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    bell39399

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    ガールズトークが続いてますよ!


    これバンエレタグ詐欺では…

    #エレイン誕2022
    elaineBirthday2022
    #バンエレ

     エレインの話はこうだ。

     バンを始めとして皆にはたいそう世話になった。
    妖精族ではあまり一般的ではないが、人間族の間では誕生日を祝う習慣があるのは知っている。そこで思いついた。《私を生かしてくれている人たちに、自分の誕生日に感謝を伝えたい》、と。

    「でも何をすればいいのか、今ひとついい案……が……?!」
    「うぐうううう〜〜」
    「エレインあなた……!」
    「や、やぁね泣かないで!」

     その話を聞いたディアンヌはぼたぼた涙を零し、エリザベスはそっと目尻を拭う。周囲の視線と不審がる心の声を感じ取ったエレインは慌てて二人を慰めた。

    「ずびっ。ボク、その気持ちだけで泣けてきちゃうよぉ。皆キミが元気なだけで嬉しいのに」
    「ディアンヌ、ほらちーんして。でもそうよエレイン。お互い様じゃない、何もそんな……」
    「大層な事は考えていないのよ、いつもみたいに集まっている時にちょっと何か出来ないかなぁって」
     気さくな空気に戻そうとエレインが笑ってそう言うと、二人は揃ってうーん、と唸った。
    「そうだなぁ、お菓子作るとか?」
    「そうも思ったけどバンも一杯作りそうだし、敵わなすぎるし」
    「あ、それじゃあみんなのマスコット作るのはどうかしら?」
    「手芸はやったことないし今から全員分はちょっと……」
     そこで今度は三人でうーん、となり、エリザベスは冷めた紅茶で唇を濡した。
    「私、手芸が好きで毎年お父様に何か作って差し上げているんだけど、エレインも何か出来る事を……例えばそう、エレインの得意なことって?」
    「それなら! 侵入者の撃た……い……」
     勢い込んで答えた割に語尾はほとんど音を成しておらず。赤面したエレインは、親友二人にそっと肩を叩かれた。
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