seeker
DOODLE捏造666%会話文のみ
ゼスティアルが静、ルシファーが動、アラスターは楽なので三者三様な展開になりそう
Funny Merryルシファーがアラスターの部屋を見上げていると、窓から侵入しようとする使い魔がやってくる。ルシファーはそれを捕まえる。使い魔はアラスター宛ての手紙を持っており、渡しに行く口実にスキップしながら部屋の前へ
knock knock knock
アラスター? 君に届け物だ
まったく、勝手に窓から入ろうとするなんて失礼な奴だ
誰からです?
ええっと、ゼスティアル……?
アラスターはつかつか歩み寄って手紙を受け取ろうとする。ルシファーは嫉妬からひょいと手首を持ち上げて咄嗟に拒否してしまう。その後、ぽん!と使い魔をアヒルにして手紙にのせ手渡す
アラスターはアヒルを投げ捨て、ルシファーが捨てられたアヒルを両手にのせて落ち込む姿を楽しむ。ペーパーナイフを取り出すアラスター。
1185knock knock knock
アラスター? 君に届け物だ
まったく、勝手に窓から入ろうとするなんて失礼な奴だ
誰からです?
ええっと、ゼスティアル……?
アラスターはつかつか歩み寄って手紙を受け取ろうとする。ルシファーは嫉妬からひょいと手首を持ち上げて咄嗟に拒否してしまう。その後、ぽん!と使い魔をアヒルにして手紙にのせ手渡す
アラスターはアヒルを投げ捨て、ルシファーが捨てられたアヒルを両手にのせて落ち込む姿を楽しむ。ペーパーナイフを取り出すアラスター。
seeker
DOODLE過去9億%捏造の作業途中アラスターとチャーリー
CPがまだ決まらない…けどルシアラ傾向?
ノスタルヂアまたは追憶からー、かわいい私のーー、いつも笑顔でーーね、ーーーればーーー、きっと……
ノイズ混じりの音声は、あの頃のようにふわりと頭に置かれ、心の内側をひと撫でした。柔らかく苦い余韻が、上質なシルクの舌触りと相まる。
背筋を伸ばした赤い悪魔の舌の上で、珈琲の香り挽き摺り出されたレコードが再生される。
その細い指で更に傾けられたカップから、喉仏が上下する。飲み干した奥深い薫りが喉を滑り降り胃の腑へと堕ちていく。
途切れ途切れの子守唄、夜風にひるがえる白いカーテン、まだらな点点模様、鮮やかな赤は黒く染まっていく。そして忌忌しい犬の鳴き声が
………………。
擦り切れるほど繰り返した悪夢は、もう、顔も思い出せない。面影の残像は、死ぬその日の朝までベッドからアラスターを飛び起こさせた。
938ノイズ混じりの音声は、あの頃のようにふわりと頭に置かれ、心の内側をひと撫でした。柔らかく苦い余韻が、上質なシルクの舌触りと相まる。
背筋を伸ばした赤い悪魔の舌の上で、珈琲の香り挽き摺り出されたレコードが再生される。
その細い指で更に傾けられたカップから、喉仏が上下する。飲み干した奥深い薫りが喉を滑り降り胃の腑へと堕ちていく。
途切れ途切れの子守唄、夜風にひるがえる白いカーテン、まだらな点点模様、鮮やかな赤は黒く染まっていく。そして忌忌しい犬の鳴き声が
………………。
擦り切れるほど繰り返した悪夢は、もう、顔も思い出せない。面影の残像は、死ぬその日の朝までベッドからアラスターを飛び起こさせた。
はもん
DONE・地獄じゃないし悪魔じゃないけどケモ耳生えてたりするしホストクラブがある不思議世界観・アラスターがホストやってる
・ルシファーはよく分からんけどお金持ち
・作者はホストクラブを全く知らないので、作中の描写は全部適当です
ホストパロ ネオン煌めく街を、娘と二人で歩く。周囲は過剰なまでに電飾で彩られた店がひしめき、雑踏を作り上げる声は下品な言葉で満ちていた。
ルシファーはそれらに辟易しながらも、娘の後をついて行く。普段は通りがかることすらしない場所に来ているのは、彼女に頼まれたからだった。
「友達を紹介したいの」
チャーリーにそう言われたのは、定例の食事会の時だった。
離婚した妻に引き取られた娘との面会は、ルシファーの数少ない楽しみの一つだ。会う度に成長していく娘の姿に喜び、それを具に見守ることができないのが寂しかった。
それでも、チャーリーが面会を断ったことは一度も(思春期でグレてた時も)ないし、恋人ができた時は必ず紹介してくれた。離婚後も良好な関係でいられたのは、偏に元妻の教育の賜物だろう。
5524ルシファーはそれらに辟易しながらも、娘の後をついて行く。普段は通りがかることすらしない場所に来ているのは、彼女に頼まれたからだった。
「友達を紹介したいの」
チャーリーにそう言われたのは、定例の食事会の時だった。
離婚した妻に引き取られた娘との面会は、ルシファーの数少ない楽しみの一つだ。会う度に成長していく娘の姿に喜び、それを具に見守ることができないのが寂しかった。
