羽神弓槻
MOURNING〆が上手くまとまらなくなったので供養という形で・・・龍藍湛と兎魏嬰の話でした。
無題「藍兄ちゃん、明日はお誕生日なんだってな。何か欲しいものとか俺にして欲しい事とかあるか?」
白い龍の膝の上で赤い着物を着た黒い小兎が足をパタパタさせながら聞いてきた。
「欲しい物?」
「何かあるのか!」
顔を見上げ藍湛を見つめる瞳はキラキラと輝いていた。
「君とこうしている時間」
「俺と一緒にいて楽しい?」
「うん。あと、とても嬉しい」
「俺と同じだ!!すっごい嬉しい!!」
大きな声を出す黒兎に白い龍は指を口元において「しー」と呟く。
慌てて小さな手で小さな口を押さえバツが悪そうな顔をして小さく謝罪した。
「うん、魏嬰は良い子」
大きな手で頭を撫でられ目を細めて気持ちよさそうにしている魏嬰を静かに見つめる。
「魏嬰と出会えて幸せだ」
708白い龍の膝の上で赤い着物を着た黒い小兎が足をパタパタさせながら聞いてきた。
「欲しい物?」
「何かあるのか!」
顔を見上げ藍湛を見つめる瞳はキラキラと輝いていた。
「君とこうしている時間」
「俺と一緒にいて楽しい?」
「うん。あと、とても嬉しい」
「俺と同じだ!!すっごい嬉しい!!」
大きな声を出す黒兎に白い龍は指を口元において「しー」と呟く。
慌てて小さな手で小さな口を押さえバツが悪そうな顔をして小さく謝罪した。
「うん、魏嬰は良い子」
大きな手で頭を撫でられ目を細めて気持ちよさそうにしている魏嬰を静かに見つめる。
「魏嬰と出会えて幸せだ」
名護屋乃(なごやん)
DONE『枇杷のつぶやき』(改訂版)忘羨万物百譜、タグ参加作品
文庫メーカー2P分
スケハの傍の枇杷の木視点。
スケハの夜は安らかに更けていく……
(1/31にupしたものの改訂版です) 2
kuri13xxx
MOURNING藍湛☆お誕生日おめでとう!!\(●´ϖ`●)/*自己流翻訳注意*
もう全ての日本語力を使い果たしました....ニュアンスの違いあるいは当てない部分などあるかもしれません、ご了承ください...(;´༎ຶД༎ຶ`) 3
がちゃりん
DONELWJ誕生祭企画にあわせて描かせて頂きました。しっぽシリーズのアナザーEPになりますので、一部ネタバレが入ってますが、お楽しみいただければ、嬉しいです。
主催者さまのご了承を頂き、タイトルはイベントの副題を使わせて頂きました。
ありがとうございます。m(_ _)m 4
CanalGrandeWeb
DONEうさ羨まとめました最初の3枚から始まった(笑)
ウサギになる呪いにかかったじょれ嬰とそれを愛でる藍湛の4コマ
ちょいお色気あり★注意
個人的にお色気うさ羨(大)と、「私だー!」の藍湛が気に入ってる(笑) 23
CanalGrandeWeb
DONE陳情令、50話の山頂さよなら〜再会までのいつかの時間の妄想①独夜…一人になっちゃった魏嬰ちゃん、寂しがっていたらいいな~と
②東雲…残された含光君は。兄君が忘羨の応援する話
③黎明…藍湛が魏嬰を迎えに行く、最終話のシーンを…藍湛側から 22
winlapis6marin1
DONE2023年11月25日~26日 JORE FES-満天星斗- 展示作品『第4343話 重なり合う桃』9p
何でも許せる人向けです。
頭をからっぽにしてご覧下さい(笑)
PASS:藍湛の好きな動物 ひらがなで3文字。 9
めぇめぇ
DONE【前編】陳情令最終話、2人が山で別れた後のお話です。
ネタバレ含みます。
・全話視聴済みであること推奨(陳情令はネタバレなしに最後まで見て頂きたいので!)
