onmo_lucky
DOODLEミキクラ(クラミキ?)ちゃんが最近冷え込んだのであったかいスウェットでいちゃいちゃする。後日ヨシダサンも前から同じのを使ってることが判明しておそろトリオでまとめてハッピーになる。
cpものなのでワンクッション(全年齢) 3
🌱(め)
DONE嘘予告軸の🧛♂️クラと退治人三木のミキクラ。なんちゃって戦闘描写があります。ディンに吸血鬼にされて目覚めたら見知らぬ土地にいたので一人シンヨコを放浪して嘘ディンを探そうとしていたクラさんと出会った退治人兼便利屋の三木の話。捏造妄想幻覚モリモリ。執筆途中で誕生日バレで脳を焼かれたんですが今回の話は清々しい程関係ありませんのでご承知の上でお願いします。
※以前書いた嘘ノスクラとは別軸です
嘘ミキクラ 身を隠すようにして廃ビルの階段を上がる。
埃を被った廊下の隅で小さく痩せた野良猫が軽い足音で通り過ぎていった。暗がりからなぁう、わぁん、と成猫らしい声がする。親猫と合流したのか。歩を進めると別の野良猫が通路の隅で毛を膨らませて威嚇していた。少し来ていなかったうちにすっかり野良猫の住処になってしまっているようだ。確かに不法侵入は此方の方に違いないので、伝わらないとは分かっていつつも「すみません、お邪魔しますね」と小声で会釈した。猫はそんな事は知らずに走って行った。そんなものだろう。目的の部屋の前に着くと安全靴が床の硝子を踏んでざらついた音を立てる。とっくに来訪は知られているだろうが、ノックを三回。お邪魔します。錆びた鉄扉を開けると耳障りな音がした。油を注して整備したいが三木が勝手にやればまた少し怒った顔をして、それから恐縮するんだろうな。困り顔で辿々しく言葉を探しながら怒る姿が目に浮かぶ。嫌われるのは本意ではないのでやるならバレないようにしないとな。
7942埃を被った廊下の隅で小さく痩せた野良猫が軽い足音で通り過ぎていった。暗がりからなぁう、わぁん、と成猫らしい声がする。親猫と合流したのか。歩を進めると別の野良猫が通路の隅で毛を膨らませて威嚇していた。少し来ていなかったうちにすっかり野良猫の住処になってしまっているようだ。確かに不法侵入は此方の方に違いないので、伝わらないとは分かっていつつも「すみません、お邪魔しますね」と小声で会釈した。猫はそんな事は知らずに走って行った。そんなものだろう。目的の部屋の前に着くと安全靴が床の硝子を踏んでざらついた音を立てる。とっくに来訪は知られているだろうが、ノックを三回。お邪魔します。錆びた鉄扉を開けると耳障りな音がした。油を注して整備したいが三木が勝手にやればまた少し怒った顔をして、それから恐縮するんだろうな。困り顔で辿々しく言葉を探しながら怒る姿が目に浮かぶ。嫌われるのは本意ではないのでやるならバレないようにしないとな。
🌱(め)
PROGRESSミキクラのギャグ※途中※事故で墓場まで持っていくつもりだった片想いがバレてしまい本気で行方をくらます三木とそれを探すクラさんの話。無限に煎じられているであろうとは思いますがどうしても自分でも煎じたかったんです…
友人に片想いがバレて行方を眩ませたモブMとそれを捜索する友人Cと巻き込まれた超畏怖い高等吸血鬼D 金曜日の夜の居酒屋は人で賑わっている。華金、と言うらしい。
夜でも明るく騒がしい店の中で、窓の外が一瞬ピカッと光ったのをクラージィは見た。後で知ることになるのだが、この時自分達のいた店からほど近い大通り、夜の歓楽街の中心部で、退治人から逃げようとしていたヨセフが笑い転げながら大規模な催眠波を撒き散らしていたらしい。お陰で酒場の賑やかな注文風景は一瞬で週末の性癖大博覧会へと変わってしまった。
カウンターに座る濃い髭面の黒人は何故かそのまま趣味趣向を熱弁し始めているし、別の草臥れたスーツの青年は楽しみにしていた酒を頼むに頼めなくなってか静かに男泣きを始めている。阿鼻叫喚となった居酒屋の隅で、ここでもひっそりと大事故が起きていた。ーー最もこれを事故と呼ぶのだとはあとから吉田から聞いて初めて知ったのだが。
4246夜でも明るく騒がしい店の中で、窓の外が一瞬ピカッと光ったのをクラージィは見た。後で知ることになるのだが、この時自分達のいた店からほど近い大通り、夜の歓楽街の中心部で、退治人から逃げようとしていたヨセフが笑い転げながら大規模な催眠波を撒き散らしていたらしい。お陰で酒場の賑やかな注文風景は一瞬で週末の性癖大博覧会へと変わってしまった。
