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    last_of_QED

    @last_of_QED

    ディスガイアを好むしがない愛マニア。執事閣下、閣下執事、ヴァルアルやCP無しの地獄話まで節操なく執筆します。デ初代〜7までプレイ済。
    最近ハマったコーヒートーク(ガラハイ)のお話しもちょびっと載せてます。

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    last_of_QED

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    ⚠︎注意⚠︎
    R18 閣下執事 バイブ あやしい触手 首絞め要素があります

    #閣下執事
    yourExecutives
    #ヴァルフェン
    wolfen
    #ディスガイア
    disgaea

    【春、呪いが解けゆくような】



     足で雄を扱かれる。痛みだけではない何かが奥から込み上げてきて、もっと、と強請るような視線を送ってしまう。自分のものであるはずの感情が自分でコントロール出来ない。
     どうしてこんなことになったのだったか。それは改めて自問するまでもない、俺が問いの答えを誤魔化したせいだ。

    「次は俺の何を褒めそやすつもりだ?」

     主人の冷たい声でまた絶頂を迎える。ちかちかと視界が白み、何も考えられなくなっていく。幾度目かも分からぬ吐精と共に、耳を塞ぎたくなるような自身の喘ぎ声も、制御出来ず漏れ出ていった。





    「フェンリッヒ、お前は俺をどう思っている」

     地獄と言えど季節感というものはある。例えば今、執務室でアイテム整理をしているのも季の変わり目の風物詩と言えるだろう。防具としての効果はともかく、この時期にガウンなど暑苦しくてとても着られたものではない。倉庫室の薄手の防具と移し替えて……という衣替えとも言える作業をこなしている時のことだった。
     声の方へと振り返るとそこには大真面目な顔の主人がいた。差し当たり、また女どもに入れ知恵でもされたのだろうがこうなると我が主人ヴァルバトーゼ様は少々面倒臭い。

    「どう、と仰いますと……突然いかがされましたか」
    「お前は悉く本音を語らんだろう。悪魔なら心を隠すのは当然の理ではあるが……しかし主人たる者、シモベの不満のひとつも聞いてやらねばと思ってな」

     積もり積もった不満が爆発して背後から刺されては敵わん、ガス抜きだ、と閣下は笑う。

    「不満などと、とんでもないことです。400年共に在るのですから思うことは色々とありますが……とても一言で表せるものではありません」

     作業の手を止め、恭しく己の胸に手を当てて見せれば閣下はほう、と続きを促す。

    「強いて言葉にするのなら……一番に抱くはやはり敬愛の念でしょうか」
    「敬愛? 随分と品の良い感情ではないか」

     高貴な悪魔に仕える者として品が無いのでは釣り合いませんから。そう言って小さく微笑んだが主人は胸元のプリオールの羽を指の先で遊び、やや不満げだ。

    「お前には仄暗い、もっと別の感情が渦巻いているのかと思ったが」
    「? 閣下へ抱くネガティブな感情などあるはずもございません」
    「それは俺が主人で、お前が従者だからか?」
    「閣下?」

     問答の末、閣下は踵を返して部屋を出て行った。なびいたマントの端が数匹の蝙蝠となり、キュイキュイと騒ぎ立てる。
     閣下の声色に微かな翳りが見えたように思え、妙な胸騒ぎを覚える。今すぐに主人の背中を追わなければならない、そんな焦燥感に急かされるよう扉をくぐると、そこにはワープパネルが敷かれていたらしい。ぐわんと足元が揺らぎ、予期しなかった転移の魔法を避けられない。

    「誰だ拠点地にこんなもの敷いた阿呆は……!」

     仕事の締切を延ばしたいプリニーの仕業か、それともネコサーベルの気まぐれな悪戯か。いずれにしてもジオシンボルを破壊した後、きつい仕置きをしなければ。そんなことを思いながら不可抗力に従い、パネルを踏み抜き、辿り着いた先は。





     当然、ワープした先に閣下はいた。いた、というと語弊がある。閣下は俺を"待ち構えていた"。状況が飲めず、咄嗟に掛ける言葉が出てこない。一体此処は何処だ?

