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    bell39399

    @bell39399

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    bell39399

    DOODLE遡って読んでくださってる方もいらっしゃるようで本当にありがとうございます!うれしいうれしい😆♥💕🎶
    さてバンエレちゃんは不思議な村に来たようですね!(すっとぼけ)

    所で今回のタイトル(?)の元ネタわかった人はお友達です。
    山奥の村で〜バンとエレインが出会った〜 その22! 丘を超えた先に、唐突に集落らしきものが見えた。大きな岩のモニュメントのようなものが目立つが、それ以外は何の変哲もない村に見える。
    「それにしてもこんな恐ろしく何もねぇ、山奥でよく暮らすよな♪」
    「そう? 森に囲まれたいい場所じゃない」
     エレインの言葉にそれもそうか、とバンは思い直す。そもそも《なにもない度合い》からいうとベンウィックもどっこいだ、と気づいてしまいむしょうに可笑しくなってきた。
    「人間にとっては確かに不便かもしれないわね」
     そんな事にも気がつくようになったのよ! と薄い胸を張るエレインを、バンは考えるより先に抱きしめて頬ずりした。
     ともかく鳥から頼まれた用事もある。二人はじゃれ合いつつ村に入ると、人懐こい笑顔を浮かべた村人が集まってきた。が、なんとも奇妙な雰囲気だ。まず、笑顔ではあるが異様に無口である。バンとエレインの表情は自然と険しくなった。
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    bell39399

    DONE強欲まつりで頭ぼうおん🤯して爆誕した産物です。
    そのうち支部にあげます。きっと。
    旅バンエレ 旅慣れているバンと、始めて旅のエレイン。二人きりの気ままで気楽な旅だ、荷物は最小限。当然着替えも持たない。バンは着たきりすずめに慣れているし、エレインはその気になれば、妖精の不思議な力で何時でも着替えられる。

     少し開けた、大きめの街を訪ねた。たくさん並ぶ商店の屋根やサインは色とりどりで、緑ばかり眺めてきた目には少し眩しい。
    「久々に宿に泊まるか。ゆっくり休んでリフレッシュしようぜ〜♪ 旨い酒と飯のあるところ探してよ♫」
    「貴方の主な目的はお酒、でしょ?」
     いたずらっぽく笑うエレインに軽く小突かれたバンは、カカと笑った。
    「まぁな〜♫ ともかくその辺の店で、何処が良いか探り入れるか♪」
     
     往来はそこそこの賑わいだ。その間を器用にひょいひょい、と誰にもぶつからずに泳ぐように縫って歩く。エレインはその肩にとまりながら、視界を過ぎゆく店を眺めた。まだまだ妖精族、それもエレインのように美しく輝く羽を持つ妖精は珍しく、街の人々は皆振り返る。特に子どもたちは、興味もあらわに妖精さん! とエレインを指差すが、そのような事もすっかり慣れっこになり笑顔で手を振って応えた。
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