HAGO
PAST『誘う』(茨あん)こちら、茨あんアンソロジー『絡愛ストラテジー』に寄稿させていただいた漫画です。海外のアンソロに参加するのはこの時が初めてでとても緊張しましたが、楽しく作業したのを今も覚えています。本当にありがとうございました。 10
にまにま
SPUR MEおわるきがしない『暑い』
付き合っていた彼が亡くなった。
事故だった。トラックとの正面衝突。
2年と少しの付き合い。結婚の話も出ていた。
「死んじゃったんだなぁ」
口にすると、意外にもそれは心にストンと落ちて、恋人だったはずなのに、悲しくはなかった。
「後を追おうだなんてそんな馬鹿なこと考えないでくださいよ」
ふと、声が聞こえた。ここは公園。子供はいない。
振り返るとローズマダーが見えた。
「七種くん?なんで…」
「彼、自分のところでもスポンサーとしてお世話になっていたので」
「そう、なんだ。ありがとう」
「なんであなたが礼を言うんです?」
どうぞ、と何処からか買ってきた缶コーヒーを手渡され、どかりと私の座っている─あまり丈夫とは言えないベンチに座った。そのままカコっと缶を開けてゴクリと一口。
3696付き合っていた彼が亡くなった。
事故だった。トラックとの正面衝突。
2年と少しの付き合い。結婚の話も出ていた。
「死んじゃったんだなぁ」
口にすると、意外にもそれは心にストンと落ちて、恋人だったはずなのに、悲しくはなかった。
「後を追おうだなんてそんな馬鹿なこと考えないでくださいよ」
ふと、声が聞こえた。ここは公園。子供はいない。
振り返るとローズマダーが見えた。
「七種くん?なんで…」
「彼、自分のところでもスポンサーとしてお世話になっていたので」
「そう、なんだ。ありがとう」
「なんであなたが礼を言うんです?」
どうぞ、と何処からか買ってきた缶コーヒーを手渡され、どかりと私の座っている─あまり丈夫とは言えないベンチに座った。そのままカコっと缶を開けてゴクリと一口。
washing_kuma
DOODLEあんずさんが事故死に偽装されて誰かに殺される所から始まる茨あんミステリーのイメージとメモです。文はぜんぜん繋がってないです。100私の性癖なので、嫌な予感のする人は戻るが吉です...にまにま
CAN’T MAKE結構前からいばあんにはまり、すぐ書き始めた文です。書き終わる気がしないので少しだけモチベアップのために上げます。未定「好きです、あんずさん」
何度目の告白だろう。ESに入ってからというもの、こういうのが増えたと思う。
今回の男性は以前2winkのCMで一緒になった人だ。確か…ADさん。
普通、こういうのは断るべきなのだろうか。別にこの人が嫌いなわけでもないし、振るのは可哀想だから、とかそういう憐れみでもない。
「ありがとうございます、これからよろしくおねがいします」
愛がどんなものか知りたいから、私は色んな人とお付き合いをする。
そんな私を見て、綺羅星たちは幻滅するだろうな。
私、ことESのプロデューサーのあんずは愛に飢えていた。といえば聞こえはいいだろうか。
まぁ実際、そういうところだ。高校ではロクに恋愛だなんてしてこなかったし。それでも学生時代を後悔だなんてしてないけれど。
4629何度目の告白だろう。ESに入ってからというもの、こういうのが増えたと思う。
今回の男性は以前2winkのCMで一緒になった人だ。確か…ADさん。
普通、こういうのは断るべきなのだろうか。別にこの人が嫌いなわけでもないし、振るのは可哀想だから、とかそういう憐れみでもない。
「ありがとうございます、これからよろしくおねがいします」
愛がどんなものか知りたいから、私は色んな人とお付き合いをする。
そんな私を見て、綺羅星たちは幻滅するだろうな。
私、ことESのプロデューサーのあんずは愛に飢えていた。といえば聞こえはいいだろうか。
まぁ実際、そういうところだ。高校ではロクに恋愛だなんてしてこなかったし。それでも学生時代を後悔だなんてしてないけれど。
ibara_mpica
PROGRESS茨あんです。途中までですが、この後のストーリーについてアンケートで背中おしてください…
xoxo「七種くん、ここでは、ちょっと…」
「どうせ誰も見てませんよ」
狭いエレベーターの中で、私の手を握って身体を寄せる茨くん。
どうせ誰も、というよりはたくさんの人が乗っていて、私は気が気じゃない。
真夏でもないのに変に汗はかくし、視線も定まらない。
茨くんの背中に隠された私の右手は、遊ぶように握られ擦られとくすぐったい。
7階でニューディの社員が降りる。
12階でリズリンの社員が降りる。
ここでやっと人が少ないという程度まで減って、ふっと息を吐くと、次に到着した18階で茨くんは降りる。
「あんずさんは20階ですよね?」
