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    #リョ三

    lyoto-3宫三

    I27mayol

    DONEポイピク使ってみたかったんだ☺️とか言って短すぎて支部にも置けねぇだけ。リョ三の日♡
    特別な日に朝起きてスマホを手に持つ。7月14日。別に身近な人の誰の誕生日な訳でもない。大きなイベントがある訳でもない。ただ俺にとっては、俺達にとっては特別なその数字の並び。言い出したのはどっちだったっけ?



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    高校2年の夏。全国大会出場を決め更に気合いの入った練習に毎日追い込まれていたそんなある日。
    制服から練習着に着替えて部室のソファに座る。バッシュの紐を足にフィットするようにしっかり結び上げていると隣で長い両足を投げ出していた三井があ、と声を出した。俺の背中をバシバシと叩く。

    「宮城、なぁ」
    「いてぇいてぇ。ちょっと」
    「今日は何の日だ」
    「はぁ?」

    別に誰かの誕生日ではなかったはずだし。朝のテレビで『ひまわりの日』なんて言ってどこぞのひまわり畑が紹介されていたが三井がそれを知っているとは思わない。宮城は屈んだまま三井に顔を向けた。三井が何を見てはしゃいでいるのか、目線を合わせるように体を起こすとインターハイまでの日数をカウントダウンしていくカレンダーが目に入った。7月13日まで1日ずつ斜線が引かれていて今日は7月14日。
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    穂山野

    DONE【リョ三】Sign

    インターハイが終わり、新学期が始まったころの幻覚です。
    二人がゆっくり距離を詰めていったらいいな、という幻覚をずっと見ていたので。
    二人で幸せを作っていってくれ…
    相変わらず拙い文章ですが、似たような性癖の方に届いたら嬉しいなあと思います…
    Signもう殆ど人がいなくなったロッカールームの小さな机で部誌を書いているとどこからか「宮城ィ」ともうすっかり聞き慣れてしまったデカい声がする。
    「なんすか?!」とこちらもデカい声で応じると「おー、今日一緒帰らね?」と毎回こっちがびっくりするくらいの素直な誘い方をするのが三井寿だ。
    最初はその理由がよくわからなかった。自分が部長になったことでなにか言いたいことがあるとかそういうやつ?と若干の警戒心を持って精神的に距離を取りながら帰った。でも三井にはそんなものまったくなく、ただ部活終わりの帰り道をどうでもいいような話をしたり、それこそバスケットの話なんかをしたいだけだった。
    最初は本当にポツポツとした会話量だった。家に着いてドアを閉め「あの人なにが面白えんだ?」っていうくらいの。そのうち誘わなくなるだろう、と思っていた。しかし三井はまったく気にしていないようで当たり前のように隣を歩いた。
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