しょおと
PASTpass→2025年で何歳になった?ずと先生誕生日なので記念(?)に24年3月に出した富Kの同人誌(誕生日は関係ない話)から一部再録します(本編はもうちょっと続くんじゃ)
↓紙で欲しい&えっちなことするシーンも見たい方向け
https://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040031140736/ 14
HandyNigou
DOODLE「推し(院長)リスペクトで半分悪ふざけでプレゼントを同僚に買ったら届いてないのにデリバリー済みってことになってるけど、どうすっかなぁ」と考えてる人が富総に今いるよ。 4蒼hsoratokoh
DONE穏やかな日常のなかで、ふいに想いを自覚することもあるかもしれない。そんな富K。若さがそれを躊躇わせないかなと。
穏やかな日常の光 それは穏やかな日差しが心地よく眠気を誘う小春日和の午後だった。珍しいこともあるものだ、この人もやっぱり人間なんだなぁなどと思いながら富永は気配を押さえ、椅子に座ったままうたた寝をするKに近づいた。
昼の休診があけるまでまだしばらく猶予はある。起こすつもりは無いが、珍しさから立ち去れずについ近づいてしまった。綺麗な人だ。整った顔立ちは眠っていても当然損なわれること無く、むしろあどけなささえ感じられた。こんな風にまじまじとKの顔を観察したのは初めてかもしれない。 カーテン越しの柔らかな日差しでも影が出来るほど長い睫毛が不意に富永の胸をときめかせた。額に落ちた幾筋かの前髪を指先でそっと掻き分けて整える。そのわずかな刺激に当然Kは目を覚ました。
1343昼の休診があけるまでまだしばらく猶予はある。起こすつもりは無いが、珍しさから立ち去れずについ近づいてしまった。綺麗な人だ。整った顔立ちは眠っていても当然損なわれること無く、むしろあどけなささえ感じられた。こんな風にまじまじとKの顔を観察したのは初めてかもしれない。 カーテン越しの柔らかな日差しでも影が出来るほど長い睫毛が不意に富永の胸をときめかせた。額に落ちた幾筋かの前髪を指先でそっと掻き分けて整える。そのわずかな刺激に当然Kは目を覚ました。
HandyNigou
DOODLEハロウィンに描いた吸血鬼富とKの続きっぽいの。エロじゃないけど人先生の表情がそれっぽいのでワンクッション。いきなり噛んだらかなり痛いから念入りにムード盛り上げて準備する富先生。多分ここからエッチな流れになる。 2しょおと
MOURNING異星人トミナガにアブダクションされた牛ずと(TKBオマケあり)描きかけのボツ作品でも許してくれますね?(y/n)
軽い気持ちで見切り発車のマンガを描きはじめると自分がキャラ崩壊に耐えられなくなって投げ出しかけましたがやっぱりオニギリを食べるシーンは描きたいよということで直す前のをご供養あげです。
もっと正当な手続きを経てからオニギリを食べてもらう予定です! 5
しょおと
INFO7月28日の命のK譜 西2ホール ヌ13aでスペースいただきました!とっても健全に甘イチャする富Kの新刊サンプルです!
1or2ページの描きおろしマンガを詰め合わせてます!たぬきも少しだけいます!
