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    sangatu_tt5

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    モグ🧲と結晶になる🌙🔮のモグ月/探占

    #探占
    divination

    何かしらのタイミングで予知能力があり、一定年齢に達すると肉体が結晶化する🔮を見つけた🧲
    全身が結晶化する直前の予知は100%当たると言われているため、予知のパフォーマンス後結晶化した肉体を売ろうと囲いこみ、最低限の暮らしをさせるつもりが「そんなでは綺麗な結晶になれない」と言われて、渋々🔮を丁寧に扱うことになる。
    🔮自身は結晶化するのは運命なので、結晶化した後、売られることもあまり気にしてはいないが、ずっと人里離れた山奥で暮らしていたため🧲を利用して色んな景色が見たいと行動する。
    仕事!金!のみで生きてきた🧲は🔮に付き合って無駄な時間と人間らしい生活を取り戻していく。
    朝起きれば「おはよう」といわれ、食事が用意され、陽の光の元を歩き、見ても金にならない景色を眺める。
    そうやって半年程暮らせば情もわく。
    🧲がたまたま🤹‍♂️にサーカスのチケットを貰ったため、きっと🔮なら喜ぶだろうと誘えば、珍しく🔮は断った。
    どうかしたの?と問えば、良かったねと返ってくる。
    🔮「結晶化が始まったみたいだよ、オークションの準備をしなきゃね?」
    🔮の指先が氷のように冷たく、硬くなっていく。
    🔮「この日のために頑張ったんだから、いっぱい利益を出さないとね」
    結晶化が始まればあとは一瞬だ。1週間も立たない程度で全身に渡る。
    🔮「ポーズを取った方がいいかな?固まってからでは遅いから」
    まだ動く体を大きく動かして🔮はどうやって売るの?と笑って聞いてくる。
    🧲「……座ってでいいよ」
    手足から結晶化するため、立ったままなどにすると胴体が疲れてくる。
    🧲の小さな要求に「そう?そんなのでいいのかい?」とイライは腰掛けた。
    🔮「何を占おうか……、悩んでしまうね?」
    なんでもないように言う🔮の様に🧲は喉を締め付けられたように呼吸がしにくくなる。
    このために今日という日まで共に居たはずなのになんでもないように笑う🔮に腹が立つ。
    🧲「怖くないの…」
    🔮「なんで?そういうものだからね」
    それから🧲の暮らしは元に戻った。傍に🔮はいるが外に連れ出すことは必要ない。
    部屋の隅で結晶化が進む🔮を横目に見て🧲は淡々と仕事をこなす。
    🔮が作っていたバランスの良い食事は食べることが出来ないため、簡単なものを買ってきては腹に詰め込んでいく。
    🔮「…そんな食事では体を壊してしまうよ」
    🧲「……料理なんて作れないからね」
    🔮「慣れだよ。ほら教えてあげるから、作ってみなよ」
    椅子に腰掛けたまま🔮は料理の作り方を伝えてくる。
    仕方がなく長らく立っていなかった台所に立つが、出来た食事は美味しくはなかった。
    🧲「……まずい」
    🔮「はじめてにしてはよく出来ているよ?食事はしっかり摂らないといけないからね、また教えてあげるよ」
    あと、数日の命が何を言う。
    味のしない物体を口に入れながら🧲はひとりごちった。

    🔮「今日で最後のようだけど、本当にオークションはしないのかい?最高のパフォーマンスだと思うけど…」
    🧲「結晶化した🔮を見て欲しがる人が居れば売るからいいよ。」
    🔮「そう?じゃあ、占いはどうしようか…?」
    🧲「なんでもいいよ」
    投げやりに答える🧲に🔮は困った顔をする。もう既に胴体まで結晶化が進んでおり、好きに動かせる場所は顔だけだった。
    🔮「じゃあ、そうだね。君はきっとお金よりも大切なものを見つける」
    🔮「それを大切にするといいことが起きるよ」
    🧲「何それ……」
    ふふ、きっと当たるよ…。と笑った🔮はその笑顔のまま結晶になった。
    青く輝く結晶は月明かりに照らされてキラキラと淡い光を放つ。
    🧲「……今しがた失ったばかりだよ」
    予言など当たらないものだと、静寂に🧲の言葉が消えた。



