後から追いつくと言った狐2人を置いて神主に着いていくと何処からか声が聞こえ立ち止まった
ーねぇ……また遊んでくれる…?……今度は…と一緒に…ー
なぜかその声は落ち着くような懐かしいような声でKKは謎の焦りを感じる。
「(何の声だ…?穢れにしてはおかしい声だ…)」
再び歩き出すも謎の声に気を取られていたからなのかいつの間にか穢れのせいで黒く澱む御神水の場に着いていた。
「こちらが御神水でございます」
「あぁ、ありがとさん。さて、さっさと祓っちまうか」
そう言うとKKは印を結び穢れを祓う。呆気ないほど早く穢れが祓えたことに本当にあいつはここの守り神か?と疑うもあの消えた尻尾を目の当たりにしていれば流石に信じざるを得ない。
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