Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    sangatu_tt5

    @sangatu_tt5

    ☆quiet follow
    POIPOI 65

    sangatu_tt5

    ☆quiet follow

    しょ〜えん探占

    #探占
    divination

    いつも手袋をしている🧲が珍しく手袋をせずにいた。
    🔮「珍しいね、手袋してないの…」
    🧲「全部汚れて全滅したから、洗濯中」
    醜い火傷傷を晒すことになり、不機嫌な🧲は肘をつき、左手で顎を支えながら不貞腐れたように言う。
    🔮「そう……、災難だったね。明るいところで君の手を見るなんて滅多にないから新鮮でいいね」
    馬鹿みたいなことを言いながら、テーブルを挟み向かいに腰掛けた🔮を🧲は目を見開きながら見る。
    脳天気な様にはぁと溜息をつき、🧲は空いた右手を🔮の元へと伸ばす。
    手袋をしている🔮の左手を掴み、器用に片手だけで手袋を外す。日に当たらないイライの手は白く温かい。手袋を横によけ、指の間や手のひらを指で撫でる。短く切りそろえた🧲のつま先で柔らかい肉をひっかけば🔮の肩が揺れた。
    段々と🔮の顔が赤くなる。その様子見を見て、恋人が手を握るように指を絡める。
    ぎゅぎゅっと柔らかく握りながら、「何想像したの?」と🧲が🔮に尋ねれば、🔮の顔が真っ赤に染る。
    🔮「なッ、にもっ!!」
    🧲「顔真っ赤だよ、スケベ」
    情事の時の🧲の指の動きを思い出してしまった🔮は慌てたように手を外そうと大きく腕を振るが、🧲の手は離れない。
    慌てふためく🔮の様子に🧲は肩を揺らして笑ってしまう。

    その様子を見ながら、食堂でイチャつくなと静かに退散していく鯖たち
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    sangatu_tt5

    MEMOこいぬちゃんぐさんの月蝕の元ネタだったやつ
    血族に売り飛ばされた🔮のるろ月(探占)
    売られてなどいない。自分で来たのだと言い聞かせる。
    愛しいあの子よりも自分が犠牲になる方がマシだと脳の中で繰り返す。

    🔮の住む集落の近くには血族の住まう森があった。不干渉。互いに見て見ぬふりをすることで薄氷の上を歩くような危うい均衡を保っていた。
    しかし、それは血族の気まぐれによってあっさりと瓦解した。
    血族の要求は簡単だった。村の中から誰でもいい。男でも女でも構わない。ただ、若者の方が良いが、生贄を出せ。
    身体を作り替えて、餌として飼う。
    もし出さないようであれば、ここに住まうものを皆殺す。
    理不尽な要求に村人は頭を抱え、村で1番美人な娘という意見が出たが、その女は村で1番の権力をもつ者の娘だった。
    娘を出す訳には行かない父親は、娘の恋人に白羽を立てた。
    親族のいない🔮は都合が良かったのだ。誰もが同意し、🔮は着たことのないほど豪奢な、まるで花嫁衣装のような白い服を着せられ、追い出された。
    血族の餌になる恐怖と見捨てられた悲しみ。🔮は震える手を祈るように握りしめて、古く草臥れた館の中に入る。
    🔮「…ご、めん下さい。要求の通り、参りました。」
    震える声で呼びかけるが、しんっと 1738

    recommended works

    kawauso_gtgt

    PASTSS再掲。優しい探占。ゆらゆらと頼りなく揺れていた蝋燭の明かりが今まさに消えようしていた夜更け過ぎのことだ。
    今日も今日とて試合に引っ張りだこで疲れ切っているというのにも関わらず、暫く前から部屋の前で立ち尽くす気配にノートンは堪らず声を掛けた。
    「誰」
    「……ノートン」
    「……イライさん?」
    苛立ちを露わにした声に返ってきたのはなんとも弱々しい呼び声で。その声に毒気の抜かれたノートンは、チェアから腰を上げると扉の向こうをじっと見つめる。いまだに開けることを躊躇っているのか。それでも開かれる気配のない扉に、ノートンは先程よりも幾らか柔らかい口調で声を掛ける。
    「いいよ、入って」
    その声を受けてがちゃりと開かれた扉の先にいたのはイライだった。自室へと置いてきたのだろうか、いつもの定位置であろう場所に相棒の姿はなく、どうやら身一つで此処へとやってきたようだ。
    (それにしても、なんというか)
    明かりもすっかり消えてしまって月明かりしか照らすものがないとはいえ、その顔色は酷く頼りない。ふらりふらりと部屋へ踏み入るその足取りさえも思わず心配になるほどに覚束なかった。堪らずこちらに辿り着く前にその腕を引いてすっぽりと身体 1918

