bell39399☆quiet followDOODLEいちぽすとぽえーむ エレインちゃんのつぶやきバンは変な人間。それは私が人間の事をよく知らないからそう感じているのかもと思ったけれど、兄さんも「バンは変な奴だ」と言っている。「いいかいエレイン。バンが人間の標準と思ってはいけないよ。彼は特別変人だ」でも変かどうかなんてどうでもいいの。だってバンがバンだから特別なんですもの。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow bell39399DOODLE義兄弟(予定)の語らいバンのホワイトデー計画3が、そうはいかなかった。キングのパーカーをバンがしっかり掴んでいたからである。危うく転びかけたキングは文句を言ったが、バンは少しも聞いていない。文句の代わりに「お前はエレインの兄貴だろう」と遠い目をしつつも真顔で言った。 「そうだけど。まさか疑っているの?」 「エレインがお前の妹って言ってたから信じている」 「あ、そう……」エレインが言っていなかったら信じていなかった、ということか、と薄く笑うキング。バンの話は終わりではなかった。 「つまり、妹としてのエレインを知っているっつー事だ」 「まぁ……そう思っているけど」 「そこを見込んで相談がある!」 遠くを見ていたバンの目がぎろりと見開かれ、キングを睨みつけるように光る。だがそれは凄んでいる訳でもなく、まして脅しつけている訳でも無いということはキングには分かっていた。同時に面倒くさそうな事を言われるんだろうな、とも。だがどうせ断る選択肢は存在しないのだ。キングは「なんだい」とあまり心のこもらない返事をした。 981 bell39399DOODLEバンがかってきたチャック付き小袋はもちろん100均のではありません。しかもきっと柄付き。バンのホワイトデー計画2 飴玉はふた粒貰えた。バレンタインと誕生日の分である。バンは押し頂くようにして得たそのうち一粒を口に入れ、もう一粒は、わざわざそのために小さなチャック付きのポリ袋を買ってきて大事にしまった。花の香りのする飴玉で、何ともエレインらしいチョイスだとしみじみとしながら舐めた。一粒の飴でこんなに幸福感で一杯になったのは初めてだろうし、今この瞬間彼は間違いなく世界一幸せだと断言できた。 バンは取っておいた方の飴玉をお守りのように持ち歩き、折に触れてはポケットから出してうっとりと眺めた。 それを見てしまったキングは、あまりに気味が悪いのでつい口を出してしまった。「どうしたの」と。 「エレインに貰った♪」 そこでキングは言わなければいいのに言ってしまったのだ、「ああ、うちでエレインが話してた」と。 556 bell39399DOODLE続きものです生徒バンとエレイン先生バンのホワイトデー計画先月の話――。 「エレイン、バレンタインのチョコくれ♪」 気まぐれ就学態度改め、見かけによらず真面目高校生活満喫中のバンは職員室を訪れて、憧れのエレインにバレンタインのチョコをねだった。エレインはきょとんと生徒を見つめ、それから「特定の生徒に、バレンタインのプレゼントをあげるわけないでしょう」と呆れ半分で半分で苦笑した。が、それを聞いたバンの反応は予想外だった。なんと、本気で驚いている。ショックを受けている、と言ってもいい。 まさか本気でもらえると思っていたの?! エレインは呆れを通り越して気の毒にすら感じてしまう。しかも「まじかよ……そうか、ねぇのかよ……そうだよな、だって俺はまだ生徒だしな……」等と、妙に物わかりがよく自分を納得させようとぶつくさいいながら、びっくりするほどうなだれてしまった。 604 bell39399DOODLEばんちゃんぽえむ父の矜持煉獄ばんちゃんは基本的には大きいけれど、小さい姿にもなる。そうすると小さいエレインの胸の中にもすっぽりサイズ。エレインもすっぽりばんちゃんにニコニコ顔。「俺も抱っこしたい!」と小さいランスもばんちゃんを抱っこしようとしたけどそれはばんちゃん嫌がって、大きい姿に戻ってしまった。 138 bell39399DOODLEいちぽすとぽえーむエレインちゃんのつぶやきバンは変な人間。それは私が人間の事をよく知らないからそう感じているのかもと思ったけれど、兄さんも「バンは変な奴だ」と言っている。「いいかいエレイン。バンが人間の標準と思ってはいけないよ。彼は特別変人だ」でも変かどうかなんてどうでもいいの。