ギリギリ全年齢/A5/22P/300円(開場頒布価格)
🐯通販ページ
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040031174880/ 7
ebi_gyouzavvv
INFO乳牛富Kアンソロジー『ミルク色の特効薬』(@ushitomik)に8ページ寄稿しました。1ページ+2、4、5ページの抜粋コマを掲載しています。
誘惑に抗えないとみ〜がちょっと悩む話です。
(pass : ↑18? yes or no) 3
めんだこ
DONE富K バカ系ギャグ小話 【第7回 ケンタとカズトのきらきらラジオ】本放送。パーソナリティ富永研太、パートナー神代一人、準レギュラーハガキ職人黒須一也でお送りするラジオ番組。 ラジオなので地の文はありません。メタ空間で展開しております。基本1話完結。全員おバカです!苦手な方は申し訳ありません。
第6.5回の直後となっております。
第7回 ケンタとカズトのきらきらラジオ 【せだいのおはなし】〈2024/07/04〉 「ケンタと〜?」
「カズトの」
「きらきらラジオ」
「きらきらラジオ」
「ハイどうも皆さんこんにちは!随分長らくご無沙汰でした。 医者2人の日常を当院所有のラジオカーからざっくばらんにお届けする地域限定不定期放送ラジオ番組。ケンタとカズトのきらきらラジオ、パーソナリティを勤めますのは私、院長やってます富永研太。そしてパートナーはいつものこの方!」
「医師をやっております神代一人です」
「この番組は『明るさで元気をサポートみんなの病院』の富永総合病院の提供でお送りいたします。
つい先程までのオフレコは超ハイテンションだったんですけどね。お仕事は落ち着いて話したいと思います。チャッチャとコレを終わらせてオレ達ご飯行かなきゃなんで」
6380「カズトの」
「きらきらラジオ」
「きらきらラジオ」
「ハイどうも皆さんこんにちは!随分長らくご無沙汰でした。 医者2人の日常を当院所有のラジオカーからざっくばらんにお届けする地域限定不定期放送ラジオ番組。ケンタとカズトのきらきらラジオ、パーソナリティを勤めますのは私、院長やってます富永研太。そしてパートナーはいつものこの方!」
「医師をやっております神代一人です」
「この番組は『明るさで元気をサポートみんなの病院』の富永総合病院の提供でお送りいたします。
つい先程までのオフレコは超ハイテンションだったんですけどね。お仕事は落ち着いて話したいと思います。チャッチャとコレを終わらせてオレ達ご飯行かなきゃなんで」
めんだこ
MENUK2 富K 第6.5回不思議空間ラブコメギャグラジオ小噺。ラジオなので地の文はありません。本収録前の雑談。曖昧時代でふんわり原作進行にリンクしたメタ空間で放送されている富永総合病院提供の広報ラジオ番組。パーソナリティ富永研太、パートナー神代一人で馬鹿話をお送りしております。仲良しですが会話がズレてる残念バカップル。
第6.5回 ケンタとカズトのきらきらラジオ 【番組本番前雑談】<2024/07/02>「何だかラジオ収録久しぶりになっちゃいましたねぇ。 随分暑くなってきたし。ハイこれ今回の飲料水。今回はサッパリ系です」
「ああ、すまない。もうすぐ夏が来るな。7月はお前の誕生日か…」
「ですね。アンタもオレも正確な日はいつか分かんないですけどwww 」
「そうだな。俺も2月としか確定していない。…お互いが生まれた日について、その、非常にメタ発言なんだが言ってもいいだろうか」
「このラジオじゃ今更でしょwww良いんじゃないですか?www 何?」
「どう考えても『今ここでラジオの収録している俺たち』の誕生日はカニとサカナ期間のどこかだと思う。星座の持つ特質的に」
「wwwwwwwそwれwはw 金色のアーマー着てるヒトの特質的な⁈ wwwwwww」
2357「ああ、すまない。もうすぐ夏が来るな。7月はお前の誕生日か…」
「ですね。アンタもオレも正確な日はいつか分かんないですけどwww 」
「そうだな。俺も2月としか確定していない。…お互いが生まれた日について、その、非常にメタ発言なんだが言ってもいいだろうか」
「このラジオじゃ今更でしょwww良いんじゃないですか?www 何?」