    kawauso_gtgt

    PROGRESSどこにも行けないセ探占ノートンの自室のベッドの上。腕の中の男は目に見えて身体を強張らせていた。手は出さない、と言ったのにな。ふうと小さく息を吐けばますます力の入った後ろ姿になんとも言えない気持ちになった。困らせている、と言う自覚はある。けれどそういう方法以外で穏やかな眠りを提供する方法など、ノートンには皆目見当もつかなかった。
    「どう、眠れそう」
    「……さあ、どうかな」
    ぐるりと腹部にかけて回された腕の中でイライが呟く。生憎背中を向けられているせいで彼が今どんな表情を浮かべているのかは窺い知ることは出来ない。
    「君って、酷い男だ」
    酷い。だなんて、どの口が言うのだろうか。
    「知らなかったの? 君が手を伸ばしたのはそういう男だよ」
    トランプでいうところのジョーカーを引き当ててしまったこの男には同情の念しか思い浮かばない。自分で言うようなことではないが、きっとこの人は最も引くべきでないカードを引き当ててしまった。しかも、普通の人であれば捨ててしまうようなそれを、お人好しを極めた男は後生大事にしてしまっている。
    「言ったでしょう、誰もがみんな、善人じゃないって」
    お人好しな貴方はとっくに忘れてしまったかもしれない 1341

    kawauso_gtgt

    PROGRESS下書き。書き初め探占。hmhjmないで初詣に行くゆらゆら、とぷん。
    薄暗い水底に沈んでいた意識がゆっくりと引き上げられる。うっすらと重たい目蓋を開けるとぼやけた視界に己を起こそうと躍起になっている同居人の姿が映った。
    嗚呼、どうやら自分は炬燵で眠ってしまっていたようだ。
    寝落ち特有の気怠さからノートンはもう一度卓に頭を突っ伏す。少しだけ首を動かし腕の隙間から覗いた先には几帳面に積み上げられたみかんの山と、その隣に転がる中途半端に皮の剥かれたはぐれものが一つ。
    その隣に並んだ度数の割に飲みやすい! とCMで最近よく見かける缶チューハイの空き缶を眺めながら、ノートンは自身が寝落ちる前の記憶を思い返していた。
    そういえば、寝落ちる前に食べようとしたんだっけ。
    ぼんやりと右往左往していると思考を引き戻すように、同居人──兼恋人であるイライ・クラークは再度ノートンの腕を掴んで小さく身体を揺すった。
    「ノートン、ノートン。起きて」
    「……眠いから嫌」
    「炬燵で寝るのは身体に良くないよ。それに外を見て、雪だよ。ほら」
    「うわ、最悪……」
    思わず本音が溢れてしまったのは仕方のないことだろう。
    イライが指差した窓の外ではしんしんと降り積もる白い雪。眠 2534

    sangatu_tt5

    MEMO死神✂️と冬コミ現パロ🔮のリ占小さい頃から不思議なものが見える🔮。
    幼なじみである💍に黒い影がずっと取り憑いているのを見かける。薄い黒いモヤだったそれは段々と人の形に近くなっていく。随分と昔に死期の近かった祖母の近くで見たアレにそっくりな黒い影を🔮はすぐに死神だと理解した。
    幸せになるべきである💍が死ぬのは納得できないと🔮が💍の真後ろを歩き続ける影に話しかけた。
    🔮「……君は死神だろう?なんだってするから、彼女だけは連れていかないで欲しい」
    そう懇願すれば、黒い影は輪郭がハッキリとしていく。首を真上まで上げて見上げないとその死神の顔は見えない。表情の分からない死神を🔮が震える唇を噛み締めながら見上げていれば、死神の手が🔮の頬に触れる。
    尖った爪が🔮の頬に当たりながら、青い目を大きく見開かされた。
    ✂️「私が見えるだけでも珍しいのに……。これはこれは稀有な目をお持ちですね。本当に何でもするんですか?」
    🔮「……何でもする」
    ✂️「私は魂を食べないと生きていけないんですよ。このレディの代わりに貴方を頂いても?」
    🔮「僕の命で彼女が助かるなら……、構わないよ」
    震える身体で睨みつけてくる🔮に✂️ 969

    sangatu_tt5

    MEMO探占♀/モグ月あるてみす神の加護を受けている🔮ちゃん
    無知🌙🔮ちゃん、モグに拾われて「商品として売ります。必要最低限の教養を身につけてください」って言われて花よ蝶よと文字教えてもらったり、掃除の仕方学んだりするんだけど、段々モグが絆されて売らなくていっか〜ってなるのね。
    嗜好品程度にしか食事も与えなくていいし、見目はいいから客の目は引くし、売るより利益あるって思い始める。
    隣に浮いてるのが当たり前になるし、明るくて暖かい部屋でおかえりって言われるのが日常になった頃。
    モグが溜まりに溜まっていた仕事終えて、ヘロヘロになりながら帰宅する。
    性欲も溜まってるし、女抱きに行くのも面倒で、出迎えてくれた🔮のこと抱こうとベッドまで連れ込んで、キスまでして、トロットロに蕩けきってる🔮みて抱けるな〜って思う。
    白い服の足元から手を滑り込ませて、太もも撫でて、足の付け根に触れようとしたら🔮が慌てたようにモグを突き飛ばす。
    抱ける直前まで行ってたし、抵抗されると思ってなかったし、🔮に抵抗されてムカつくし、性欲溜まってるしで腹が立ったモグが🔮の両手一纏めにして無理やり抱こうとするんだけど、🔮は両脚をバタ 766