だってバンがバンだから特別なんですもの。 139 bell39399DOODLEいちぽすとぶんぽえむだよおやじのこころ俺のお袋は妖精、親父は人間だ。が、今は何故かデカくて黒い獣になっている。それでも心の色は変わらず親父。心が読めるって便利だったんだな、と思ったけれどお袋は「そうじゃないでしょ、バンだから……貴方の父親だから通じ合ってるのよ」と言った。そんな事……知ってはいるけど照れくさいだろ。 139 recommended works bell39399MEMO欲望の迷い子エレインちゃんと人の話を聞かないごきげんバンさんぽえむ 盗賊バンは今日もお酒を飲んでウハウハです。まいにちが酒宴で酒さえあれば割とハッピーでした。 「ほんとうにそうかしら?」 突然目の前に現れたのは、布面積微少レオタードを着たたぶん女の子でした。たぶんというのは、余りにも胸がペタンなので性別の断定できなかったからです。コウモリ的な羽も生えてます。変わった格好だな、とバンは思いました。酔っぱらいなので突然現れた事に関するツッコミは無しでした。 「本当にって?」 「本当に満たされてる? 私なら貴方に今よりもっと極上の夢見せてあげられる」 「おおう♫」 もっといい酒が飲めるのか、とバンは喜びました。誰もそんな事はいっていないのですが。一方で、そんなうまい話があるのか、とも思いました。 935 bell39399DOODLE原作でバンが見ている夢について考えてみた結果。 エレインには案外口煩い所もある。彼女の責任感によるものだろうが、昨日なぞは「もう、飲んでばっかり! 私がお願いしたことやった?ちゃんと種植えてね?」なんて念押しされた。バーカ、すぐにやったさ。お前の言う事なら何だって最優先で聞いてやる。それにしても飲み過ぎだって? カカッ、そいつは見逃してくれ♫ 今日は一緒に水浴びをした。最初彼女はもじもじしてばかりだったが、水をかけてやったらもう、と唇尖らせつつもはにかんで、やっと白いドレスを脱いだ。 エレインと過ごす毎日はとても楽しい。 寝ているときだけ彼女と会える。夢の中で俺はいつもあの森の中、あの七日間をループする。だから俺は寝たい。夢を見ていたい。大好きなエールを飲んで、アイツと会えるなんて最高だ。 670 bell39399DOODLEぐでのこさんのゼロ…とニュンマムさんののっかりエレインちゃんに触発された結果のなにか。(おふたりともすみません💧) 年の初めに行う交尾は《姫初め》って言うんだぜ♫ とバンから聞いたエレインは、まぁ人間は何にでも催しを求めるのねと感心しつつ、では宜しくお願いしますと言う訳で、二人は盛大に盛り上がった。 元々泥酔していたバンは事が済むとエレインを抱きまくらにして、色気もへったくれもなくすぐにいびきをかき始めた。いくら愛しい男の腕の中とはいえギュウギュウに抱きすくめられは呼吸もままならない。ごめんなさい、と謝罪しつつ魔力で大男をふっ飛ばし、シュミーズだけを頭から被って手ぐしで髪を整えた。バンは全く起きる気配もない。 「うふふ、ぐっすりね!」 でも真っ裸じゃお腹痛くしちゃう。人間は裸でいると風邪をひいてしまうって兄さんが言っていたもの。 889 bell39399SPUR MEガールズトークが続いてますよ!これバンエレタグ詐欺では… エレインの話はこうだ。 バンを始めとして皆にはたいそう世話になった。 妖精族ではあまり一般的ではないが、人間族の間では誕生日を祝う習慣があるのは知っている。そこで思いついた。《私を生かしてくれている人たちに、自分の誕生日に感謝を伝えたい》、と。 「でも何をすればいいのか、今ひとついい案……が……?!」 「うぐうううう〜〜」 「エレインあなた……!」 「や、やぁね泣かないで!」 その話を聞いたディアンヌはぼたぼた涙を零し、エリザベスはそっと目尻を拭う。周囲の視線と不審がる心の声を感じ取ったエレインは慌てて二人を慰めた。 「ずびっ。ボク、その気持ちだけで泣けてきちゃうよぉ。皆キミが元気なだけで嬉しいのに」 「ディアンヌ、ほらちーんして。でもそうよエレイン。お互い様じゃない、何もそんな……」 724 bell39399SPUR ME書いている方は何も考えていないのでわりかし楽しいですが、読んでいる頃はダラーとしてきた頃かと思います。今回はよりダラーっとしてます。