都会の都は寒波で雪が降る中、広い庭では冬支度を完璧にしているちびっ子のトランクスは、外で遊んでいた。
そばには青髪の背の高い青年が見守っている。
少しして、友達が3人は来たようで雪だるまを作り始めた。
少しだけ積もった雪に芝生の草や土が混ざりながら、4人で作り終える頃には雪が、雨に変わる。
そうなると、家の中に入りおやつタイムがはじまった。
青年も家の中までは見守ることがないため、雨の中傘を差して出かける。
雨は嫌な思い出しかない。
大切な人を失ったあの時は、雨の中だった。
「雨か•••」
傘に叩く音も激しさを増してきている、少し足早に歩いて、喫茶店に着く、傘をたたんで空を見上げるも雨が大粒で落ちてくる、少し付いた雫を払って店内に入る、カランとドアに取り付けてある鈴が鳴る。
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