「どう考えても『今ここでラジオの収録している俺たち』の誕生日はカニとサカナ期間のどこかだと思う。星座の持つ特質的に」
「wwwwwwwそwれwはw 金色のアーマー着てるヒトの特質的な⁈ wwwwwww」
蒼hsoratokoh
DONE好きだと言えない一人の富K思いついたところだけ書いた短いの。
好きだと言えない一人の富K「K、好きです」
最近の富永はよく好きだと口にする。以前からもたまに言っていたが、実家から戻ってから特に頻度が増えたように思う。
ベッドの中だけでなく、就寝の挨拶の時や外出の見送りが俺たち以外にいない時など日常に溶け込むように好意を口にする。
そういう時はきっと、俺もだ、と返すのが良いのだろう。それは事実なのだから。けれど一人はいつも、あぁ、だとか、うんだとかの短い肯定の呟きを返すだけで、それすら憚られてただ頷くだけの時もあった。
付き合い初めは言い慣れない気恥ずかしさから、そして今は別の理由で一人は言葉に出来ないでいる。
態度では伝わっているはずだ。他の誰にも許さないほどの距離感で、どこへでも触れることを許しているのだから。それでもきっと富永は言葉を欲しがっている。
744最近の富永はよく好きだと口にする。以前からもたまに言っていたが、実家から戻ってから特に頻度が増えたように思う。
ベッドの中だけでなく、就寝の挨拶の時や外出の見送りが俺たち以外にいない時など日常に溶け込むように好意を口にする。
そういう時はきっと、俺もだ、と返すのが良いのだろう。それは事実なのだから。けれど一人はいつも、あぁ、だとか、うんだとかの短い肯定の呟きを返すだけで、それすら憚られてただ頷くだけの時もあった。
付き合い初めは言い慣れない気恥ずかしさから、そして今は別の理由で一人は言葉に出来ないでいる。
態度では伝わっているはずだ。他の誰にも許さないほどの距離感で、どこへでも触れることを許しているのだから。それでもきっと富永は言葉を欲しがっている。
めんだこ
DONE富Kのエッチなしアホ可愛い系。【夢でもし逢えたら 四夜目 すれ違いの夜】
しばらく振りに新しいのを書いてみました。
小さなとみながけんたとちっちゃいかみしろかずとのお話です。
えー、ここの富永は富Kレベル5です(笑)
【夢でもし逢えたら 四夜目 すれ違いの夜】「「あれ?寝てる?」」
神代一人と富永研太は共に幽体離脱ができる特異体質持ちである。双方共にやっと自覚を持った。明晰夢ではなく、実際に現地へ何度も行っていたらしい。
神代は人智の及ばぬ所もあるだろうと現象自体は自然体で受け入れた。むしろ己の言動に動揺し、ふと思い出しては固まっている。
富永は何とかこの現象を自在にコントロールできないものかと、日々研究と実験にいそしんでいる。
いつこの夢で会えるのか、本人たちにも分からない。
なので、お互いのタイミングが重なってしまう夜もある。
「もう休んでいたのか。……長く眠れるようで良かった」
パジャマ姿で横たわる富永がいるベッドの縁に、ちっちゃな神代一人がふわりと現れた。
2582神代一人と富永研太は共に幽体離脱ができる特異体質持ちである。双方共にやっと自覚を持った。明晰夢ではなく、実際に現地へ何度も行っていたらしい。
神代は人智の及ばぬ所もあるだろうと現象自体は自然体で受け入れた。むしろ己の言動に動揺し、ふと思い出しては固まっている。
富永は何とかこの現象を自在にコントロールできないものかと、日々研究と実験にいそしんでいる。
いつこの夢で会えるのか、本人たちにも分からない。
なので、お互いのタイミングが重なってしまう夜もある。
「もう休んでいたのか。……長く眠れるようで良かった」
パジャマ姿で横たわる富永がいるベッドの縁に、ちっちゃな神代一人がふわりと現れた。
めんだこ
PAST富K エッチ無しアホ可愛い系の過去作品再UPです。【夢でもし逢えたら 三夜目 2人の夜】
幽体離脱できる富永研太と神代一人の第三夜でひとまずの最終夜です。一話完結ですので単品でもどうぞ。幽体離脱後のイメージは動く『ぬい』です。
【夢でもし逢えたら 三夜目 2人の夜】神代一人は都心での出張予定が入っていた。日時のうち開始時間は決まっているが終了予定時刻は分からない。大概そんな時は予想を超える時刻となり、その日のうちに村へは帰れない。しかしその翌日には昼に診療所で手術の予定が入っている。こちらも日時は動かせない。これは都内一泊、手術当日早朝移動しかないな、とカレンダーに書き込む。
