pon
DOODLE儀くんによしよししてもらうにはどうすればいいか考えた結果、転生して迷子になった幼子になればいけるかな…と。儀「どうした?迷子になっちゃったか?」
幼子である私を、なでなでしようとしてくれる儀くん。
追「待って、その子何か妖気を感じる…!」
鋭い相棒に阻止され、撫でてもらえずend.
はるもん🌸
MOURNING江澄のママから厳しくされてきたので、女性がイライラしやすい時期を感覚的に学習した魏嬰のお話魏嬰先生の教え「いいか?お前ら、季節の変わり目は、特に女の子には優しくしろよ」
「なぜですか?」
藍思追と藍景儀は首を傾げた。
「まったくお前たちは。無駄な知識は沢山あるのに、重要な事はとんと知らない事が多い」
魏無羨はやれやれと肩をすくめる。
「やっぱり。夷陵老祖が遊び人だったっていう噂は本当だったんだ」
女性に詳しい印象を抱いた藍景儀は腰に手を当て、少し軽蔑する目をした。魏無羨はムッとなり、彼の頬を軽くつねる。
「馬鹿言え。俺は含光君だけだ」
「別に聞きたくないですよそんな事!」
「あの、魏先輩、考えてみたのですが、どうしてもわからなくて…」
「女だけでなく男もそうだが、季節が変わると人間の気の流れが変わる。それに伴って怒りっぽくなったり、気が落ち込みやすくなるんだよ」
663「なぜですか?」
藍思追と藍景儀は首を傾げた。
「まったくお前たちは。無駄な知識は沢山あるのに、重要な事はとんと知らない事が多い」
魏無羨はやれやれと肩をすくめる。
「やっぱり。夷陵老祖が遊び人だったっていう噂は本当だったんだ」
女性に詳しい印象を抱いた藍景儀は腰に手を当て、少し軽蔑する目をした。魏無羨はムッとなり、彼の頬を軽くつねる。
「馬鹿言え。俺は含光君だけだ」
「別に聞きたくないですよそんな事!」
「あの、魏先輩、考えてみたのですが、どうしてもわからなくて…」
「女だけでなく男もそうだが、季節が変わると人間の気の流れが変わる。それに伴って怒りっぽくなったり、気が落ち込みやすくなるんだよ」
はるもん🌸
MOURNING魏嬰先生のお話。 魏嬰先輩の講義「思追、自分の長所を一つあげてみろ」
「!」
魏無羨が講義をしていると聞いた。夜狩りから戻ってきてすぐ入った情報だ。
一体何を教えているのかは知らないが、魏無羨が教える事なら役に立つ情報のはずである。
もうすでに講義は始まっていた為、邪魔にならないよう音を立てずに後ろの席に座った。そして気づいた魏無羨は部屋に入ってきたばかりの藍思追に自分の長所を言えと指示をしてきたのである。
「えぇっと…」
立ち上がり、それなりの回答をしなければと頭を巡らすも、なかなか答えられない。
いつもは質問にすぐに答える事ができる藍思追だが、この質問は魏無羨が思った通り藍思追には難しいようだ。
「どうした?謙虚にならなくていいぞ。これは授業なんだから。言わないと話が進まない」
1461「!」
魏無羨が講義をしていると聞いた。夜狩りから戻ってきてすぐ入った情報だ。
一体何を教えているのかは知らないが、魏無羨が教える事なら役に立つ情報のはずである。
もうすでに講義は始まっていた為、邪魔にならないよう音を立てずに後ろの席に座った。そして気づいた魏無羨は部屋に入ってきたばかりの藍思追に自分の長所を言えと指示をしてきたのである。
「えぇっと…」
立ち上がり、それなりの回答をしなければと頭を巡らすも、なかなか答えられない。
いつもは質問にすぐに答える事ができる藍思追だが、この質問は魏無羨が思った通り藍思追には難しいようだ。
「どうした?謙虚にならなくていいぞ。これは授業なんだから。言わないと話が進まない」
chunyang_3
MEMO景儀と思追の出会いの妄想です。思追が温寧と温家の弔いを済ませ雲深不知処に戻った頃に、魏無羨も雲深不知処に留まる様になったという時間軸の設定です。うさぎと一緒に人参を食べていた頃の思追くんと景儀の出会いの話を書いてみたくなって書きました。君と兎と しんと静まり返った蘭室を前にして、藍景儀は柄にもなくとても緊張していた。今日は景儀にとって初めての座学だ。随分前に蘭室には遊びで入って良い場所ではないと叱られてからは一度も近寄っていないので、この建物に来ること自体、ちょっと尻込みしてしまう。
同じ年頃の藍家の子弟が中に入って行くのに続けて景儀もその静かな空間に足を踏み入れた。周囲を見回してみると、どうやら空いている席に座って良さそうだ。
