A_wa_K☆quiet followDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。 #アオ主 Aogami x V-kun 生き方は似ているのです(アオガミって、好きな味とかあるのかな) ふと、目に留まった小さな洋菓子店。苺やチョコのケーキを眺めつつ、ふと少年が隣に立つ半身を見上げると、黄金の双眸と視線が合った。 「少年」 「どうかした?」 「君は、どの味が好きなのだろうか?」 真摯な面持ちから告げられるその一言は、全く同じで。 「俺はね――」 次は、自分が問わねばと。 少年はケーキの一つを指さすのであった。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。瞳は雄弁だ、ナホビノの金の双眸は静やかで美しいが、鋭利な刃物のようである。 「そうかホ?」 新入りの仲魔の意見に対し、ジャックフロストは首を傾げた。 「アッチ、見てみるホ」 促されるまま悪魔が視線を向けると、そこには。 「――アオガミ」 半身の名を紡ぐナホビノの瞳は、甘い蜂蜜のように揺らめいていた。 144 A_wa_KDONE幼い頃に誰かを探し続けていた自分を懐古するアオガミさんと出会った後の少年の独白。探し人 幼い頃、己が頻繁に迷子になっていたことを少年は覚えている。 絵本に熱中している間だけは大人しくしているので、両親が頻繁に本を買い与えていた。尤も、一度読み終わればどこかへ行ってしまう子供だったのだが。 たった一人で、ふらふらと。 何かを求めて探し回るように。 「少年?」 そんな過去の己の姿を思い出しながら、少年は隣を歩むアオガミを見上げた。突然、少年から向けられた視線に彼の半身は首を傾げる。 ――両親に見つけられると、大泣きをする子供でもあった。 自分はそんなに寂しかったのだろうか、と。少年にとっては迷子になっていた理由よりも不思議であった泣いていた理由。今ならば分かる、その原因。 「アオガミがいるなぁって、思っただけだよ」 485 A_wa_KDONEやまもおちもなにもないけど、そんな日常を過ごす少年とアオガミさんを見続けたい。ふたりのなんでもない日常 ひとりだった頃と比べて、少しだけ大きくなった少年の歩幅。 そんな彼に合わせて、歩幅を狭めて隣を歩んでくれる唯一の半身。 少年は、歩くことが好きではなかった。読書に集中できないし、人込みの中を歩くのは苦手だ。けれども、今は歩く時間が心地よく感じていた。なんとなくで、いつもと違う道を選び、遠回りをしてしまうくらいには。 「――あっ」 ふと、少年は足を止める。 何事かと、隣を歩く神造魔人も足を止めた。 「少年」 どうかしたか、と尋ねかけたアオガミであったが、少年の視線の先を見て口を閉ざす。問うまでもなく、己の半身が足を止めた理由が分かってしまったからだ。 「アオガミ」 少年は隣に立つアオガミを見上げる。 「問題ない」 639 A_wa_KDONEサネヨシさんのツイート(https://twitter.com/saaneyoka/status/1677266335456460800?s=20)を拝借して書かせて頂きました。七夕の夜 ――年に数回、弟は目を輝かせて下界を眺める。 黄金の双眸にきらきらと光を灯す青き神は、月の神が手こずる合図であった。 己の力に対する信頼か、周囲の神魔達への信頼か。長い青色の神を靡かせて、彼の神は気軽に世界のあちらこちらに足を運ぶ。 警戒を感じない姿を見る度に、ツクヨミは得たばかりの形のない心がぎゅっと縮まるのを感じた。特にギリシャへと視線を向けた時など。 そんな弟であるが、年に数回のきらきらとした光は、兄を焦らせない輝きであった。 合わせた手の上に顎を乗せ、夜の街をナホビノは見下ろす。 前回は桜満開になった晴れた夜。その前は、寒い冬の夜であったことをツクヨミは思い返す。 そして、今日は七月七日。 528 A_wa_KDONE世界を知るアオガミと、嫉妬する少年の小咄。No Life No... 「アオガミも聴いてみる?」 背筋をピンと伸ばし、寮室内の角で佇むアオガミ。居心地の悪さ故に少年が提案したのは、音楽のサブスクリプションであった。 「だが、それは少年のアカウントではないのか?」 「シェア出来るプランがあるから、それに入るよ」 「しかし」 「あー……えっと、追加分は越水長官とかに請求するからさ」 アオガミの声音から懸念を察知し、少年は咄嗟に自分の上官にあたるであろう男の名前を出した。実際に請求するかは別であるが、自身に負担がないことを告げねば青髪の男は首を横に振ると確信を持ってしまったからだ。 「承知した。私が請求書を提出しておこう」 「わ、分かった」 最も、呆気なく半身に先手を打たれてしまったのだが。 1248 A_wa_KDONE少年とアオガミと、湿度に関する小咄。