    「フェンリッヒ。お前は俺に向ける感情を一言では表せないと、そう言ったな?」

     語られるその口振りはまるで失言を詰められているようでどうにも居心地が悪い。閣下はどうしてしまったのだろうか。虫の居所が悪いのか。
     周囲へと目配せするが、この空間に我々以外の者の気配はない。簡素な机と椅子、仮眠用と思われるベッド、無機質な棚だけが置かれた小部屋であるらしく、棚には武器や秘宝が飾られていることが目視で確認出来た。
     棚のアイテムは一概に希少なものを選りすぐったという訳ではないらしい。それは当然といえば当然で、敵から盗んだアイテムの数々は魔翔族に記録させ、希少価値が高いものはロックまでかけて拠点にて厳重に保管している。価値あるアイテムを持ち出そうとすれば俺がとっくに気付いているはずだ。
     つまり此処に収納されているアイテムは閣下が秘密裏に集めたものか、特別管理されるほどの希少性はないが閣下が何かの意図で拾ったものかだと思われた。……勿論、記録屋が賄賂で買収されていたとすれば話は別だが。
     いずれにせよ、この小部屋の存在は執事である自分にすら全く知らされていなかったもので驚いた。恐らく、執務室のものとは区分けしたいアイテムの保管場所として……あるいは騒がしくなった地獄でこっそり一息つける場所として、これまでヴァル様が個人で管理していた空間なのだろう。

    「一言で足りないと言うのなら、二言でも三言でも述べるが良い。敬愛するお前の主人がこの特別室で心ゆくまで付き合ってやろう。……というよりも、腹の内を見せるまで帰さんからそのつもりでいろ」
    「閣下、私は何か……お気に障ることをしてしまいましたでしょうか」
    「そう思うなら機嫌でもとってみせてはどうだ?」

     明らかに常とは異なる主人の様子に要領を得ない。何を試されているのか皆目見当もつかないが、話の腰を折っても閣下の感情を逆撫でするだけであろうことは明確だった。下手を打てば仲間と言えど塵にされそうな様相で、この人が力有る悪魔であることを改めて認識させられる。

     妙なことに巻き込まれたものだと内心で溜息をつき、それでは僭越ながら……そう切り出して溜息の代わりに主人への思いを吐き出していく。
     どんな約束も守る高尚さ。決め付けることのない柔軟な思考。気高い心の在り方、熱心な教育精神。それらは地獄に堕ちたあの頃から、断罪者ネモによる一連の騒動を見事おさめるまでの覇道においてつゆも変わらなかったこと。そんな貴方だから付き従い、着いて来たこと。何者にも等しく寛大な有り様は世界を統べる者として相応しいこと……400年を振り返り、様々思い起こしながら言葉を連ねた。途中、ちらと閣下の表情を窺うも、彼はにこりともしなかった。

    「美辞麗句ばかりだがお前はそれを好ましく思っているか?」

     黙りこくって聞いていた主人が口を開く。心なしかいつもより低い声に半ば反射的に首を縦に振る。

    「このヴァルバトーゼに誓えるか?」

     ほんの僅かに目が泳ぐ。述べた言葉に断じて嘘偽りはない。にも関わらず何故俺は動揺したのだろうか。赤い瞳はその揺らぎを見逃さなかった。
     赤いジャケットの襟を掴み引き寄せられたかと思えば噛み付くようなキスを受け、思わず目を見開く。不意打ちに押し倒されればベッドが軋む。我が主人が? 何故こんなことを?
     突然のことに自分事と捉えられず、戸惑いを隠せない。動揺する俺をよそに、服の中へと吸血鬼の手が伸びてくる。指が無遠慮に体中を這う感覚に、全身が強張った。その指はやがて下半身まで降りて来て、下着の中にも平然と侵入し、柔く性器に触れていく。