富永研太は連続出張予定が入っていた。まずは都内。終了時間目処全く立たず。翌日は遥か北の大地で行われる大学時代の恩師の講演会。どう考えても都内で一泊から飛行機で翌日早朝出発。
大した要件でもない電話での雑談で、お互いの弾丸出張日時と場所が一部合致している事が判明し、ならば一緒の宿に泊まるかと言う流れになった。
5049富永研太は連続出張予定が入っていた。まずは都内。終了時間目処全く立たず。翌日は遥か北の大地で行われる大学時代の恩師の講演会。どう考えても都内で一泊から飛行機で翌日早朝出発。
大した要件でもない電話での雑談で、お互いの弾丸出張日時と場所が一部合致している事が判明し、ならば一緒の宿に泊まるかと言う流れになった。
めんだこ
PAST富K エッチ無しアホ可愛い系過去作品の再UPです。【夢でもし逢えたら 二夜目】 富永研太
幽体離脱できる特殊体質持ちのとみながけんたと神代一人のお話です。
『カワイイ』に全力で挑戦しました。イメージは『ぬいのような姿の魂』で書いてます。
続き物の第二夜目ですが全て単品でも分かるようにしたつもり…です。
【夢でもし逢えたら 二夜目】 富永研太富永研太は幽体離脱できる。しかし本人は知らない。目覚めた時、余りの多幸感に覚醒まで時間を要する自覚があるだけである。そして隙間時間を見つけては覚えている限りの内容を手近なメモに残し宝箱BOX(物理)に入れる。
勿論誰にも見せず、話さない。
話してしまったらもう二度と、この夢が見れなくなってしまうような気がするから。
目の前の金属光沢を放つ壁がパタリと倒れ、開けた視界に巨大な美人が現れた。
「やっぱりいたか…」
「こんばんはー!また遊びに来ました‼︎」
比較的早い時間に一日の業務がほぼ終わり譲介が彼の部屋へ戻った後、最後の仕上げとして日中届いたメールチェックしていた神代はモニタの裏側に気配を感じ、ノートパソコンをそのまま閉じた。
3740勿論誰にも見せず、話さない。
話してしまったらもう二度と、この夢が見れなくなってしまうような気がするから。
目の前の金属光沢を放つ壁がパタリと倒れ、開けた視界に巨大な美人が現れた。
「やっぱりいたか…」
「こんばんはー!また遊びに来ました‼︎」
比較的早い時間に一日の業務がほぼ終わり譲介が彼の部屋へ戻った後、最後の仕上げとして日中届いたメールチェックしていた神代はモニタの裏側に気配を感じ、ノートパソコンをそのまま閉じた。
めんだこ
PAST以前書いたものの再UPです。ポイピク版です。富永研太と幽体離脱できる特殊体質持ちのかみしろかずとのお話。
『カワイイ』に総力を挙げて全フリしてみました!ちゃんと可愛くなってたらいいなぁ。
続き物の第1夜目ですが全て単品でも読めるようにしたつもり…です!
【夢でもし逢えたら 一夜目】 神代一人神代一人は幽体離脱できる。しかし本人は気付いていない。目覚めた時随分楽しい夢を見たとひとり笑い、心の奥底メモにそっと書き残す。誰かに話した事もなく、きっとこれから先も話さない。自分だけの宝物だから。
目の前にシルバーグレーの金属光沢がある壁が現れた。
夢の中でまたこの夢を見ているな、と感じる。所謂明晰夢と言う現象だ。
その遮蔽物は二歩も歩けば途切れ、向こう側からは柔らかな光が差し込んでいる。
薄暗い場所から明るい向こう側を除き込んでみた。
「やあまた来てくれたんですねいらっしゃい」
壁の向こう側にはネクタイを緩めた巨大な富永がいた。
目が合うなり弾けるような明るい声で言葉を掛けてくれる。いつもそうだったなと昔を思う。
3502目の前にシルバーグレーの金属光沢がある壁が現れた。
夢の中でまたこの夢を見ているな、と感じる。所謂明晰夢と言う現象だ。
その遮蔽物は二歩も歩けば途切れ、向こう側からは柔らかな光が差し込んでいる。
薄暗い場所から明るい向こう側を除き込んでみた。
「やあまた来てくれたんですねいらっしゃい」
壁の向こう側にはネクタイを緩めた巨大な富永がいた。
目が合うなり弾けるような明るい声で言葉を掛けてくれる。いつもそうだったなと昔を思う。