それでも、チャーリーが面会を断ったことは一度も(思春期でグレてた時も)ないし、恋人ができた時は必ず紹介してくれた。離婚後も良好な関係でいられたのは、偏に元妻の教育の賜物だろう。
はもん
DONE・「赤の指先」の続き・二人が恋人になる話
・未知の感情に翻弄されるよわよわアラスターがいます
・軽い暴力表現
どうか私を愛と呼んで ──いける。これはいけるぞ。
城で一人、アヒルちゃん人形の山の前で思案していたルシファーは、確かな手応えを感じていた。
アラスターとの初デートから数ヶ月。公務やホテルの手伝いで忙しくしつつも、合間を縫って何度もアラスターとデートを重ねた。そして確信した。
──アラスターも、ルシファーを好いてくれている。
自惚れではない。これは確信だ。
例えば、ルシファーを見つめる眼差し。触れてくる指先の余韻。隣に座った時に触れる膝の温もり。耳元で聞こえる潜めた笑い声。肩を抱いた時に身を委ねる仕種。
あれがルシファーへの好意でないのなら何だというのか。アラスターはサキュバスの親戚か何かか。ビッチではあるだろうが。
9693城で一人、アヒルちゃん人形の山の前で思案していたルシファーは、確かな手応えを感じていた。
アラスターとの初デートから数ヶ月。公務やホテルの手伝いで忙しくしつつも、合間を縫って何度もアラスターとデートを重ねた。そして確信した。
──アラスターも、ルシファーを好いてくれている。
自惚れではない。これは確信だ。
例えば、ルシファーを見つめる眼差し。触れてくる指先の余韻。隣に座った時に触れる膝の温もり。耳元で聞こえる潜めた笑い声。肩を抱いた時に身を委ねる仕種。
あれがルシファーへの好意でないのなら何だというのか。アラスターはサキュバスの親戚か何かか。ビッチではあるだろうが。
はもん
DONE・「魔法の鏡なんてないよ」の続き・初デートするルシアラ
・当て馬ヴォックス
赤の指先 自身の感情を理解したルシファーは混乱の最中にあった。
(私が、アラスターを好き? 恋をしていると? まさか、そんな。ハハッ。だって、あのアラスターだぞ? あの……)
テーブルを挟んだ向かい側。ソファで寛ぎながら、アラスターはロックグラスを傾けていた。
ルシファーが持ってきたウィスキーは気に入ったらしい。眦を緩めながら、ラジオパーソナリティらしく喋り続けている。
「……かわいい」
『何か言いました?』
「いやっ。この生ハム美味いなって」
『そうでしょう』
自慢げに頷く様は幼い子どものようだった。たいそう可愛いらしいく見えて、ルシファーは掌で目を覆う。
なんてこった。アラスターが輝いて見える。彼の一挙手一投足が愛おしくて仕方がない。なんだか彼の周りにピンクのエフェクトも見えてきた。重症だ。
8277(私が、アラスターを好き? 恋をしていると? まさか、そんな。ハハッ。だって、あのアラスターだぞ? あの……)
テーブルを挟んだ向かい側。ソファで寛ぎながら、アラスターはロックグラスを傾けていた。
ルシファーが持ってきたウィスキーは気に入ったらしい。眦を緩めながら、ラジオパーソナリティらしく喋り続けている。
「……かわいい」
『何か言いました?』
「いやっ。この生ハム美味いなって」
『そうでしょう』
自慢げに頷く様は幼い子どものようだった。たいそう可愛いらしいく見えて、ルシファーは掌で目を覆う。
なんてこった。アラスターが輝いて見える。彼の一挙手一投足が愛おしくて仕方がない。なんだか彼の周りにピンクのエフェクトも見えてきた。重症だ。
はもん
DONE・「彼を知る前に己を知れ」の続き・ルシファーが恋心を自覚する話
・ニフティは素敵なレディ
魔法の鏡なんてないよ ルシファーの小っ恥ずかしい宣言から数週間。進捗は芳しくなかった。
まず、アラスターは普通に忙しかった。
ホテルの[[rb:あるじ > ・・・]]なんて言うだけあって、ホテルの裏方業務をほとんど一人でこなしている。経理などの事務作業から来客(冷やかしがほとんど)対応、細々とした雑務の処理など、とにかくやることが多い。これでもホテルが新しくなってかなりマシになったらしいので、あのオンボロホテルがどうしてオンボロのままだったか理由が知れた。
そして、彼にはラジオ放送もある。スタッフはいないので放送に伴う作業は彼一人で全てこなす必要があった。番組の構成を考えたり、お便りコーナーの手紙やファンレターを確認したり、機械のメンテナンスをしたり等。
6525まず、アラスターは普通に忙しかった。
ホテルの[[rb:あるじ > ・・・]]なんて言うだけあって、ホテルの裏方業務をほとんど一人でこなしている。経理などの事務作業から来客(冷やかしがほとんど)対応、細々とした雑務の処理など、とにかくやることが多い。これでもホテルが新しくなってかなりマシになったらしいので、あのオンボロホテルがどうしてオンボロのままだったか理由が知れた。