    「は…あ……閣下……?」

     閣下は鈴口を指の腹で撫でながら、もう一方の手で胸の突起を転がした。その指使いは妙に手馴れていて、もやもやとした気持ちが湧き上がる。──閣下も閣下だが今日の俺もどうしてしまったというのだろう。主人の手付きにもやとするのも不可解だし、今すぐに殴るでも蹴るでもして抵抗すれば良いのに、そうはしない自分も不思議だった。
     雄が勃ち上がったのを確認すると、主人の細指は射精を誘うよう、今度は上下に扱き始めた。片や、胸から離れた手は一転、頸動脈を押さえ付ける。性感を刺激される気持ちの良さと十分に息の出来ない苦しさと、その境界が徐々に曖昧になっていく。

    「不安か? 安心するがいい。こんなこと、お前にしかしないとも」

     首元の手を緩められ、げほげほと咳き込めば身体が反射的に呼吸を求める。口から酸素を取り込むとぼんやりとした頭に血が巡り、同時に支配という二文字が浮かぶ。

    「閣下、一体何を望んでおいでですか。私は、どうすれば……」
    「お前は俺の為すことであればそんな調子で何でも受け入れるのか?」
    「ちがっ……」
    「違わないではないか」

     再び首を絞める閣下の力は強い。暴力的な行為であるのに、呼吸の苦しさが性感と連動しているかのようにゾクゾクと快楽として迫り上がる。苦しげにビクンと跳ねた狼男は初めての快感に翻弄され、訳も分からず主人に赦しを乞い続けた。
     なあ、フェンリッヒ。絞り出すよう小さく呟いたヴァルバトーゼの声は朦朧とする従者の耳には届かない。

    「こんなことをする俺が何者にも等しく寛大だと、本当に思うか」





    「……力を抜かんか、痛いのは嫌だろう」

     そういう趣味があるなら止めはしないが。そう告げた主人から秘孔に硬いものをあてがわれて背筋が凍る。
     弄(まさぐ)られ、苦しめられて全身が蕩けて切った頃、閣下は俺の手足を魔力の縄で縛り付けた。この時ばかりは精一杯暴れてみせたがベッドが悲鳴をあげるだけで緊縛が解けることはなかった。
     それだけに留まらず、直視するのがはばかられるようなグロテスクな玩具、魔物用武器のあやしい触手が棚から持ち出されればいよいよ悪寒がした。それで我が主人は一体何をしようと言うのか。

     嫌な予感は裏切られることなく、当然のように閣下の手によって俺の元へと運ばれた。男性器を模ったいわゆるバイブ、そして本来であれば武器として使われるはずの触手を下半身へと固定され、腹に感じる圧迫感に顔をしかめる。先の愛撫でほぐれ、濡れた身体が意思とは裏腹に挿入を受け入れてしまったことを呪う。これからどうなってしまうのかを想像し、恐ろしさがぞわ、と背を駆け上がった。

     では愉しめと一言告げると閣下はすたすたと行ってしまった。少し離れた椅子に腰掛けくつろぐ体勢で、此方には目もくれず書類に目を通している。

    「外してくださっ、閣下、」

     無慈悲にもその人によって電源を入れられたバイブはうねり動きはじめる。ゆったりとした速度で微動が繰り返されるだけかと思いきや、根本から大胆にグラインドしてじっとりと奥を突かれる。緩く回転するパールのようなものが入り口の辺りを擦り、快感を誘う。
     必死にもがくものの、ベッドへと左右の脚を括り付ける魔力は強く、びくともしない。強制的に開かされた脚と脚の間で蠢くものをなるべく視界に入れないよう顔を背ける。気を逸らそうと試みるもののバイブの機械的な音がそれを阻み、否応無しに身体が熱くなっていく。意識すれば最後、呑まれてしまうのだろう。まだ大丈夫、まだ……そう自分に言い聞かせながら気を紛らわそうと躍起になった。

