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    #ラルアル

    ralu

    しいげ

    ไว้ทุกข์悪伝ラルフと月下アルカードでいちゃいちゃしてるラルアル短文。えっちなシーンはありませんがえっちなことのあとなのでR15
    続き(https://poipiku.com/237679/9840902.html)
    曰く、流水を渡ることができない
    曰く、招かれねば家に入れない
    曰く、日光と銀に弱い
    曰く、山査子の杭で心臓を貫くまで死ぬことはない…
    …等々、それらは後世に出来上がった吸血鬼の俗説で、今はアルカードもラルフも知る由はない。
    知らずとも一羽の蝙蝠は木々を抜けせせらぎを飛び越えて家を訪う。招かずともかの家の窓は夜毎開かれているし、変身を解いたアルカードの手に煌めく銀のクロスは彼自身に何の害も与えていない。
    そして、心臓ではなくその身体を欲のままに貫かれる。
    それは望み望まれてのことだ。夢幻ではない体は確かにラルフの腕の中で夜を共に過ごす。そう、言葉通りに。

    「──……、む…」
    アルカードを抱え込んだラルフが身動ぎすると、薄手の生地が縒れて肌が顕になる。戯れの続きかと思えば、アルカードの耳には変わらず落ち着いた寝息が聞こえている。ラルフに抱き枕よろしく抱えられて眠るのもよくあることだ。いつも意識を失うまでアルカードを離そうとしないから。
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