カウンターに座る濃い髭面の黒人は何故かそのまま趣味趣向を熱弁し始めているし、別の草臥れたスーツの青年は楽しみにしていた酒を頼むに頼めなくなってか静かに男泣きを始めている。阿鼻叫喚となった居酒屋の隅で、ここでもひっそりと大事故が起きていた。ーー最もこれを事故と呼ぶのだとはあとから吉田から聞いて初めて知ったのだが。
madorominekoko
DONEミキクラです。ケーキバースです。ミキさんが暴走しております。
合点承知で自覚して◆◆三木◆◆
自分がケーキであると自覚したのは、22歳の時だ。
ケーキやフォークについては学校の授業や映画や漫画、小説などで知識を得て、現実にいるのは知っていた。だがフィクションめいた存在として感じており、まさか自分とはと、襲ってきたフォークを踏みつけながら驚いていたのを覚えている。
そのフォークを警察に突きだし、次の仕事までの間にケーキやフォークについてスマートフォンで調べた。
フォークは特定のもの以外は味を感じる事ができない。
その“特定のもの”が、ケーキであり、ケーキは菓子の味がする。フォークにとってケーキ以外のものは甘いとは感じない。
ケーキ現象もフォーク現象も現段階では人間にしか発現がみられず、両者個体数が少ない為、研究が進んでいない。
9823自分がケーキであると自覚したのは、22歳の時だ。
ケーキやフォークについては学校の授業や映画や漫画、小説などで知識を得て、現実にいるのは知っていた。だがフィクションめいた存在として感じており、まさか自分とはと、襲ってきたフォークを踏みつけながら驚いていたのを覚えている。
そのフォークを警察に突きだし、次の仕事までの間にケーキやフォークについてスマートフォンで調べた。
フォークは特定のもの以外は味を感じる事ができない。
その“特定のもの”が、ケーキであり、ケーキは菓子の味がする。フォークにとってケーキ以外のものは甘いとは感じない。
ケーキ現象もフォーク現象も現段階では人間にしか発現がみられず、両者個体数が少ない為、研究が進んでいない。
d__KMa
DONEサムドブミキクラミキ&クラウェブオンリー黄昏で夢叶1006にて公開させていただきました!
開催おめでとう&ありがとうございます!
ウェブオンリー終了次第なにか閲覧制限を設けます 12
madorominekoko
DONEミキクラです。闇オークションでクラさんを買います。
十万円の彼 寒さと空腹、貧血と頭痛と身体の痛みと、そんな全ての体調不良と共に目覚めた場所は、全く知らぬ地だった。
ここはどこだと足を引きずって彷徨い歩いて歩いて歩き、何かにつまづいて転んでしまう。
体力も精神も全てが限界で起き上がれず、気絶するように瞼を閉じてしまった。
そして次に起きた時は、また見知らぬ場所。
手足に枷をはめられ、猿轡をはめられ、劇場の壇上のような場所に転がされていた。
観客席のような場所には若者から老人まで、不思議な格好をした男女が座っている。人間が多いが、数人、吸血鬼もいた。暗い観客席に座る人達の顔までハッキリ見える事に違和感を抱く余裕もなく、クラージィの横に立つ男性が何かを話す。
「 」
5142ここはどこだと足を引きずって彷徨い歩いて歩いて歩き、何かにつまづいて転んでしまう。
体力も精神も全てが限界で起き上がれず、気絶するように瞼を閉じてしまった。
そして次に起きた時は、また見知らぬ場所。
手足に枷をはめられ、猿轡をはめられ、劇場の壇上のような場所に転がされていた。
観客席のような場所には若者から老人まで、不思議な格好をした男女が座っている。人間が多いが、数人、吸血鬼もいた。暗い観客席に座る人達の顔までハッキリ見える事に違和感を抱く余裕もなく、クラージィの横に立つ男性が何かを話す。
「 」
madorominekoko
DONEミキクラです。三木さんが分岐を失敗してる世界です。
鳥は籠の中で微睡む 目覚めは最悪だった。
全ての臓腑が毒を流し込まれたかのように熱く痛く、とにかく調子が悪い。腹は減って寒いし、意識が戻らない方がと目覚めて十秒で思ってしまったほどだ。
息をするだけで一苦労だというのに気絶する事すらできず、ここはどこだろうかと歩きだす。
足もまともに上がらない、壁に手をつきズリズリと歩くも、歩けども歩けども、天国とも地獄とも判断つかぬ光景が広がっていた。