     主人に放置されてから数分、触手からの粘着質な愛撫と玩具の変則的な振動で遂に軽く達してしまった。舌を噛み、自我を保つものの、一度達しても、二度達しても触手は無遠慮に性感帯を弄(まさぐ)り続ける。じわじわと感度を高められ、少しの振動にも身体が反応してしまうようになるまで、それほど時間はかからなかった。

     またイッてしまう……というよりも、このまま犯され続けていてはトんでしまう。上り詰めていく感覚に汗ばんだ手でシーツを握り締める。身をよじり必死に快感を逃がそうとするが縛られた手足ではどうする事もできず、奥歯を噛み締めた。
     最早ぎゅっと目を閉じても浮かぶのは主人のことだけで。その主人から放置され、乱暴に道具で与えられる快楽に、理性が保たれるのももう僅かだと悟る。

    「……も…イキたくない、おかしくなる…から……」

     逃げようと腰が無意識に浮くが触手は先端を捉えお構い無しに攻め立てる。同時に後ろからも奥を掻き回すよう一層激しく突かれて理性の糸は切れた。ぐちゅぐちゅと粟立つ音が自身から発されているということに興奮を覚え、また一段深く、快楽へと沈んで行く。

    「助けてもうやだっ ヴァル様ッ〜〜っあ……」

     嬌声をあげてビクビクと痙攣する自分を閣下はつまらなそうに眺めている。その目が無関心に冷たく、孔が締まり、自分の中で蠢くバイブの侵蝕を感じてまた喘いだ。視界の端の軽蔑するような主人の瞳が、痛く、気持ち良い。
     虚ろな意識の中、呼吸を整えているとその目は近付いて来て、ベッドで独り、よがる俺を見下ろしていた。

    「見ないで……っください……」

     これ以上は羞恥と快感でおかしくなってしまう。と言うよりも、もう俺はおかしくなっているのだろう。荒い息と共に涙が溢れ、喉元へと伝っていく。吸血鬼はかがんで涙を舐め取り、痕が残るよう首に口付けをした。
     手足に結ばれた魔力の縄が解ける気配は未だない。弱体化してもこれだけ強固な魔力を編めるものなのか。
     もしこの人が血を吸い、真に力を取り戻すことが出来れば……そんなことを考えかけたが、こんな時まで主人を慮る自分が酷くおかしくなって、やめた。この人のことを想う、それは俺が従者だからではない。彼が主人だからでも、ない。俺は──ただ、この人のことが好きなんだろう。
     でも貴方はそんな風に痕をつけるだけで、決して血を吸ってはくれないから。俺が願うものは決して貴方から返って来ないことを知っているから。
     それが苦しくて、認めたくなくて。だから意識の水面下、自分にすら忘れ去られてしまうほど心の奥底に封じていたのに。

     貴方のせいで思い出してしまった。この焼けつくような胸の痛みを。敬愛などとうに超えて貴方を想う、この気持ちを。

     閣下はニヤリ笑う。上辺を取り繕うのはもうよせと俺に馬乗りになって閣下は放つ。

    「分かっているのだろう、お前の心に巣食うのは敬愛などと、そんな綺麗な感情ではない」

     まさか俺の思い違いだなんて、そんなこと言わせんぞ……? 少し困った顔付きで此方を見つめる彼はいつものヴァルバトーゼで。その表情に、今度は安堵から涙がこぼれ出た。
     潤む瞳が視線を送れば推し量ったように唇が重ねられる。それは先のキスとは似ても似つかない優しいもので。柔らかい互いの感触を確かめた後、そっと舌を差し入れる。いつまでもやられっぱなしでたまるかと心の中でほくそ笑んで舌を絡めた。

    「……!」

     にゅると絡み合う舌には血が滲んでいる。それは自我を保とうと舌に歯を突き立てついた傷から溢れたものだ。微量ながら主人へ血液を口移し出来たと思うと気分が良かった。これは散々可愛がってもらったその礼だ。
     驚いた顔の主人は顔をしかめ、しかしすぐに口の中のものを吐き出して、謀ったなフェンリッヒ、と愉しげに笑った。