そして、彼にはラジオ放送もある。スタッフはいないので放送に伴う作業は彼一人で全てこなす必要があった。番組の構成を考えたり、お便りコーナーの手紙やファンレターを確認したり、機械のメンテナンスをしたり等。
はもん
DONE・「ルームツアー・アフター」の続き・ルシ→(←)アラ
・暴力表現あり
彼を知り己を知れば百戦殆うからず 食後のティーブレイク(コーヒーブレイク)に至るまで、ルシファーは少しだけアラスターという悪魔を知った。食の好みや利き手など細やかなものばかりだが、ルシファーの罪悪感を刺激するには十分だった。
剥き出して捻じ曲がっている基礎を一瞥し、小さな傷がそこかしこに付いているテーブルから目を逸らし、ルシファーは徐に口を開いた。
「あー……実はな、アラスター。申し訳ないんだが、君の部屋とか、このテラスとかが、その……こんな感じなのはな。わざとやったんだ」
──嫌がらせで。
言い訳もせず罪を告白する地獄の王。対して鹿の悪魔は、天気の話題を振られたかのように自然と『知ってますよ』と頷いた。
「え? 知ってた? 何を?」
9963剥き出して捻じ曲がっている基礎を一瞥し、小さな傷がそこかしこに付いているテーブルから目を逸らし、ルシファーは徐に口を開いた。
「あー……実はな、アラスター。申し訳ないんだが、君の部屋とか、このテラスとかが、その……こんな感じなのはな。わざとやったんだ」
──嫌がらせで。
言い訳もせず罪を告白する地獄の王。対して鹿の悪魔は、天気の話題を振られたかのように自然と『知ってますよ』と頷いた。
「え? 知ってた? 何を?」
はもん
DONE・「ルームツアー」の続き・ルシ→(←)アラ
・匠に弱い地獄の王と、礼儀礼節は重んじるラジオデーモン
ルームツアー・アフター ホテル復活記念ラジオは恙無く終了した。途中でペンタグラムシティが停電したりしたが、たまにあることだ。特にここ半年ほどは。
「ON AIR」のネオンが消えたラジオブースで、ルシファーは興奮を顕に拍手を送った。
「いや、凄い。凄いな君は!」
ラジオの放送現場を見るのは初めてではない。なんならラジオ全盛期の時代には、ゲストとして出演したこともある(罪人メディアとは別の、地獄産まれの悪魔が運営するメディアにだ)。全体的にノリが合わなかったので一度しか出たことはないが。そんな地獄の王にとっても、アラスターの手腕は素晴らしいものだった。
豊富な語彙。教養の深さが窺い知れる知識の幅広さ。嫌味と皮肉を交えながらの語り口は流暢であり、声音の高低や強弱を巧みに扱って言葉の印象をコントロールしている。
6103「ON AIR」のネオンが消えたラジオブースで、ルシファーは興奮を顕に拍手を送った。
「いや、凄い。凄いな君は!」
ラジオの放送現場を見るのは初めてではない。なんならラジオ全盛期の時代には、ゲストとして出演したこともある(罪人メディアとは別の、地獄産まれの悪魔が運営するメディアにだ)。全体的にノリが合わなかったので一度しか出たことはないが。そんな地獄の王にとっても、アラスターの手腕は素晴らしいものだった。
豊富な語彙。教養の深さが窺い知れる知識の幅広さ。嫌味と皮肉を交えながらの語り口は流暢であり、声音の高低や強弱を巧みに扱って言葉の印象をコントロールしている。
はもん
DONE新しいホテルのお部屋を妄想しようの会。ルシアラ未満。ルームツアー アダムにより崩壊したハズビンホテルは、ルシファーの手によって再建された。正確にはチャーリーやエンジェルなど、ホテルのメンバーも手助けしたが、大部分はルシファーの手によるものだ。
以前より電飾も多く派手な見た目になったホテルには、ちゃっかりルシファー専用の部屋も作られていた。林檎の形をした可愛らしい外観の部屋だ。ルシファーの部屋だと、ひと目でわかる。
その部屋と正反対の位置に、新しいアラスターの部屋はあった。元々アラスターが増設したラジオ塔があった位置だ。
黒と赤で作られた、自身をモチーフにしたデザインの部分を見つけた時、アラスターは目を丸くした。まさか、あのルシファーが、自分の部屋を作ってくれているとは思いもしなかったのだ。しかも、こんなにもアラスター専用と分かりやすい外観で。
2863以前より電飾も多く派手な見た目になったホテルには、ちゃっかりルシファー専用の部屋も作られていた。林檎の形をした可愛らしい外観の部屋だ。ルシファーの部屋だと、ひと目でわかる。
その部屋と正反対の位置に、新しいアラスターの部屋はあった。元々アラスターが増設したラジオ塔があった位置だ。
黒と赤で作られた、自身をモチーフにしたデザインの部分を見つけた時、アラスターは目を丸くした。まさか、あのルシファーが、自分の部屋を作ってくれているとは思いもしなかったのだ。しかも、こんなにもアラスター専用と分かりやすい外観で。