    設定↓
    🔮→一定年齢に達して「恋をすると」結晶化が始まり、1週間ほどで結晶体になる。その後、恋した相手がそばにいることで、人間に生まれ変わり目覚める。
    結晶化する前までは神の使い、精霊の類に近い。人間になってからは予知をすることが出来なくなる。
    ただ、恋した相手そばにいないと結晶体のまま死ぬことになる。
    蛹の羽化に近い。
    🧲→オークション経営、違法取引、人身売買以下エトセトラ何でもしている強欲人間。
    お金が1番で人間らしい生活をしていなかったため、🔮との生活は割と人間味に帯びて楽しかった。
    🔮の羽化については知らない……
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    related works

    sangatu_tt5

    MEMOこいぬちゃんぐさんの月蝕の元ネタだったやつ
    血族に売り飛ばされた🔮のるろ月(探占)
    売られてなどいない。自分で来たのだと言い聞かせる。
    愛しいあの子よりも自分が犠牲になる方がマシだと脳の中で繰り返す。

    🔮の住む集落の近くには血族の住まう森があった。不干渉。互いに見て見ぬふりをすることで薄氷の上を歩くような危うい均衡を保っていた。
    しかし、それは血族の気まぐれによってあっさりと瓦解した。
    血族の要求は簡単だった。村の中から誰でもいい。男でも女でも構わない。ただ、若者の方が良いが、生贄を出せ。
    身体を作り替えて、餌として飼う。
    もし出さないようであれば、ここに住まうものを皆殺す。
    理不尽な要求に村人は頭を抱え、村で1番美人な娘という意見が出たが、その女は村で1番の権力をもつ者の娘だった。
    娘を出す訳には行かない父親は、娘の恋人に白羽を立てた。
    親族のいない🔮は都合が良かったのだ。誰もが同意し、🔮は着たことのないほど豪奢な、まるで花嫁衣装のような白い服を着せられ、追い出された。
    血族の餌になる恐怖と見捨てられた悲しみ。🔮は震える手を祈るように握りしめて、古く草臥れた館の中に入る。
    🔮「…ご、めん下さい。要求の通り、参りました。」
    震える声で呼びかけるが、しんっと 1738

    recommended works

    kawauso_gtgt

    DOODLE探占の下書き。
    とりあえずさせたい会話を書き並べてここから埋めていく。強かな占い師と諦めることを知っている探鉱者の会話
    ノートンとイライとの間に歪な関係が成立してから早数日が経過していた。その間も毎日とはいかずとも二人が身体を重ねた夜はそう少なくなかった。
    例えばノートンが一人生き残ってしまった日。はたまた心労がたたってイライが使い物にならなくなった日。そういう関係であるという免罪符を手にしたお陰か、気づけばどちらからともなく自然と互いの部屋に足が向かっていた。
    何も考えたくないとばかりに身体を重ねていた。

    荘園の仕組みには理解不能な点が多い。どれだけ深い傷を負ったとしても荘園に戻れば完治してしまうし、不思議なことにハンター達は試合外では攻撃してくることもない。それどころかサバイバーとの交流を持つ者すら存在しているという。それから試合でボロボロになるのはサバイバーだけではない。使い古されたマップでさえも、次に試合が行われるときには染み付いた血の痕でさえも綺麗さっぱり消え去っているのだった。