    「そうだ。白状せんか、その薄暗い独占欲を」

     主人のその顔は間違いなく欲に満ちている。全てに気付いて、俺は遂に観念した。

    「愛してください、閣下」

     古い呪いが解かれるように、唇は意識の奥深く、眠っていた想いを吐き出した。その言葉に緊縛は解かれ、触手と玩具は外されて、主人は何も言わず俺を抱き締めた。それは俺を愛すようにも、逃すまいとするようにも思えて、そしてようやく自覚した。
     ああ、この焦がれるような気持ちの正体は。





    「お前は涼しい顔で敵はおろか、仲間である俺すら欺き、決して腹の内を見せんだろう」

     その隙のなさがお前の好ましいところでもあるのだが……ベッドに腰掛ける俺にジャケットを着せながら閣下は言った。主人に身嗜みを整えさせる従者などあってはならないことだと抵抗したが「俺がしたくてしているのだ」と閣下は聞き入れなかった。両の手にグローブを嵌め、首元の包帯を巻き直し、甲斐甲斐しく衣服その他を俺に纏わせる。手首の魔力痕、喉元の鬱血は主人の手でひとつひとつ隠されていく。

    「しかし好いた相手の気持ちぐらいは確かめたいものだ。それだのにお前が悪びれもせず『敬愛』などと行儀の良いことを言うものだから……暴いてやろうではないかと、そんな気持ちが湧き上がってな」

     それが支配欲であればどれだけ良かったか。これはもっとどうしようもない……俺の不安によるものだったのだと思う。振り回して悪かった、主人の横暴を許してはもらえないだろうか?
     そんな風に眉を下げて乞われ許さない従者など何処にいるというのだろうか。悔しくなり少しだけ意地悪く返答する。

    「それがご命令であるのなら」
    「命令ではない、分かっているだろう。全く、お前というやつは……」

     しっぺ返しと言わんばかりの返答に主人は苦笑する。

    「冗談です。ですが……ああいったお戯れは、その……貴方が好ましいと言ってくださるフェンリッヒではいられなくなりますので、以降はご勘弁を」
    「クク、ようやく不満を口にしたな。なに、先の丸裸のお前も勿論好ましいとも」
    「ヴァル様、その楽しそうなお顔はおやめください」

     分かった分かったと頷く閣下を横目に肩をすくめる自分自身、幸福感に満たされていくのが不思議だった。

     ワープパネルを取り囲んで柔らかな風が巻き起こり、主人のマントが揺れる。誘(いざな)われるようパネルへと足を踏み入れる彼は次は何処へ向かうのだろうか。俺はいつまでこの後ろ姿を見ていられるだろうか。
     アルラウネたちが艶めき、地獄にも色濃く春が香っている。惜しむ間も無く花は褪せ初夏がやって来るように、私たちの想いもいずれは移ろいゆくのでしょう。この世に不変などありはしないのだから。
     それでも今、あなたを攫って吹き抜けていった風のように。この先もどうか私を翻弄し、惹きつけてやまない主人でいてくださいますよう。我が愛しのヴァルバトーゼ様。


    fin.


    ++++++++++++++++++++


    無意識が自己を守ろうと(傷付きたくない、失望したくない、認めたくない等の気持ちから)自分の本当の気持ちを意識の底へ押し込めてしまう等の複雑な心の働き。防衛機制と呼ばれますが、母の件から愛を認めないラハール、負い目から父を倒そうと躍起になるマオのように本来自由気ままとされる悪魔にもきっとそれはあって、行き過ぎれば強固な呪いにも等しいものだと思います。
    しかし呪いは永劫ではありません。自己の気付きによって。永い時間の経過によって。あるいは誰かの助けによって綻びゆくものです。春から初夏にかけては、そんな呪いを解く不思議な力があるように思えてならず、書きました。あなたに呪いはありますか?
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