・日本語の意味で考えないと成り立たないストーリーですので予め念頭に置いていただけると助かります。
パスワードは陳情令最終話のタイトルをひらがなで 8
CanalGrandeWeb
DONE魔道祖師と陳情令、クロスオーバー四コマ漫画3本私が描くじょれとそしの忘羨を並べて見たいといわれたので1を描いて、兄上や江澄も見たいと言われて2を描いて、ならば義城組も見たいと言われて3を描きました(笑)それぞれリクをくれた人に捧げます❤ 3
poriavv
DONE春の植物を愛でる知己の短編春の知己 ざあ、と心地の良い風が新緑の葉を鳴らしていく。
目的の藤の木は、この先の緩やかな曲道を進んだ先にある。菓子と茶器を入れたおかもちを手に、藍忘機は逸る気持ちのまま足早に歩を進めた。
「藍湛、花見をしよう!」
「花見?」
静室で共に昼餉を摂り終え、藍忘機が食後の茶を淹れている時であった。
「うん、裏山に藤の木があるだろ?この間散歩してたらさ、チラホラ花が咲き始めてたんだ。きっと今頃見頃だと思う」
飲み頃の温度で淹れられた茶をぐいっと一口で飲んで、魏無羨は身を乗り出した。
「今日の午後の執務は早く終わるって言ってただろ?酒と菓子でも持って…あ、お前は勿論お茶な!花を愛でながら一杯…どうだ?」
本当は食事中からずっと話したかったのだろう、妙にそわそわと物言いたげな視線を向けられていた理由に納得する。ここ暫く執務が立て込んでいて、余り2人で過ごす時間が取れていなかった。花を愛でながら魏無羨と語らうのは、藍忘機にとっても非常に魅力的な提案に思えた。
1601目的の藤の木は、この先の緩やかな曲道を進んだ先にある。菓子と茶器を入れたおかもちを手に、藍忘機は逸る気持ちのまま足早に歩を進めた。
「藍湛、花見をしよう!」
「花見?」
静室で共に昼餉を摂り終え、藍忘機が食後の茶を淹れている時であった。
「うん、裏山に藤の木があるだろ?この間散歩してたらさ、チラホラ花が咲き始めてたんだ。きっと今頃見頃だと思う」
飲み頃の温度で淹れられた茶をぐいっと一口で飲んで、魏無羨は身を乗り出した。
「今日の午後の執務は早く終わるって言ってただろ?酒と菓子でも持って…あ、お前は勿論お茶な!花を愛でながら一杯…どうだ?」
本当は食事中からずっと話したかったのだろう、妙にそわそわと物言いたげな視線を向けられていた理由に納得する。ここ暫く執務が立て込んでいて、余り2人で過ごす時間が取れていなかった。花を愛でながら魏無羨と語らうのは、藍忘機にとっても非常に魅力的な提案に思えた。
未月玲音
PROGRESS不夜天での温氏討伐後、の含らIF一人で何でも抱え込んでしまった魏無羨が、人を頼っていたらなもしも物。
陰虎符をすぐに破壊しないと駄目だと思った先、頼ったのは「姑蘇に帰ろう」と呼び掛けてくれた藍忘機だった。江澄にも許可(というより宿題出されて追い出された)もらって、本格的に陰虎符破壊を共同作業する話。
金丹に出来たらいいなぁなやつ
姑蘇在住の夷陵老祖(途中)射日の戦後暫くして各仙門立て直しへと向かう中、雲深不知処に突如として夷陵老祖として名を上げた魏無羨が訪ねてきた。結界を守る姑蘇の門弟の前に立ち腕を組んで背を伸ばし小さく笑ってみせるとこう告げる。
「含光君へ伝えてくれ。言われた通りに姑蘇に来てやったぞ、と」
戦の中藍忘機が彼に投げかけた「姑蘇に帰ろう」を魏無羨は果たしにきたのだと。
すぐさま伝令が走り藍忘機は規則である雲深不知処では走らない、と守りつつも早歩きで入口である門へと急いだ。魏無羨は指先で髪を弄って暇を潰していたが、藍忘機の姿を見ると目を弧にして真っすぐ見つめた。
喜びと疑問の半々の気持ちの中出迎えた藍忘機は自らの私室である静室まで招いて「どうして」と問う。味方同士でありながらも邪術を使う魏無羨の凶屍を削り、歩みを止めたこともあった。怒鳴られ、怒りをぶつけられた、嫌われたと思っていた。隣に立つことは出来ないと、歯がゆく唇を噛んだこともあった。そんな藍忘機の姿に魏無羨は小さく笑うと
4328「含光君へ伝えてくれ。言われた通りに姑蘇に来てやったぞ、と」
戦の中藍忘機が彼に投げかけた「姑蘇に帰ろう」を魏無羨は果たしにきたのだと。
すぐさま伝令が走り藍忘機は規則である雲深不知処では走らない、と守りつつも早歩きで入口である門へと急いだ。魏無羨は指先で髪を弄って暇を潰していたが、藍忘機の姿を見ると目を弧にして真っすぐ見つめた。