何も進んでないよ!! ともあれ、彼女の千年ちょっとの人生において初めての女の子同士のお出かけを満喫したエレインは、バンに貰った結構な額のお小遣いをちょっぴり使い大いに満足して、種族の違う友らと別れた。 一方その頃、バンの家ではキングがシャスティフォルに寝っ転がり、ふわふわ浮きながらお茶を啜っていた。だがこの小一時間の間、二人の間に会話はない。 「キング、お前さ」 その沈黙を先に破ったのは家主の方だった。 「その姿でディアンヌの前でダラダラできねぇからって今ウチでダラダラしてるわけ?」 「喋りだしたと思ったらそれ?! お生憎様だけどオイラたちの間にそんなつまらない見栄はないよ」 「あっそ」 「それよりエレインの誕生日どうするか考えたの?」 974 bell39399SPUR MEほんわか時空ブリタニアなのでみんな豚の帽子亭で働いている設定です。深いことは考えちゃだめです。話進まねーなっていうのもだめです。 その夜、バンは寝ながら考えていた。 ―― 俺、バカじゃね? 何だよ、作戦会議て。つい勢いで言っちまったけど、一体キングと何するってんだ。だいいち豚の帽子亭ではエレインも一緒なんだぜ、どうやって内緒話するってんだ……。 だが、そんな心配は杞憂だった。 「え? 休むって具合でも悪ぃのか?」 豚の帽子亭コック監視員であるエレインが休むと言い出した。バンにとっては一大事である。そもそもエレインが蘇って以来、二人は常に一緒なのだから。 いや、この間姫さんらとの買い物に送り出したけど。 「ううん、違うの。とても元気よ。ええと、何ていうのかな、秘密?」 「秘密?」 「という事ではなくて内緒! じゃなくって、ううん、内緒だけど悪い内緒じゃないの! 本当よ、バン!」 747 bell39399SPUR MEマジバンエレ。(語彙力)今日はバンエレ閑話。 エレイン自身、運命なるものに振り回されてきたのでそういった言葉に縛られるのは好きではないが、敢えて言うならあの七日間は運命の巡り合せそのものだった。 エールラベルなる《しるし》を集めた本を見せ、それにまつわる話題を面白おかしく聞かせてくれたバン。彼が初対面の上、自分を殺そうとした妖精の女に何故そんな事をする気になったのはその心を読んでもさっぱり理解できなかったが、要するにバンの心は驚くほど単純で分かりやすいのだ。 退屈そうだから、面白い話でも聞かせてやるか。 単純明快である。が、単純が故にエレインには理解できない。バンは余りにも無邪気だ。 だがそれが心地よい。 無邪気に膝に乗せられ、無邪気に水浴びに誘われて、無邪気に身体に触れてくる。 1069 bell39399SPUR ME昨日いっぱいバンエレしたから(当社比)今日はお休みですごめんね。明日のアプデのことで頭いっぱい……ゴウセルたんは心からの好意でやってます。 その日、豚の帽子亭のコックは早速やる気を失っていた。隣で励ましてくれる係が休みだからだ。 「ちょっとぉバン、オーダー入ってるんだけど! エレインがいないからってサボらないでよね〜 」 ディアンヌはいつも通り煩い。いや、全面的にバンが悪いのだが。 「っち、しゃーねぇな。なんだっけ?」 「何で仕方ないとか言うかな。サラダだってば」 「酒の肴にサラダなんか頼むんじゃねぇつっとけ♫ どうしても食いたきゃホレ、キャベツやる♫」 「ふっざけないでよ! 団長ぉ〜バンがぁ」 「もうっ。バン、ちゃんとお仕事しなさい!」 不意に響く鈴を転がすような愛くるしい声に、ディアンヌは驚きバンは喜色満面で振り返ったのだが。 「キュピーン☆」 432 bell39399SPUR MEいよいよ終わる気配がなくなってきました\(^o^)/絶望的なバンさんとキングです。 バンは自分は狂っているのだろうと思う事がある。そう、エレインに狂っているのだ。彼女の全てを根こそぎ奪いたい。しかし、奪われているのは果たしてどちらだろう。 とにかくもう、バンの頭の中はエレインをふわもふする事で一杯だった。しかし、サボって帰ろうとするたびに頭の中のエレインが「めっ! お仕事はちゃんとしなくっちゃ!」とか「頑張ったら後でごほうびあげる!」などと可愛く叱ったり励ましたりするので、彼は耐えた。閉店後の後片付けまできちんと済ますと「偉いわバン! お家に帰ってきたらいっぱい褒めてあげるね」と言われたので(あくまでもバンの頭の中の話だ)、エプロンを放り出しカウンターを飛び越えて「んじゃお疲れ〜♫」とドアへと跳躍した。 951