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    ぐるコース

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    夢・腐小説載せてます¦自己満

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    ywpd
    🕷(巻島)×夢
    ※付き合ってる設定

    #弱虫ペダル
    weakPedal
    #弱ペダ
    weakPeda
    #弱ペダプラス
    weakPedaPlus
    #ywpd
    #ywpdプラス
    ywpdPlus
    #巻島裕介
    yusukeMakijima
    #夢小説
    dreamNovel

    『波風立てる心』放課後の教室は、夕陽のオレンジ色に染まり、静寂に包まれている。窓際の席で、巻島はいつものクールな表情で雑誌をパラパラめくっていた。そこへ○○は少し緊張した様子で近づいた。

    「巻島くん、ちょっと話があるんだけど…」○○は巻島の袖を軽くつまみ、頬をほんのり赤らめた。

    「なんショ、○○。そんな顔して、気持ち悪いショ」巻島は口ではそう言うものの、○○を見る目は柔らかく、恋人への愛情が滲んでいた。

    「もーひどいなぁ! あのね、週末、温水プール行かない? 二人で…さ」○○は少し照れながら、上目遣いで巻島を見つめた。

    「プール?」巻島は片眉を上げ、○○をじっと見つめる。「お前と二人なら…まあ、悪くねぇショ」
    内心、○○とのデートならどこでもいいと思いつつ、巻島は軽く笑った。
    「やった! じゃあ決まり! 楽しみだね!」○○の弾けるような笑顔に、巻島の心臓が小さく跳ねる。付き合ってても、この無邪気な笑顔には毎回やられてしまう巻島であった。

    その夜、巻島は自宅のベッドに寝転がり、ガラケーを手にぼんやりと天井を見ていた。待ち受け画面には、こっそり撮った○○の笑顔が設定してある。「プールデートか…○○と二人、か」ふと、○○の水着姿が頭に浮かんだ。普段は制服かジャージの○○が、水着でプールサイドに立つ姿。ビキニか? ワンピースか? ピンクとか、○○らしい明るい色…いや、意外と大人っぽい色も…?

    「ハッ! 何考えてんだ、俺!」巻島はガラケーをパチンと閉じ、頭を振った。だが、頬が熱い。「恋人なんだから、見る権利あんだろ…合法、ショ」と自分に言い聞かせ、○○の水着姿を想像してひとり悶々としていた。

    週末、プールサイドで巻島は緑色のラッシュガードに黒のハーフパンツ姿で、そわそわしながら○○を待っていた。ポケットに手を突っ込んで、落ち着かない自分に内心ツッコミを入れる。付き合ってるのに、なんでこんな緊張してるショ、って。

    「巻島くん、お待たせ!」

    ○○の声に顔を上げた瞬間、巻島は息をのんだ。○○が着ていたのは、淡い水色のワンピース水着。シンプルだけど体のラインをさりげなく引き立てるデザインで、濡れた髪が首筋に張り付く姿があまりにも可愛すぎた。笑顔で近づいてくる○○に、巻島の心臓がドクンと高鳴る。

    「…お前、それ…反則、ショ///」巻島の声が低く、かすれていた。○○の無防備な笑顔に、胸がざわつく。

    「え、変かな? 水着、似合わない?」○○が少し不安そうに水着の裾を気にしながら言う。

    「似合わねえわけねえだろ…可愛すぎんだよ///、問題はそこショ」巻島はぶっきらぼうに呟き、慌てて羽織っていた緑色のラッシュガードを脱いだ。「ほら、これ着とけショ!」そう言って、○○の肩にラッシュガードをかけた。

    「え、巻島くん、プールだよ? 動きづらいって!」○○が笑いながらラッシュガードをずらそうとする。

    「いいから着てろショ! こんなお前、他の奴に見せたくねぇショ!///」巻島は目をそらし、耳まで赤くなっていた。恋人だからこそ、○○のこの姿を独り占めしたかったのである。

    「ふふ、巻島くん、嫉妬してる?」○○がからかうように笑うと、巻島は「うるさい、ショ!」と返すけど、口元が緩んでいる。

    「…ほら、行くショ///」巻島は○○の手を握り、ちょっと強めに引いた。プールサイドで水面に映る二人の影は、恋人らしい距離感で寄り添っていた。○○が着た巻島のラッシュガードは少し大きく、袖から覗く手が妙に愛おしくて、巻島はまた内心でドキドキしていた。
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    ぐるコース

    DONEywpd
    🎼(葦木場)×夢
    ※🎼視点、付き合ってる設定
    『君がいるから怖くない』夜の静けさが、○○ちゃんの家を包んでいる。俺は、慣れない客間の布団の中で、そっと横になっていた。今日は初めての「お泊まり」。夕飯を一緒に作って、映画を見て、笑い合って――そんな時間があまりにも自然で、まるでずっと前からこうだったみたいに感じる。

    隣には、○○ちゃんが寝息を立てている。普段なら、俺は練習の疲れでバタンキューと寝てしまうタイプだ。でも今夜は、なんだか胸の奥がざわめいて、眠気が遠い。月明かりがカーテンの隙間から差し込み、○○ちゃんの背中をほのかに照らしている。パジャマの肩口が少しずれて、華奢なラインが目に入る。俺はつい、じっと見つめてしまう。

    (こんな時間が、俺にもあるんだな)

    心の中で呟くと、じんわりと温かいものが広がる。インターハイやレースのことで頭がいっぱいだった頃の俺は、明日を考えるだけで少し身構えていた。勝ちたい、負けたくない、そんな思いがぐるぐるしていた。でも、今は違う。○○ちゃんがそばにいる。こんな風に一緒に過ごして、笑って、くだらない話をしても、全部が愛おしい。それが当たり前になって、明日が怖くなくなった。
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