「…え?え、えぇ、はい」
私たちの他にはあと3人。
ガラス向こうの青空を背に、どうか振り向かないでと祈るばかりで、繋がれていない反対側の手をぎゅっと握る。
2967「どうせ誰も見てませんよ」
狭いエレベーターの中で、私の手を握って身体を寄せる茨くん。
どうせ誰も、というよりはたくさんの人が乗っていて、私は気が気じゃない。
真夏でもないのに変に汗はかくし、視線も定まらない。
茨くんの背中に隠された私の右手は、遊ぶように握られ擦られとくすぐったい。
7階でニューディの社員が降りる。
12階でリズリンの社員が降りる。
ここでやっと人が少ないという程度まで減って、ふっと息を吐くと、次に到着した18階で茨くんは降りる。
「あんずさんは20階ですよね?」
「…え?え、えぇ、はい」
私たちの他にはあと3人。
ガラス向こうの青空を背に、どうか振り向かないでと祈るばかりで、繋がれていない反対側の手をぎゅっと握る。
anoco_enst
CAN’T MAKE付き合ってる(もしくは同棲している)世界線の茨あんが仕事でコンペみたいな感じでプレゼン対決しなくちゃいけなくなったとき躊躇なく距離置く話書きたいな〜と思って途中まで書いたけど書けないから供養書けたら書く
同棲軸茨あちゃんの計画別居の話、供養「出て行くよ、わたし」
長期旅行用の大きなキャリーケースを抱えた恋人が、帰宅したばかりの俺に向かって高らかにそう宣言した。
「……行く宛てはあるんです? ご実家?」
「いや、ホテルとったよ」
「そうですか。じゃあ自分が出て行きますよ、ちょうどそうしようと思っていましたし」
あんずさんがやや眉をひそめて思案する。大きなキャリーケースにリュックサック、PC、仕事用のトートバッグ。俺ならその半分、いや三分の一で十分だ。
「でもホテル予約したのはわたしだし……」
「電話すれば名前くらい変えてもらえるでしょう。それほど混む時期でもありませんし。『ここ』の方がセキュリティーもしっかりしてますから、あんずさんはそのままこちらでどうぞ! さて、自分は今から荷物をまとめますから少々お待ちください!」
1472長期旅行用の大きなキャリーケースを抱えた恋人が、帰宅したばかりの俺に向かって高らかにそう宣言した。
「……行く宛てはあるんです? ご実家?」
「いや、ホテルとったよ」
「そうですか。じゃあ自分が出て行きますよ、ちょうどそうしようと思っていましたし」
あんずさんがやや眉をひそめて思案する。大きなキャリーケースにリュックサック、PC、仕事用のトートバッグ。俺ならその半分、いや三分の一で十分だ。
「でもホテル予約したのはわたしだし……」
「電話すれば名前くらい変えてもらえるでしょう。それほど混む時期でもありませんし。『ここ』の方がセキュリティーもしっかりしてますから、あんずさんはそのままこちらでどうぞ! さて、自分は今から荷物をまとめますから少々お待ちください!」
kotobuki_enst
DONE脈がありそうでなさそうな茨あん。あんずちゃんは茨のしょっちゅう私用のメッセージを送ってこないところや仕事が大好きなところ、飲んだ時は割り勘を受け入れてくれるところなどを気に入っています。手を変え品を変え 七種茨はあんずのことが好きである。あわよくばお付き合いをしたいし、他の男への興味なんてさっぱり失って自分だけにメロメロになって欲しいと思っている。まあ彼女は根っからのプロデューサーなので、後半部分はどう足掻いても叶わないだろうと思っているけれど。
幸いなことに顔には自信があった。地位も財産も不満を持たれるほど低くはないし、彼女の大好きなアイドルとしても申し分ない逸材だと思う。生まれと育ちだけが欠点だが、彼女は家柄で異性の良し悪しを判断するような人間ではないのでそこもさして気にする必要はない。
だがしかし、こんなにいい男が時にさりげなく、時に大胆に好意をアピールしているというのに、彼女ときたら靡く様子がさっぱりなかった。自分に何か不満があるのか、そもそも異性として意識されていないのか。プロデューサーとしてアイドルとくっつくわけにはいかないと自制しているのか。
3395幸いなことに顔には自信があった。地位も財産も不満を持たれるほど低くはないし、彼女の大好きなアイドルとしても申し分ない逸材だと思う。生まれと育ちだけが欠点だが、彼女は家柄で異性の良し悪しを判断するような人間ではないのでそこもさして気にする必要はない。
だがしかし、こんなにいい男が時にさりげなく、時に大胆に好意をアピールしているというのに、彼女ときたら靡く様子がさっぱりなかった。自分に何か不満があるのか、そもそも異性として意識されていないのか。プロデューサーとしてアイドルとくっつくわけにはいかないと自制しているのか。