大量の謎の剥き栗を不思議生物達は、御剣と糸鋸に向かい食えと言わんばかりに捧げて見上げる。そもそも不思議生物の不思議な技で生まれた食物は口にしても大丈夫なのか。二人は大いに悩んだ。「そういえば変な踊りでかぼちゃを増やしたこともあるッスね」「その時のは我々は食ってはいないがな」
「こいつは生でかぼちゃ食ってたッス」顔を見合わせため息をつく。なかなかご馳走?を口にしない二人に業を煮やしたのか、御剣的なほうが糸鋸の口にぐいぐい剥き栗を押し付けてきた。思わず「わかったッス」と答えた瞬間に栗が口に入る。「糸鋸刑事!…ど、どうだ?」「…凄く…フツーッス」「…ムぅ」