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    #mirmプラス
    mfstと貴族会に行く話。url貼るのがイマイチってことで泣く泣く画像に戻しました。
    ポイピクにも上げてあるので、見やすい方でどうぞ。

    #mirmプラス
    #mirm夢
    #メフィスト(魔入間)

    12/25我が主は私の言うことなど聞きやしない「お手を、レディ」
    「よろしくお願いします、ジェントル」
     顔のイイ我が主ことメフィスト様に手を取られ、大貴族会の会場へと入る。今回は仮面舞踏会ではないので、さすがの新13冠。注目のされ方が違う。
     そしてお嬢様方の視線が隣りにいる私にも刺さる刺さる。こんな田舎貴族が横にいて申し訳ねえので下がりたいけど、メフィスト様が私の腰をがっちり押さえているし、アムリリス様に挨拶もせねばならないので下がれない。
    「とりあえず主催に挨拶に行こうか」
    「承知しました」
    「もうちょっとパートナーっぽく言って」
    「えー? んー、参りましょう?」
    「……まあ、いいか」
     不服そうですね??? ともかくアムリリス様の元へと向かう。
    「こんばんは、アムリリス様。お招きいただきありがとうございます」
    「あら、いらしてくれて嬉しいわ。あまり肩肘張らずに楽しんでね♡」
    「ありがとうございます」
     アムリリス様が私の耳にこそっと口を寄せた。めちゃくちゃいい匂いがする。変な扉が開きそう。
    「……あなたのナイトはずいぶん過保護だから大丈夫そうね♡」
    「そう見えますか」
    「ええ♡先程からあなた宛の視線をぜ〜んぶ遮っていてよ♡」
    「私の役目なんですけども」
    「今夜は甘えたらよろしくてよ♡では、またねん♡」
     アムリリス様は美しく微笑んで去って行った。
     私とメフィスト様も他の方への挨拶があるけど、新13冠ともなれば向こうから来るので開けた場所で待っていればいい。
     しばらくするとアムリリス様の挨拶があり、楽団の演奏が始まった。メフィスト様に手を引かれる。
    「あの、メフィスト様!」
     見覚えのあるご令嬢がメフィスト様の前にいらした。誰だっけ……。あれだ、先日の貴族会で北部の貴族のヒトが連れてらしたお嬢さんだ。……あの時もメフィスト様と踊ろうとして断られていた。
    「一曲目を私と踊ってくださいませんか?」
    「パートナーがいるから」
    「その女はSDではありませんか。メフィスト様に相応しくありませんわ」
     メフィスト様が一瞬でピリッとする。こんなとこで言い合うの止めな? と、メフィスト様の手を引くけどピクリともしない。
    「この娘が俺のパートナーに相応しくない?」
    「当然です! だって」
    「メフィスト様」
     私はメフィスト様の背中に手を当てる。ここで喧嘩いくないと目配せをして首を振る。メフィスト様はニコーっと笑顔になった。あっ、わかってないやつだ!
    「この娘に怒られちゃうから、止めておくけど、俺、そんなに柔和じゃないからさ」
     とぷんと、音が沈んだ。メフィスト様の唇が動き、ご令嬢の顔が青くなり、そして走り去る。
    「じゃ、行こうか」
    「めーふぃーすーとーさーまー?」
    「なあに?」
    「喧嘩を!するなと!」
    「ヤダ」
    「やだ!?」
     メフィスト様は笑顔で私の手を引く。タンとステップを踏みついていく。
    「俺のかわいい娘を貶されて黙っていろと?」
    「そういう問題では!」
    「さ、踊ろう。踊ってご馳走食べて帰ろ。ちょっとだったら飲んでもいいから」
     誤魔化された! まあこんなところで言い合うのも不毛だから……まあ……いいか?
     私はメフィスト様に甘くてチョロいので軽々と流された。
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