夜だというのに昼のように明るく、行き交う人々の服装は奇抜で、建物は奇妙な形の物も多く、地面も何か不思議な素材で覆われている。
人々がかわしている言葉も耳慣れぬもので、訳がわからず死後の世界はこんな意味不明な世界なのかと目を回す。
6501全ての臓腑が毒を流し込まれたかのように熱く痛く、とにかく調子が悪い。腹は減って寒いし、意識が戻らない方がと目覚めて十秒で思ってしまったほどだ。
息をするだけで一苦労だというのに気絶する事すらできず、ここはどこだろうかと歩きだす。
足もまともに上がらない、壁に手をつきズリズリと歩くも、歩けども歩けども、天国とも地獄とも判断つかぬ光景が広がっていた。
夜だというのに昼のように明るく、行き交う人々の服装は奇抜で、建物は奇妙な形の物も多く、地面も何か不思議な素材で覆われている。
人々がかわしている言葉も耳慣れぬもので、訳がわからず死後の世界はこんな意味不明な世界なのかと目を回す。
🌱(め)
PROGRESSデキてるミキクラ。今でも弟が用水路に落ちる夢を見るせいで稀にNが足りなくなって弱る三木を元神父みの強いクラさんがよしよしする話。ド健全ですが後半はスケべに持っていきたいので完成したらしぶに投げます。自分が長文を全然読めないので読めないなりに改行の位置やら数やら色々と弄って自分の読みやすいラインがどこか実験しているので改行間隔がまだ定まっていません…
Nが足りなくなった三木がクラさんにNを貰って甘やかされるミキクラ、にしたい話 新横浜の夜はクラージィには些か眩しすぎる。
吸血鬼が出るからと子供を家にしまい鍵を掛け、暗く恐ろしい夜から身を守っていた200年前とは何もかもが違う。月が上りきった夜半だというのに街には様々な様相の人々が忙しなく行き交っている。
疲れた顔で先を急ぐ男の上着の皺の数。華美な装飾に身を包んだあの婦女は待ち人を探すように雑踏に何度も視線を投げながら頻りに腕時計を確認している。店の前に立つあの青年が取り落として道に広がった広告の枚数まで。視界に入る全ての情報が強烈すぎるほど次々と思考に刻まれていく感覚にはまだ慣れそうになかった。時折目眩を覚えることもあるが、目新しい光景はいつもクラージィを楽しませてくれるので嫌いではない。因みに目の前に聳えるこじんまりとした建造物の窓の中で明かりがついているのは52枚。一番下の階には婦女や女児の喜びそうな洒落た装飾の店が構えられている。ドラルクが「此処のブラッドジャムが絶品なのですよ、因みに血液の入っていないスコーンやクッキーも中々お勧めです、私の腕前ほどでは無いですが」と言っていた小さな店だ。あの窓の明かりの向こう側で夜も忙しなく人間や吸血鬼たちが混在して生活をしているのだと思うと奇妙な心地がする。良き時代だ。
4207吸血鬼が出るからと子供を家にしまい鍵を掛け、暗く恐ろしい夜から身を守っていた200年前とは何もかもが違う。月が上りきった夜半だというのに街には様々な様相の人々が忙しなく行き交っている。
疲れた顔で先を急ぐ男の上着の皺の数。華美な装飾に身を包んだあの婦女は待ち人を探すように雑踏に何度も視線を投げながら頻りに腕時計を確認している。店の前に立つあの青年が取り落として道に広がった広告の枚数まで。視界に入る全ての情報が強烈すぎるほど次々と思考に刻まれていく感覚にはまだ慣れそうになかった。時折目眩を覚えることもあるが、目新しい光景はいつもクラージィを楽しませてくれるので嫌いではない。因みに目の前に聳えるこじんまりとした建造物の窓の中で明かりがついているのは52枚。一番下の階には婦女や女児の喜びそうな洒落た装飾の店が構えられている。ドラルクが「此処のブラッドジャムが絶品なのですよ、因みに血液の入っていないスコーンやクッキーも中々お勧めです、私の腕前ほどでは無いですが」と言っていた小さな店だ。あの窓の明かりの向こう側で夜も忙しなく人間や吸血鬼たちが混在して生活をしているのだと思うと奇妙な心地がする。良き時代だ。
🌱(め)
PROGRESSミキクラ。付き合ってるのにヤったことのなかった二人と余計なお世話にも程があるョシおじの話。個人的ミキクラ観と初夜問題の纏めです。ド健全ですが下世話な話をしているのでご注意。続きます。君と彼が幸せになるまでの730時間、と183日(ミキクラ)▽地点0
三角に握られた赤い米と、その中に幾つか見えるつやつやとした豆。
