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    しらい

    治角名しか勝たん。

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    しらい

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    治角名893パロの概要?とりあえず浮かんだとこだけ。

    #治角名
    nameOfTheCorner

    裏切り者の恋 組から「最近関西で幅利かしてる稲荷崎組を調べてこい」と言われて単身関西へ。とりあえず稲荷崎組のシマのバーで働いていると、関西圏ではないその筋の下っ端のようなやつが店に来て騒ぎ出す。困ったフリをしていると、たまたま様子を見に来た侑と銀が対処する。自分の管轄の店の人間は覚えている銀とはじめましてした角名は「こいつはイケる(チョロい)な」と判断。関西は初めてだということでいろいろ相談に乗ってもらいながら、ちょいちょい探りを入れていく(稲荷崎のシマの範囲、協力・敵対関係の組はどこか、構成員の詳細、収入源などなど)。銀もさすがに簡単には口を割らないけど、酒が入ったら少しは緩くなるのでその時に何気ない話題に紛れて聞き出してた。それでも組の不満がほぼ出てこないので、自分の組とは雲泥の差だなと少し羨ましくなる。

     そのうち組長である北さんに「最近ネズミがうろついてるな」と言われて調べてくるよう言われたのが治。とりあえず変なやつがいないか訊いてまわっていると、最近銀が仲良くしてる角名が浮上。探りを入れに角名の働いてるバーに行ってみるも、至って普通のやつ。そりゃ一般人よりはこっち寄りだろうけど、特におかしなところもない。角名は裏社会に興味があるのかどんな仕事をしてるのかとか訊いてくるが、それも許容範囲内かなと思う治。
     逆に角名はなんで関西に来たのか訊けば、大学中退して家に居場所がなくてフラフラしてたら関西にいる知り合いにこっちに来ないかと言われたから来たという(大学中退は本当、関西に知り合いがいるのは嘘)。酒は好きだけどホストなんて柄じゃないし、居酒屋で働く気力もないから時給のいいバーで働きだす。そこで困った客が来て困ってたら銀が助けてくれて、そこから仲良くなったのだと話す。

     治も酒に弱いと気づき、次のターゲットにしようとする角名。しかし酔ったら銀より面倒で、甘えたになるし、より配慮がなくなるしで失敗したなと思うけど、ふにゃりと笑うのが可愛くて無下にもできなくなる。これは女が放っておかないなと思っていると、「角名ってかわええな」と言われる。酔ってる時にしか言われないから、酔っ払いの戯言だと相手にしていなかった。それでも「すなぁ」と甘えた声で呼ばれるのがいつしか心地よくなってきて、探りを入れるために近づいたのに治といるのが嬉しくなってきてしまう。

     情報をあげない角名に焦れた組からの催促も無視して、俺そろそろ消されるかなーと思ってたら組連中に拉致られる。角名と連絡がつかないのを不審に思っていると、愛知の組のもんが複数いたと目撃情報が入る。うちのシマでなにしとるんやと詳細を聞いていると拉致られた男の人相が角名で、「そいつがネズミか」と推測した北さんに「助けに行かせてくれ」と頼み込む治。

    「うちを嗅ぎまわってたネズミやぞ。絆されたんか?」
    「角名と知り合ってから結構経ってますけど、重要な情報は漏れてへんはずです。愛知のやつらが来たんも今回が初めてや。それは角名が情報を組にあげてなかったからやないですか?やからわざわざ拉致りになんて来たんでしょ。そうやなかったらうちのシマでこんな大胆なことするわけあらへん」

     治の言うことも尤もで、さらに銀にも同じことを言われたのでネズミに賭けてみることにした北さん。急いで愛知に向かい、角名の組に乗り込んで居場所を聞くと地下の仕置き部屋にいるという。向かった先にたしかに角名はいたが、腕を鎖で繋がれて身動きがとれない状態でバットなどでタコ殴りにされていた。身体には無数の痣があり、火傷の痕も見てとれた。それを見てキレた治がその場の全員半殺しにして角名を救出。

    「…な、に?俺のこと、わざわざ始末しに来たの…?」
    「ちゃう、助けにきたんや」
    「……ふ、ふふ、なにそれ。面白いこと言うね、治」
    「なにわろてんねん、ほんまやって」
    「…俺なんかに、そんなことする価値なんてないのに…?」

     消えそうに微笑うから肌に残った傷痕をなぞって、手首についた痕に口づけながら治が言う。

    「俺のもんに傷つけられたら、そらキレるやろ」

     いつお前のものになったんだよって言いたいのに、それを嬉しく思っちゃったあたり、もう終わりだなと思って気を失う角名。

     その後、稲荷崎組に連れ帰って献身的に看病する治。傷は治っても火傷の痕までは完全に治らなくて、いつも労わるように治にキスされる。療養のために治の部屋に住んでた角名が「そろそろ体力も戻ったから出てくよ」と言うと、はあ?と怪訝そうな声をあげる治。

