nashireonnn
DONE水木を自分たちの方に引っ張るために色々準備してたら他の妖怪に目をつけられて水木が襲われる話。親父も鬼太郎も間に合ってません。水木は普通に死んでる。そういう話です。
ここからなんやかんやあってハッピーエンドに行くと思います。多分。
鬼水メイン、父水エッセンス
美味なるものよ、何処へ 肺が痛むほどに走るという経験は、何度も繰り返したがあまりにも久方ぶりすぎた。振る腕は徐々に下がり、脚は少しずつもつれ始める。それでも、その動きを止めるわけにはいかない。後ろから追いかけてくる"何か"から逃げ切るまでは、この腕と脚を止めることはできないのだ。
その日はいつも通り、なんの変哲もない日であった。定時に上がれたから、商店街で揚げたてのコロッケを買い、好意でオマケしてもらった野菜や肉を抱えながら帰路についていた。家で待つ、愛しい愛しい養い子と、その実父のことを想いながらご機嫌に夕暮れの道を歩いていたのだ。あまりにもいつも通りだった。だからかもしれない、そんなつもりはなかったが油断していたようだった。
3846その日はいつも通り、なんの変哲もない日であった。定時に上がれたから、商店街で揚げたてのコロッケを買い、好意でオマケしてもらった野菜や肉を抱えながら帰路についていた。家で待つ、愛しい愛しい養い子と、その実父のことを想いながらご機嫌に夕暮れの道を歩いていたのだ。あまりにもいつも通りだった。だからかもしれない、そんなつもりはなかったが油断していたようだった。
kikhimepmop
DONE夏の少年モチーフが大好きでどのジャンルでも書いてしまうのですが、春に家を出た鬼太郎が夏の水木のところに遊びに来た時の話。かわいいひと縁側でふたり並びアイスを食べた。僕は半ズボンの足をぶらぶらさせながら、水木さんは右脚を左に乗せ宙に浮いた足指をふらふらと揺らしていた。
蒸し暑い日の夕方だった。空は曇っている。水木さんは暑いな、とハンカチでひたいの汗を軽くぬぐった。ほんぽんぽん。
彼の仕草を間近でみるのは久しぶりだ。春にこの家を出て以来か。懐かしい気持ちはない。隣にいるのが当たり前すぎて、昨日もこの家にいたかのような気がする。昼過ぎに訪ねてきた時も水木さんは何も言わなかった。黙って勝手に家を出たはずの僕が急に現れたことに驚いていたが、小さく笑った後は、小言を言うでもなく、心配するでもなく、問いただすでもなく。ただ「ちょうどアイスあるぞ。食うか」といって縁側に座らせてくれた。
1760蒸し暑い日の夕方だった。空は曇っている。水木さんは暑いな、とハンカチでひたいの汗を軽くぬぐった。ほんぽんぽん。
彼の仕草を間近でみるのは久しぶりだ。春にこの家を出て以来か。懐かしい気持ちはない。隣にいるのが当たり前すぎて、昨日もこの家にいたかのような気がする。昼過ぎに訪ねてきた時も水木さんは何も言わなかった。黙って勝手に家を出たはずの僕が急に現れたことに驚いていたが、小さく笑った後は、小言を言うでもなく、心配するでもなく、問いただすでもなく。ただ「ちょうどアイスあるぞ。食うか」といって縁側に座らせてくれた。
madobe_rakugaki
DOODLE靴を買うゲタ水(鬼水)。4枚目は身長の成長比較。前回は正月まんが→https://marshmallow-qa.com/7dztlvcu0o01flz?t=luI7IR&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
【1/22追加】ゲタ水/これが他人という事か。 5
yama_08_11
DOODLE歪な愛をひとつ、ふたつ死ネタ。
昭和31年から42年後。水木はゲ謎当時30歳設定、鬼太郎も同年誕生。
水視点。鬼↔水 NOT恋人。水は村での記憶なし(42年後の1998年はファブ〇ーズ新発売)
診断メーカー「限界オタクのBL本」で診断された以下のネタから、題がちゃうけど
【題】ひとつに
【帯】歳を重ねるほど臆病になる
【書き出し】最近は服に染み付いた煙草の臭いを消すのも面倒になってしまった。 14
tkmha_6
DONE餌をやり過ぎない匙加減が上手いので、尻は死守していたmzkと大人になった6期ベースktrの鬼水(ゲタ水)+鬼水を応援してくれる空気を読めないmdmnoyzのお話注:都合の良い世界線で書きたい所だけ書いているので、何でも許せる人向け
18歳↑?(yes/no) 12
kikhimepmop
DONE鬼太郎と恋心のはなし。6期鬼太郎の若いころのつもりです。少年時代夢はどうして肝心なところが思い出せないんだろう。最近、たぶん夏になってから見るようになった同じような夢のいちばん見たいところは、いつも陰になってよく見えなかった。もちろん思い出すのも難しい。さほど睡眠を必要としない自分は今まで夢を見ることもまれだった。それだというのにこの数カ月、繰り返し同じ人物が登場する夢を見る。なにかの妖怪かと疑ったが、特に妖気は感じない。まじないや、念力、地獄からの伝言というものでもないようだった。