そろそろシメにしましょうか、と席を立った吉田が持って戻ってきたのがそれだった。
赤飯だ。それもおにぎりの。
なんで赤飯?と思いはしたが、ほどほどに酔っていた三木は特に何も考えず「おっいいですね」と笑った。アルコールの所為で思考の回転が緩くなっている。
どうせスーパーの売り場でたまたま目につくか何かしたのだろう。宅飲みの席などそれくらいのものだ。
見慣れない食物にいつも目を輝かせて真っ先に反応する筈のクラージィは、仮眠用の布団の上で穏やかに眠っていた。吉田の愛猫が布団というかクッションの中央8割を陣取っているのでその端に寝ている形になっている。
5273三角に握られた赤い米と、その中に幾つか見えるつやつやとした豆。
そろそろシメにしましょうか、と席を立った吉田が持って戻ってきたのがそれだった。
赤飯だ。それもおにぎりの。
なんで赤飯?と思いはしたが、ほどほどに酔っていた三木は特に何も考えず「おっいいですね」と笑った。アルコールの所為で思考の回転が緩くなっている。
どうせスーパーの売り場でたまたま目につくか何かしたのだろう。宅飲みの席などそれくらいのものだ。
見慣れない食物にいつも目を輝かせて真っ先に反応する筈のクラージィは、仮眠用の布団の上で穏やかに眠っていた。吉田の愛猫が布団というかクッションの中央8割を陣取っているのでその端に寝ている形になっている。
🌱(め)
MOURNINGミキクラ攻め媚薬の超冒頭。うまくいかなくて同じ状況ばかり6パターンくらい書いていたら迷走してきました。これはおそらく本採用にはならないパターンですがいっそ一度好きな表現詰めまくってしまえと書いた物なので供養します… 447
🌱(め)
PROGRESSミキ×クラ♀(後天)※外見にほぼ変化がないのに性別だけしっかり変わってる後天にょたです。
デキているミキクラのクラが後天にょたする話。途中で止まってしまったので供養です。 2847
hsasami3
DONE【R-15】ミキクラ(成立済み)保護猫カフェで猫になった三ッ木がクラさんから可愛がられる話。noteの分岐要素あり。
・リバっぽい描写挟むため注意
・保護猫カフェの内容は全部捏造です! 6519
3150_lucky
DONEいや他の小説書いてて息抜きで別の短文書いてたらそっちが先に出来たみたいなやつです。クラさんの棺名を作ろう!みたいなお話。いずれこのパスポートを使って三人でクラさんが寝てたと言われる教会の跡地とか生まれた場所なんかをふらふら旅行したりする。誤字脱字は教えてもらえたら気力あるときに直す(お前はいつもそれだ) 3062
3150_lucky
MAIKINGなんかミキヨシいつかクラさん置いて死んでしまうん…ウワァァァァァイヤダァァァ!!!って情緒が不安定になりすぎて書いたしクラさんが流暢に日本語喋るしミキクラ成立してるしクラさんは三木さんのことをカナエって呼んでるのでなんでも許せる人だけがぼんやり見て欲しいし見なくても大丈夫だし続くリビングデッド新横桜が散りかけている。クラージィはぼんやりと、明かり取りの窓から空を見上げた。雲に霞む月を朧月と呼ぶのだと、教えてくれたのも彼の人だった。
持ち帰った菊の花を見て、ノースディンが物言いたげな視線を寄越す。けれどもついに何も言わなかった。何年経っても心配性なことだと思いながら、足下で気遣うようにクラージィを見上げてにゃあんと鳴くノースディンの使い魔の頭を撫でる。
週に数日はこの屋敷で過ごすようになった。恋人を失った慟哭を見ていられなかったのだろうノースディンが、生存確認だと言わんばかりに週に数度は訪れるようになり、あまりの頻度に申し訳がなくこちらからも訪れるようになってはや五年。
「一年とは早いものだ」
「……百年とて瞬く間だ」
4526持ち帰った菊の花を見て、ノースディンが物言いたげな視線を寄越す。けれどもついに何も言わなかった。何年経っても心配性なことだと思いながら、足下で気遣うようにクラージィを見上げてにゃあんと鳴くノースディンの使い魔の頭を撫でる。
週に数日はこの屋敷で過ごすようになった。恋人を失った慟哭を見ていられなかったのだろうノースディンが、生存確認だと言わんばかりに週に数度は訪れるようになり、あまりの頻度に申し訳がなくこちらからも訪れるようになってはや五年。
「一年とは早いものだ」
「……百年とて瞬く間だ」