嫌いが好きに変わるのは 雨が降り、湿度が高い日は憂鬱だった。 空気がじっとりしているし、屋外で読書を嗜むのも憚られる。からっとした晴れの日が恋しくなる。 そんな時間、だったのだが。 「少年?」 俺の視線に気づいたのだろう。アオガミが不思議そうに首を傾げる。じっと向けてしまっていた視線への違和感故に。 「雨も偶にはいいかもって」 嘘を言ってはいない俺の言葉。 どこか腑に落ちない様子であったが、アオガミは再び俺が貸した端末へと視線を落とす。 ――同時に、ぴょんと、小さく跳ねる彼の後頭部の髪。 今まで見たことがない、現在の高い湿度から生まれたアオガミのくせっ毛だ。 (かわいいなぁ) 新たな半身の一面を見られた事に口元を緩ませながら、俺は静かな雨音を心地よく感じるのであった。 335 related works A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。僕の居場所自分の居場所というものを意識したことは無かった。 読書を楽しめるのならば、何処でも良い。人付き合いも、日常生活に支障が出なければ十分過ぎる。 ――そうだったのに、今は。 「少年?」 眠いわけではない。なんとなく、俺は隣に座るアオガミに身を預ける。 アオガミからの疑問の視線を頭部に感じるが、俺が応じないと察したのだろう。アオガミは何も言わずに僅かに俺に身を寄せてくれた。 (アオガミの隣は、俺だけの) ――俺にとって、何よりの。 俺よりも冷たい彼の体温を絶対に忘れないと、目を伏せながら誓うのであった。 251 A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。未送信メール アオガミに連絡先はない。 そもそも俺とアオガミの間に“連絡手段”は必要ない。それはとても、便利なのだけれども。 (直接言う、か) 手元にある携帯端末のメモアプリに打ち込んだ2文字の言葉。 今で読んできた本に書かれていた未送信メールや送れぬ手紙を積もらせる描写に今更ながらの感情移入をして、俺はアプリを閉じる。 「恋愛小説、もっと読んでおくべきだったかなぁ」 ーー後日。 「少年が突然、恋愛小説を多く読むようになった。……想い人が、出来たのだろうか」 無自覚なまま、鎮痛な面持ちで近辺報告をするアオガミを前に何と答えるべきか戸惑う越水という光景が生み出されるのであった。 291 amaguriamamiMAIKINGお互い喰らうようなむっちゅ〜なアオ主の描きかけ\(//∇//)\並んでるだけでいいのになんでここまで妄想してしまうのかwww普段より長期のメンテナンス後のむっちゅ〜きっと見えないところでイチャイチャしてるだろ! 2 えっさMOURNINGアオ主小説です。上手く言語化出来なかった…というか、上手く前後が繋がらなくて盛大に凹んだ…いつものもったいない精神。大した事はしてないけど、一応ヤッてるので注意。 6 A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。愛されてるのに、気付いてよ「アオガミは絶対に気づいてない」 ――こんなに愛してるのに。 何度目か分からない愚痴を受け流しつつ、少年に抱きつかれたジャックフロストは遠くを見つめた。 雪の妖精の視線の先に立つのは他の仲魔達と会話を交わす神造魔人の姿。彼は真面目に今後の予定を話し合っている。けれども、視線は確かに少年とジャックフロストを捉えており、その視線は回数が増す毎に強くなっていた。 「……気づいてないのはどっちホ」 「ジャック、何か言った?」 「何でもないホ」 敢えて少年を抱き返しながら、ジャックフロストは答えるのであった。 252 A_wa_KDONE手放す(誰かに渡す)のが面倒で、捨てずに残ってた第二ボタンをあおがみさんにあげる主の回思いの行き先「少年」 出逢って僅かだというのに、少年の耳に酷く馴染む静かな声。 何事かと両手にマグカップを持ちながら台所より現れた半身の視線を追うと、黄金の双眸が見つめるのは自身の手元であった。 「あっ」 右手首に視線を向け、少年自身も直ぐに気付いた。袖口のボタンがぶらりと糸に吊られて揺れているのである。 「気付かなかった」 「読書中にすまない。だが、室内ならまだしも、屋外で紛失しては面倒になるかと」 「ありがとう、アオガミ」 手にしていた文庫本を机の上に置き、少年は微笑む。ボタンについて声を掛けるまでに葛藤があったらしいアオガミの僅かに落ち込んだ表情。仲魔達は首を傾げるほんの小さな差異であるが、少年は見逃すことはない。 1875 umepuree2DONE下ネタ 深く考えてない A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。だいたいあいつのせい休息、食事、睡眠。 それらはアオガミにとって不要であり、非効率的な行為であった。 