喜びと疑問の半々の気持ちの中出迎えた藍忘機は自らの私室である静室まで招いて「どうして」と問う。味方同士でありながらも邪術を使う魏無羨の凶屍を削り、歩みを止めたこともあった。怒鳴られ、怒りをぶつけられた、嫌われたと思っていた。隣に立つことは出来ないと、歯がゆく唇を噛んだこともあった。そんな藍忘機の姿に魏無羨は小さく笑うと
winlapis6marin1
DONE11月22日はいい夫婦の日🥰魏嬰バージョンと藍湛バージョン。
魏嬰バージョンだけの絵はpixivで展示中。
藍湛バージョンはR18なのでこちらに❤
パスワード:いい夫婦の日、数字4桁で。
ニノ式啓水
DONE同人誌「ひとひらの雫」より、WEB用に加工・加筆したものです。龍狐AUのイラストがありますので、なんでも許せる方のみご覧ください。
・2023.10.15 加筆修正
・2023.11.5 漫画の冒頭は、別でアップするためこちらから削除しました。 3
天子(てんこ)
DONE忘羨/曦澄某映画の某曲が忘羨すぎて御剣デートさせたくなってしまった
江澄の恋路がメインっぽさありますが、メインは御剣デート忘羨です
後日、曦澄side予定
※誤字脱字その他ミスがある可能性大※
揺蕩う恋草蓮花塢の夜は美しい。
月明かりが水面に映り、天地が逆転したかのような眺めが見渡す限りに広がる。
湖上の蓮の花が揺らぐのを見ながら荷風酒を呷り、ほうと息を吐いた。
部屋には藍忘機の奏でる忘機琴の音色が満ち、魏無羨は夢見心地であった。
「魏無羨、飲み過ぎだ。何甕飲みつくしたと思っている」
雲夢江氏の宗主である江晩吟の凜と響く声音がじわりと苛立ちを含み始めたころ、魏無羨の後ろにはとても大きな酒甕が三つか、四つほど転がっていた。
藍忘機はその苛立った声にぴたりと琴の弾く指を止め、しばし様子を見る。
「あのなぁ、江澄。お前が俺をここに呼んだんだろ。そろそろ話をしたらどうだ。含光君は俺みたいに暇じゃない。藍湛……音を止めないでくれ」
6069月明かりが水面に映り、天地が逆転したかのような眺めが見渡す限りに広がる。
湖上の蓮の花が揺らぐのを見ながら荷風酒を呷り、ほうと息を吐いた。
部屋には藍忘機の奏でる忘機琴の音色が満ち、魏無羨は夢見心地であった。
「魏無羨、飲み過ぎだ。何甕飲みつくしたと思っている」
雲夢江氏の宗主である江晩吟の凜と響く声音がじわりと苛立ちを含み始めたころ、魏無羨の後ろにはとても大きな酒甕が三つか、四つほど転がっていた。
藍忘機はその苛立った声にぴたりと琴の弾く指を止め、しばし様子を見る。
「あのなぁ、江澄。お前が俺をここに呼んだんだろ。そろそろ話をしたらどうだ。含光君は俺みたいに暇じゃない。藍湛……音を止めないでくれ」
みかん
MOURNINGほとんどメモのような忘羨の独白。日本語版小説の書き方やラジオドラマの感じだと、こういう解釈もありかもしれないと思った……。
忘却を羨む手のひらがあたたかい。
ぼろぼろになった藍湛が、俺の前に跪いて両の手を握っている。
懸命にこちらを見あげて、いつになく必死なその顔が、俺に何かを伝えようとしている。
唇がうごく。嗚呼、彼はなんと言っている?
「――――、――!」
何かを伝えようとしていることはわかるのに。それがきっと大切なことだとわかるのに。
ここは乱葬崗に近いのか。どうしてかいつもより鮮明に聴こえる亡者たちの声がうるさい。
「魏嬰、―――」
うるさい。うるさい。
「――、聞いて。私は――、」
黙れ。藍湛の声が聞こえないだろう。
「――失せろ!」
もう届かない。壊れていく彼の心を留める力が、私にはない。
―――遠くから聴こえた彼の義姉の声は届いたのに。
どうすればよかったのだろう。どうすれば、彼を繋ぎ止めていられた?
1587ぼろぼろになった藍湛が、俺の前に跪いて両の手を握っている。
懸命にこちらを見あげて、いつになく必死なその顔が、俺に何かを伝えようとしている。
唇がうごく。嗚呼、彼はなんと言っている?
「――――、――!」
何かを伝えようとしていることはわかるのに。それがきっと大切なことだとわかるのに。
ここは乱葬崗に近いのか。どうしてかいつもより鮮明に聴こえる亡者たちの声がうるさい。
「魏嬰、―――」
うるさい。うるさい。
「――、聞いて。私は――、」
黙れ。藍湛の声が聞こえないだろう。
「――失せろ!」
もう届かない。壊れていく彼の心を留める力が、私にはない。
―――遠くから聴こえた彼の義姉の声は届いたのに。
どうすればよかったのだろう。どうすれば、彼を繋ぎ止めていられた?