だいたい夢の内容は自分にしか必要がなさそうで、他の妖怪たちには関係があるものでもない。
害があるわけでもないから放置してもいいのかもしれないけれど、ふとした瞬間に思い出し、居た堪れない心地になった。河原を叫びながら走り回りたい気持ちというか。爆走衝動に加えて、肝心なところが陰としてしか思い出せないもどかしさが加わると、更に胸が詰まり、酷い時には走りながら泣きたい気持ちになるから辟易する。
3262だいたい夢の内容は自分にしか必要がなさそうで、他の妖怪たちには関係があるものでもない。
害があるわけでもないから放置してもいいのかもしれないけれど、ふとした瞬間に思い出し、居た堪れない心地になった。河原を叫びながら走り回りたい気持ちというか。爆走衝動に加えて、肝心なところが陰としてしか思い出せないもどかしさが加わると、更に胸が詰まり、酷い時には走りながら泣きたい気持ちになるから辟易する。
kikhimepmop
DONE鬼太郎とゲタ吉の名前の話。ゲ謎の後から鬼太郎がゲタ吉になる世界線。仲良くなれますように「本当はオニタロウのつもりだったって言うんだ」
鬼太郎が何歳ぐらいだっただろうか。学校には行ったり行かなかったりしていた頃だ。大人しく布団に挟まって毛玉だらけの毛布を顔の上まで引き寄せていた。丸い右目だけをこちらに覗かせ、伺うように聞いてきた。「僕の名前ってなんで鬼太郎なんですか」
「また誰かにろくでもないことを言われたのか。どこのどいつだ」
鬼太郎は妖怪のことは目玉の奴に、人間のことは自分に尋ねる。こうやってわざわざ質問してくるってことは近所のクソガキに何か嫌なことでも言われたんだろう。
「そうじゃなくて」
違う、という鬼太郎の説明を聞けば子供らしい素朴な質問だった。今日読んだ本の中で赤ん坊が生まれたらしい。夫婦の間にようやく生まれた子に、夫婦は長生きの願いを込めてとてつもなく長い名前をつけたという。そこでふと気がついたらしい。自分の名前に意味はあるのかと。
1971鬼太郎が何歳ぐらいだっただろうか。学校には行ったり行かなかったりしていた頃だ。大人しく布団に挟まって毛玉だらけの毛布を顔の上まで引き寄せていた。丸い右目だけをこちらに覗かせ、伺うように聞いてきた。「僕の名前ってなんで鬼太郎なんですか」
「また誰かにろくでもないことを言われたのか。どこのどいつだ」
鬼太郎は妖怪のことは目玉の奴に、人間のことは自分に尋ねる。こうやってわざわざ質問してくるってことは近所のクソガキに何か嫌なことでも言われたんだろう。
「そうじゃなくて」
違う、という鬼太郎の説明を聞けば子供らしい素朴な質問だった。今日読んだ本の中で赤ん坊が生まれたらしい。夫婦の間にようやく生まれた子に、夫婦は長生きの願いを込めてとてつもなく長い名前をつけたという。そこでふと気がついたらしい。自分の名前に意味はあるのかと。
めるしー
DONE6期成長if。人間でいうと、14、5歳くらい。目玉おやじのふわっとした結婚の説明をずっと信じていた鬼太郎が、水木への恋心を自覚する話。
※鬼太郎・目玉おやじ・水木で同居。水木は記憶を取り戻している
※ねこ娘は幼なじみ的関係
※鬼太郎は恋愛や結婚をよく分かっていない。恋している自覚もないまま、将来は大好きな水木と当然結婚するのだと思っている
転載禁止 / Do not repost.
芽生え※この話独自の設定です。読み飛ばしても、あまり影響ないかもしれないです……
※砂かけばばあたちに教えてもらったのは、あくまで恋愛・結婚関連で、保健体育的な内容ではないです
<妖怪の結婚観>
・きまりはなく、本人たちが同意していれば良い。性別、種族等問わない、また一夫一妻制ではない(友情との違いは本人たちしだい)
・パートナー(複数)+その子どもたちといった、恋愛感情でつながった共同体みたいなスタイルもある
・特定の儀式はない。それぞれのご先祖さまに誓いを立てることもあるが、絶対ではない。人間のように、デートしたり、プロポーズや結婚式をしたりすることもある
※砂かけばばあたちに教えてもらったのは、あくまで恋愛・結婚関連で、保健体育的な内容ではないです
<妖怪の結婚観>
・きまりはなく、本人たちが同意していれば良い。性別、種族等問わない、また一夫一妻制ではない(友情との違いは本人たちしだい)
・パートナー(複数)+その子どもたちといった、恋愛感情でつながった共同体みたいなスタイルもある
・特定の儀式はない。それぞれのご先祖さまに誓いを立てることもあるが、絶対ではない。人間のように、デートしたり、プロポーズや結婚式をしたりすることもある
◇ ◇ ◇
「とうさん、『ケッコン』ってなあに?」