けれども、今は違う。 少年と会話を交え、読書を嗜む。半身と友に食事をし、睡眠の代用としてスリープモードに切り替える。 神造魔人たるアオガミには必要ない時間。だが――。 (不要と捉えていた頃の己には戻れそうにない) 隣で安らかな寝息を立てる少年の寝顔。半身を起こさぬように、アオガミはそっと彼の頬を撫でた。 ――朝が来れば、少年が目を覚ます。 (こんなに、日が昇るのが待ち遠しいとは) 寝ぼけ眼で「おはよう」と朝の挨拶をする少年の姿を回想しつつ、アオガミは瞼を閉ざす。 少年と共に生きる、明日を迎える為に。 294 A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。だれにもおしえてあげないよ。 ベテルの研究者達よりもアオガミを知る者はいないだろうと、少年は冷静に理解していた。 知恵であるというのに立ち会いを許可されないメンテナンス。いつの間にか治っていた指先の塗装。アオガミが生まれた時の事。きっと、彼らは自分が知らないアオガミについて沢山の事を知っているのだろうと、少年は理解していた。嫉妬を抱きながら。 (でも) 己の頬を撫でる大きな白銀の手に、少年は自身の手を重ねる。 ただ触れるのではない。躊躇いながらも、のばしてくれた手。優しくなでる冷たい指先。 (この感覚を知っているのは、俺だけだ) アオガミの掌に唇を触れさせながら、少年はそっと微笑むのであった。 *** アオガミは少年について詳細を教えられていた。 617 recommended works urusivvMOURNINGなにこれ??となったのでボツです 345shiwasuDONE出来てしまったつづき アオ主とはやお最後のはやおは描きたかっただけ 4 urusivvSPOILERアオ主と真エンドを経てサークルクラッシャーとなった少年の幻覚 urusivvPROGRESS怖いね mayama0137DONE浴衣デートの着飾ったアオ主スケブ👶💕💕リクエストありがとうございました! mayama0137DONE少年とちびがみさんのスケブリクエスト👶👍💕ありがとうございました〜! A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。褒めてやろうか?「褒めてあげようか?」 感情を極力抑えようと努めている静かな声と、隈を纏う鋭い双眸。 アオガミにとっては一瞬であったが、少年にとっては長い夜であったと直ぐに判断が出来た。しかし、アオガミは赦しを請わずに少年の隈へと指先を伸ばす。少年が避ける気配はない。 「君が無事で良かった」 揺らいだ緑灰色の瞳から零れた涙を指先で掬いながら、アオガミはやはり謝らない。少年が望む言葉は紡がずに、震える半身の体に手を伸ばした。 「本当に、良かった」 「……頑固者」 自身の背中に回される細い両腕。 触れる暖かさに今度はアオガミが身を震わせ、何があっても彼だけは守り抜くのだと、彼は幾度目の決意を固めるのであった。 それが、少年を傷つけるとしても。 321 A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。おいしいごはんになれるといいけど ――こんなこと、誰よりもアオガミが望んでいない。 半身を理解しているからこそ、少年はせめてもと願うのであった。 「美味しいと良いんだけど」 緊張からか、心中だけでなく音として零れ落ちてしまった言葉。 しまったと息を飲む少年の視界に映り込むのは、彼の首元へと顔を寄せている青い髪。その向こうにから見つめてくる黄金の瞳だ。 「少年」 名を呼ばれると同時に首筋に触れる呼気。堪らずに少年が身を震わせると、アオガミはそっと優しく彼の背を撫でる。 「君が美味しくないなど」 ――ありえない。 優しくも、熱が篭もった言葉を紡ぎながら。 「えっ?」 どういう意味だと問う間もなく、首筋に痛みが走る。 ここは現世ではなく、ダアト。少年の首筋からアオガミが摂取し損ねた血が僅かに伝い、瞬時にマガツヒと化して宙を舞う。 457 A_wa_KDONE140文字SSのお題(https://shindanmaker.com/587150)様から。未送信メール アオガミに連絡先はない。 そもそも俺とアオガミの間に“連絡手段”は必要ない。それはとても、便利なのだけれども。 (直接言う、か) 手元にある携帯端末のメモアプリに打ち込んだ2文字の言葉。 今で読んできた本に書かれていた未送信メールや送れぬ手紙を積もらせる描写に今更ながらの感情移入をして、俺はアプリを閉じる。 「恋愛小説、もっと読んでおくべきだったかなぁ」 ーー後日。 「少年が突然、恋愛小説を多く読むようになった。……想い人が、出来たのだろうか」 無自覚なまま、鎮痛な面持ちで近辺報告をするアオガミを前に何と答えるべきか戸惑う越水という光景が生み出されるのであった。 291