こっそり息を吐いて、周囲を見回す。近くに誰か景儀が知っている友達がいると安心できるのだけれど来ているだろうか。そう思って既に座っていた隣の席の少年へと視線を向けた景儀は、視界に入ってきた横顔に思わず息を呑んだ。まるでお手本のように姿勢良く座っていた景儀と同じ白い藍氏の校服を身に纏った少年も、隣に誰かが座ったことに気付いたらしい。軽く横へ顔を向けたことで、景儀と顔を互いに合わせることになった。その顔を見て、景儀は思わず叫ばずにはいられなかった。
6997同じ年頃の藍家の子弟が中に入って行くのに続けて景儀もその静かな空間に足を踏み入れた。周囲を見回してみると、どうやら空いている席に座って良さそうだ。
こっそり息を吐いて、周囲を見回す。近くに誰か景儀が知っている友達がいると安心できるのだけれど来ているだろうか。そう思って既に座っていた隣の席の少年へと視線を向けた景儀は、視界に入ってきた横顔に思わず息を呑んだ。まるでお手本のように姿勢良く座っていた景儀と同じ白い藍氏の校服を身に纏った少年も、隣に誰かが座ったことに気付いたらしい。軽く横へ顔を向けたことで、景儀と顔を互いに合わせることになった。その顔を見て、景儀は思わず叫ばずにはいられなかった。
はるもん🌸
MOURNINGいっちゃいちゃしてる忘羨です。【突発!お蔵入り忘羨】冷たい洞穴の中。二人は熱を分かちあうように寄り添って座っていた。
「寒いよ…俺、死んじゃうのかな」
体温が下がっている彼の体を藍忘機がさする。魏無羨の手は氷のように冷えていた。その手を両手で温めてやると、魏無羨がピッタリと藍忘機の胸に頭を預けてくる。
「私が死なせない」
そんな二人を少し離れた場所から眺める二人の少年がいた。
「思追…含光君、ずっと同じこと言ってるけど飽きないのかな」
「ふふ、魏先輩に合わせているんだと思う」
藍景儀はフーンと目をすがめ、熱々な道侶たちから目をはずす。姑蘇の方が寒いというのにと思った事はあえて黙っておいた。この場にいる全員が知っている。魏無羨が自分の呪符で火を起こせる事を。夜狩りの帰りに突然雪嵐に見舞われてしまい、急遽見つけたこの洞穴に避難する事になったのだ。
574「寒いよ…俺、死んじゃうのかな」
体温が下がっている彼の体を藍忘機がさする。魏無羨の手は氷のように冷えていた。その手を両手で温めてやると、魏無羨がピッタリと藍忘機の胸に頭を預けてくる。
「私が死なせない」
そんな二人を少し離れた場所から眺める二人の少年がいた。
「思追…含光君、ずっと同じこと言ってるけど飽きないのかな」
「ふふ、魏先輩に合わせているんだと思う」
藍景儀はフーンと目をすがめ、熱々な道侶たちから目をはずす。姑蘇の方が寒いというのにと思った事はあえて黙っておいた。この場にいる全員が知っている。魏無羨が自分の呪符で火を起こせる事を。夜狩りの帰りに突然雪嵐に見舞われてしまい、急遽見つけたこの洞穴に避難する事になったのだ。
chunyang_3
MEMOCQL義城の後、兎の絵柄の灯篭をもらった思追と景儀の話。二人は雲深不知処で同室という勝手な設定です。少しずつ思い出したっぽかったので、そのきっかけになっていたんじゃないかなぁという話です。記憶の灯り 雲深不知処に戻って来た思追は、部屋の扉を閉めると急激に疲れを感じた。義城での事件は、思追達にとっては初めてのことばかりで目が回るようだったから、疲れ切っているのは確かだ。
「はぁー……疲れた」
「もう景儀、そのまま寝ないでよ」
先に部屋に入った景儀がそのまま寝台に倒れ込んでいるのを見ながら、旅の荷物を片付ける。そして、持ち帰った灯篭を枕元に飾ろうとして、置き場所に悩んでいると景儀に後ろから声を掛けられた。
「飾るのか。律儀だな」
「だって、含光君からこんな風に何かを頂くのは珍しいし」
「まぁ、確かにそれもそうだな」
灯篭に描かれている兎を見ると、含光君が日頃から慈しんでいる兎達を思い出して頬が緩んでしまう。この灯篭を手渡してくれた時の含光君の顔を思い出すと、思追はどこか懐かしい記憶が引き出されるような気がして胸に手を当てた。
2112「はぁー……疲れた」
「もう景儀、そのまま寝ないでよ」
先に部屋に入った景儀がそのまま寝台に倒れ込んでいるのを見ながら、旅の荷物を片付ける。そして、持ち帰った灯篭を枕元に飾ろうとして、置き場所に悩んでいると景儀に後ろから声を掛けられた。
「飾るのか。律儀だな」
「だって、含光君からこんな風に何かを頂くのは珍しいし」
「まぁ、確かにそれもそうだな」
灯篭に描かれている兎を見ると、含光君が日頃から慈しんでいる兎達を思い出して頬が緩んでしまう。この灯篭を手渡してくれた時の含光君の顔を思い出すと、思追はどこか懐かしい記憶が引き出されるような気がして胸に手を当てた。