてしまう。
ひどい精神的ショックを受けた彼女を救いたいと思うフェルディアだったが…。
ミラーリング #9(影の国編:中編)暗雲
キィ、ときしんだ音を立てて扉が開く。フェルディアは顔をあげた。
暗い顔で出てきたウアタハは、フェルディアの姿を見て驚いたように目を丸くする。
「ずっと待ってたの?」
「ああ。──あいつは?」
「眠ってる。……でも」
ウアタハは痛ましげに眉をひそめた。フェルディアは再びうつむいた。
クー・フーリンが気を失った後、フェルディアとスカサハはもたもたしてはいなかった。
フェルディアがマントで包んだクー・フーリンを抱き上げると、スカサハは「ウアタハの元へ行け」とだけ告げた。
スカサハの双眸は冷え切っていたが、奥底に溶岩のように滾りたつものを感じ、一番弟子は久しく見なかった師の怒りに足が震えた。
41947キィ、ときしんだ音を立てて扉が開く。フェルディアは顔をあげた。
暗い顔で出てきたウアタハは、フェルディアの姿を見て驚いたように目を丸くする。
「ずっと待ってたの?」
「ああ。──あいつは?」
「眠ってる。……でも」
ウアタハは痛ましげに眉をひそめた。フェルディアは再びうつむいた。
クー・フーリンが気を失った後、フェルディアとスカサハはもたもたしてはいなかった。
フェルディアがマントで包んだクー・フーリンを抱き上げると、スカサハは「ウアタハの元へ行け」とだけ告げた。
スカサハの双眸は冷え切っていたが、奥底に溶岩のように滾りたつものを感じ、一番弟子は久しく見なかった師の怒りに足が震えた。
Haruto9000
DONE「クー・フーリンが女性だったら」妄想。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、設定ズレなどはご容赦ください。
【あらすじ】
クー・フーリンは、偉大な女戦士スカサハに弟子入りすることに決める。
辿り着いた影の国で、彼女はフェルディアという名の男に出会う。
ミラーリング #8(影の国編:前編)影の国
フェルディアと名乗った男は笑みを浮かべたまま、「来いよ」とあごをしゃくった。そしてそのまま、さっさと歩き出してしまう。
クー・フーリンは迷った。周りでは、彼女を囲んでいた若者たちも武器を引き上げ、男の後について歩き始める。
何人かが、素直についてこない彼女をとがめるような目で見た。どうやら、あのフェルディアという男は、こいつらのリーダー格らしい。
クー・フーリンは覚悟を決め、黙って男を追いかけた。
ついてくるのが当然とでもいうように、男は振り返らない。
岩肌を下っていくと、先ほどクー・フーリンが見下ろした天幕の集落に出た。
「フェルディア!」
火を囲んでいた若者たち──少年と呼んでもいい年齢だ──が駆け寄ってくる。
49326フェルディアと名乗った男は笑みを浮かべたまま、「来いよ」とあごをしゃくった。そしてそのまま、さっさと歩き出してしまう。
クー・フーリンは迷った。周りでは、彼女を囲んでいた若者たちも武器を引き上げ、男の後について歩き始める。
何人かが、素直についてこない彼女をとがめるような目で見た。どうやら、あのフェルディアという男は、こいつらのリーダー格らしい。
クー・フーリンは覚悟を決め、黙って男を追いかけた。
ついてくるのが当然とでもいうように、男は振り返らない。
岩肌を下っていくと、先ほどクー・フーリンが見下ろした天幕の集落に出た。
「フェルディア!」
火を囲んでいた若者たち──少年と呼んでもいい年齢だ──が駆け寄ってくる。
Haruto9000
DONE「ランサーのクー・フーリンが女性だったら」妄想、第6話。※FGO第1部のみの情報で書いていたので、ご容赦などはご了承ください。
【あらすじ】
古代アイルランドの国・アルスターに、1人の少女がいた。
名はセタンタという。〈赤枝の騎士団〉に憧れる彼女には、偉大な戦士になりたいという夢があった。
周囲に反対されながらも、彼女は戦士を目指して進み始める。
ミラーリング #7(猛犬誕生編)「だから、私と共に来なさいと言ったのに」
ぼんやりと霞む意識の中で、感情のない女の声が虚ろに響く。
「──馬鹿な子ね」
ああ、自分でも本当に、そう思う。
少女セタンタ
はっ、はっ、と息が上がる。廊下をそのまま走り抜けようとして、曲がり角の向こうに気配を感じて立ち止まる。
すばやく周りを見回し、窓の枠に手をかけると、えいやっと身を躍らせた。無事に着地し、その場にしゃがみ込む。
頭上でばたばたと足音がして、「いましたか?」「いいえ!」という苛立ち混じりの会話が交わされるのを、笑いをこらえながら聞いた。
人の気配が遠ざかるまで待つと、勢いよく立ち上がった。
目指すは厩舎だ。石畳の通路を、飛ぶように走っていく。
42077ぼんやりと霞む意識の中で、感情のない女の声が虚ろに響く。
「──馬鹿な子ね」
ああ、自分でも本当に、そう思う。
少女セタンタ
はっ、はっ、と息が上がる。廊下をそのまま走り抜けようとして、曲がり角の向こうに気配を感じて立ち止まる。
すばやく周りを見回し、窓の枠に手をかけると、えいやっと身を躍らせた。無事に着地し、その場にしゃがみ込む。
頭上でばたばたと足音がして、「いましたか?」「いいえ!」という苛立ち混じりの会話が交わされるのを、笑いをこらえながら聞いた。
人の気配が遠ざかるまで待つと、勢いよく立ち上がった。
目指すは厩舎だ。石畳の通路を、飛ぶように走っていく。