imo_mocchi
DONE3/17K譜無配の富Kです40代になってからお付き合いを始めた二人。ある日K先生が富永先生のご両親に挨拶したいと言い出して…
相互思いやりハッピー富Kです
(途中、富永先生の危惧という形で同性愛差別的表現が含まれます。ご注意ください) 16
tsxkll
MOURNING一応死ネタではあるんですが、タイトルにあるように夢オチなので、大丈夫そうならどうぞ。生産元は光のフジョシです。100%妄想で謎時空ですけど何となくバディ後のような気分かもしれない。文字書きではないのでネタメモの供養だと思って色々と薄目で見れる人向けです。 2480hooloovoo27
DONE富Kアンソロ『四季』に寄稿しました『熱をたどる』の補足漫画。2泊3日の旅行の2日目の晩の情景です。
ろくな話はしていない。下ネタです。(K先生を拗れたアレな人にしてしまった) 3
蒼hsoratokoh
DONEミニスカサンタ着てくれって富永にリクエストされた一人の話。富Kハイヒール部
ミニスカサンタ着てくれる人先生「お前が俺を好いているのはわかっている。リクエストを聞くとも言った。だがこれはどうかと思うぞ。本来こういった物は俺のようなガタイの良い男が着るものではない」
好いている、というのは彼らしく奥ゆかしい表現である。要は、これでお前は興奮するのかと聞いているのである。
ホテルのバスルームにて、手渡された衣服を広げて難色を示す神代に富永は飄々と答えた。
「わかっている、本当にそうかなぁ。俺は大丈夫だと思うからお願いしたわけですが、しかしあなたが不安に思う気持ちもわからなくは無いです。そこで、これです」
富永は足元に用意しておいた紙袋を手渡した。神代は広げていた真っ赤なワンピースを小脇に抱え、受け取った紙袋を覗き込む。
1751好いている、というのは彼らしく奥ゆかしい表現である。要は、これでお前は興奮するのかと聞いているのである。
ホテルのバスルームにて、手渡された衣服を広げて難色を示す神代に富永は飄々と答えた。
「わかっている、本当にそうかなぁ。俺は大丈夫だと思うからお願いしたわけですが、しかしあなたが不安に思う気持ちもわからなくは無いです。そこで、これです」
富永は足元に用意しておいた紙袋を手渡した。神代は広げていた真っ赤なワンピースを小脇に抱え、受け取った紙袋を覗き込む。
蒼hsoratokoh
DONEささやかなクリスマスケーキを食べる富Kの話。出会って最初の、まだ也くんが来る前のクリスマスです。付き合ってない。
翌年からは也くんが来て賑やかになると思うけど。
小さなクリスマスの富K「こんな時間に来てもらって悪かったね」
痛めた腰を摩りながら老人は申し訳なさそうに眉を下げた。
「いえいえ、明日まで我慢するのも診療所まで来るのも大変でしょう。いつでも気にせず言ってくださいね。湿布と、痛み止めも出しておきます。それから……」
富永は往診カバンから必要なものを取り出して説明しながら渡していく。
「夕食はもう?」
奥さんが湯気の立つ湯呑を乗せたおぼんを持ってキッチンから戻って来た。これから寒い外へ出ることを思い、ありがたく頂くことにする。
「ええ、先ほどすませました。お茶いただきます」
「ケーキは食べたんか? これからか?」
老人の言葉に富永は一瞬どうしてそんな質問をするのだろうとさえ思った。視界に入った壁掛けのカレンダーのおかげでやや遅れてクリスマスイブであることを自覚した。
3867痛めた腰を摩りながら老人は申し訳なさそうに眉を下げた。
「いえいえ、明日まで我慢するのも診療所まで来るのも大変でしょう。いつでも気にせず言ってくださいね。湿布と、痛み止めも出しておきます。それから……」
富永は往診カバンから必要なものを取り出して説明しながら渡していく。
「夕食はもう?」
奥さんが湯気の立つ湯呑を乗せたおぼんを持ってキッチンから戻って来た。これから寒い外へ出ることを思い、ありがたく頂くことにする。
「ええ、先ほどすませました。お茶いただきます」
「ケーキは食べたんか? これからか?」
老人の言葉に富永は一瞬どうしてそんな質問をするのだろうとさえ思った。視界に入った壁掛けのカレンダーのおかげでやや遅れてクリスマスイブであることを自覚した。