    イライはどうやら同世代の女性陣に捕まっているらしい。
    元来そういった性格なのか。小さなものではあれをとって欲しいだの何を探しているだの、大きな物なら代わりに試合に出てはくれまいかと。余程の事でなければイライは大抵 1216

    sangatu_tt5

    MEMO採掘🧲×アテ🔮の探占採掘現場から帰宅中の🧲は路地裏に人が倒れているのを見かける。面倒であることは理解出来たため無視しようとも考えたが、外面だけは良くするように努めていた🧲は周りの目を気にして、思わず声をかけてしまう。近寄ってみれば、それは人ではなかった。
    機械人形。オートマタ。神の作り出した偉業と言われる自立思考型の人形だ。動力源はネジだと言われているが、動く原理は分からず、人間と同じように立ち振る舞うことができるその人形は高値で取引される。
    それと同時に保護の為の法律も存在した。
    『人形が認めた主人は人形を破棄、放置することを禁ず。無断での転売も同様する。契約破棄を申し出る場合はしかるべき場所へ届出をすること』
    簡略すればこの通り。放置されているのであれば、通報しなければいけない。面倒に思いつつ、ぐったりと物陰に倒れた青いフードの人形の傍により、目隠し布を剥ぎ取る。
    睡眠の必要が無い人形が倒れているのは故障かなにかだ。軽率に触れた人形はパチリと目を開け、青い瞳に🧲を映す。
    「認証確認。照合開始します」
    淡い光を放つ人形の目がチカチカと点滅しながら、機械的なアナウンスが流れる。
    は?と急に動き出した 2966

    hirokii_04

    MAIKING暴 🧲×狐🔮のプロローグの冒頭の冒頭
    完成がいつになるかわからないので供養…
    ただこの身が朽ちて消えるその日を待っていた。



    ***

    身に余る大儀を任されて幾百年。

    人々の願いにより神として祭り上げられたその存在は、今はもう薄れていくばかりであった。

    神と成ったばかりの頃は真白であったはずの装束は、力の衰えとともに黒く染まっていき、以前は人里まで降りる事も出来ていた身は今では社のある森の中でしか行動することが出来ない程に弱まっていた。

    消えかけの落ちぶれた神。それが今の己がおかれた立場だ。

    元々は神ですらなければ、その使いでもない。神格など備わっていないただの野狐だった身だ。役目を果たし、人々から必要とされなくなれば消えゆくのは当然のことだろう。 

    その自分の末路に、不満はなかった。

    そもそもの身分を考えれば、神として在ることが出来たこと自体が既に奇跡なのだ。

    そしてそのまま神として往くことが出来るのなら、これ以上の名誉はないだろう。



    「私の最期は君が見届けてくれないか」

    身の内にある力が衰えはじめ、いずれ自分が消える定めにあるとわかった時、古くからの友である鬼にそう言うと、彼はその美しいかんばせを歪ませてしばらく姿を見せてはくれ 1847

    sangatu_tt5

    MOURNING雀春ボツ賭場の脇、少し入った薄暗い路地のごみ溜めの近くを通りかかった時、くいっと足元の裾を引かれた。弱い弱い、か弱いそれは大の大人なら気付かないぐらいの力で、その時ノートンがそれに気が付いたのはたまたまだった。
     転ぶじゃないかと、傾いた身体を起こし、少し腹を立てながら、何処の浮浪者だと振り返る。この中華街では賭け事に興じて、事業に失敗して、理由は多々あれど、いつの間にか転落していく愚か者達が多々居た。
     どんな馬鹿だと鼻で笑ってやろうと見下ろした、そこには薄汚れた子供が立っていた。泥に、汚れに、ごみが付いた真っ赤な衣。痩けた頬に、細い指、非道な人間に蹴り飛ばされたのだろう頬には裂傷が出来ていた。

     「ごめんください……。占いできます。何でもします。だから、はたらかせてください」

     舌っ足らずな口を動かして、必死にノートンに縋り、仕事を下さいと言う。くぅぅと話している間にもその子どもの腹が鳴り、かぁっと顔を赤くしたその子どもは俯いて、もじもじと腹あたりの布を弄り出した。
     捨てられた子どもかなにかだろう。良くもまぁ、売り飛ばされずに路地にいれたものだと変にノートンは感心してしまった。
     黙 2904