    「なんで出てくん?ずっとおったらええやん」
    「でも、ここに置いてもらう理由ないし」
    「理由ならあんで」

     近寄り、もう痕の消えた手首をとって口づけて、逸らすことは許さないという真っ直ぐな瞳で宣う。

    「自分のもんは、大事に傍に置いとかなあかんってわかったしな」

     だから、いつお前のものになったんだよ。そう言いたいのに、言葉にする前に唇を塞がれて。治の傍にいられるなら、それもいいかななんて思ってしまったから。だからもう、与えられる熱を甘受してしまおうと考えることを放棄した。

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    しらい

    MOURNING軍パロ「Chain」の最後、ボツになった微エロ?を置いときます。
    設定としては治角名二人とも軍人で、角名はトラウマで首を触られるのがダメ。治としては角名を泣かせたいと思ってる。
    その先の未来−another− それでも許してくれたのは、俺に気を許してくれているから。そう思うと気分がいい。

    「なんかされたら嫌なことあるか?」
    「……首、触られるこ」
    「それは却下や」
    「チッ」

     聞く気ねぇじゃんと角名が零し、それ以外でと俺が指定する。不機嫌になりながらも暫し考え、思いついたのか角名はゆっくりと口を開く。

    「……じゃあ、手」
    「手?」
    「治の手、掴んでていい?」

     伏し目がちにそう言われ、思わぬ要求に可愛いと思ってしまった。「ええよ、そんくらい」と承諾すると、掌ではなくがっちりと手首を掴まれる。

    「……なあ角名。手ぇ、握るんやないん?」
    「んなこと言ってねぇだろ。……まだ、殺されない保険かけとかないと、怖い、から」

     ごめんと小さく零す角名の額に触れるだけのキスを送れば、パッと目線を上げるので綺麗な瞳がよく見える。不安そうな顔は俺がさせているのに、そんな表情もええなと思っている俺はやっぱり人でなしかもしれない。俺に嫌われるのが怖いと思ってくれているのだろう、なんて初心で可愛いのか。きっと今俺は、とても締まりのない顔をしているのだろう。好きなやつに特別に想ってもらえるのが、こんなに嬉しいなんて知らなかった。
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    しらい

    MOURNING拗らせカップルの二人の傍には、知らずのうちにキューピッドがいるんじゃね?と滾ったので。似合わないし本人たちは認めようとしないけど。…いや、古森は言うか( ˘ω˘ )
    治角名のキューピッドになる侑と古森 翌日が休みだから練習終わりに角名の家で呑んでた古森。テレビも飽きたしゲームやろうって言い出して、じゃあなんか賭けるか!ってなって、じゃあ負けた方はこのつまみ食べちゃだめとか軽い賭けをしてて、負け続ける古森が「なんで!?」って訊いたら「友だちに教えてもらった」と笑う角名。「うーわっ、ずる!お前そりゃないわ!」って古森はふざけながら笑うけど、それに角名はちょっと間を置いて「…そうだよ、俺ってずるいやつなの」と自嘲気味に笑う。いつもと違う様子の角名にどうした?って訊くと、忘れてくれたら話すというので頷く古森。

     ─── 高校の時、すっごく好きなやつがいたんだよね。付き合えると思ってなかったから告白されて嬉しかったのに、卒業式の後にこっぴどく振ったの。そんなに好きじゃなかったみたい、って嘘までついて。そいつ、将来のためにこれから忙しくなる時でさ。俺はその邪魔にしかならないから、だから別れたの。俺は関西離れるし、ちょうどいいじゃんって思って。今でも忘れられないくらい好きだけど、でもあの時俺はそいつのこと傷つけちゃったから。だから、あれ以来連絡もとってないんだよね。どの面下げて連絡してきてんだってなるじゃん。顔も見たくないと思うでしょ、普通。
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    あお。

    MOURNING治の部屋の鏡が異世界に繋がってた(寮設定)。異世界には角名くんそっくりな御曹司と治くんそっくりな執事がいて…というファンタジーパロのつもりだったものです。思いつく限り書いただけなので供養。異世界組はすなくんとおさむくんの姿をした誰かみたいになってしまったのでキャラ崩壊注意です🙏🏻💦後半はほぼ会話です。いつかもう少し修正したい。「」→崎『』→異世界組
    崎の治角名+異世界の治角名治の部屋の鏡を除くと違う世界に繋がっていた。何言ってんだこいつと思うかもしれないが、俺も意味がわからない。でも実際に目の前で起こっているのだ。しかも……鏡の中には俺にそっくりのやつがいた。

    「いや、意味わかんないんだけど」
    「まぁ同じ顔なんて俺らで見慣れてるやん」
    「それとは話が別だろ……」

    事の発端は少し前。週末に出された課題を一緒にやろうと言う話になった。丁度同室の侑が部屋を空けるからと治たちの部屋で。

    「どーぞぉ」
    「おじゃまします。綺麗にしてんね」
    「だいたいこんなもんやろ」

    同じ間取り、同じ家具でもやはり住んでる人たちの個性は出るものだ。机の上に無造作に積まれた教科書に今月号のバレー雑誌。ズボンなのかシャツなのかわからないがクローゼットの隙間から布がはみ出していて、急いで散乱している衣類を放り込む治の姿が目に浮かんだ。だいたいこんなもんやろなんて言ってたけど、急いで片付けたんだろうなと思うと自然と広角が上がる。
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