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    pagupagu14

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    pagupagu14

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    【現パロ】熱に浮かされ我儘を/ザフォティファ(ラディアンテイル)
    現パロの親元を離れ一人暮らしをしているザフォラが熱を出す。そこにティファリアが看病にきて――、みたいなお話。ザフォラみたいなキャラを甘えさせるのにベタベタな方法だけど王道が好きだから仕方がない。

    #ラディアンテイル
    radiantTail
    #ザフォティファ
    zafotifa.

    【現パロ】熱に浮かされ我儘を 「じゃあ、ザフォラ。私、何か作っちゃうね。お粥とかでいい?」
    「………ああ、」
    意識が朦朧とする中やっとの想いで返事をする。暫くすれば小刻みいい音が聞こえ、いい匂いがする。
    (なんだか、懐かしいな…)
    昔は。実家で暮らしていた時は母親もよく料理をしていてそれこそ今日のように熱を出したときはよく作ってくれていたものだった。
    「ザフォラ!」
    「!……お前、」
    「お粥できたよ、食べれそう?」
    「……ああ」
    ティファリアこいつが持ってきたのは素朴な香りを立たせる卵粥でよく実家で食べていたものに似ていて懐かしさを覚えてしまう。
    「…って、オイ!何やってるんだ!?」
    「何って冷ましてるんだけど…今のままじゃあ、自分で食べられないでしょ?だから食べさせてあげようと思って…」
    「食べっ……俺だって自分で食べるくらい……」
    「本当に?できる?」
    「……う、」
    真っ直ぐ見つめられれば嘘をつきとおすことはできず、結局食べさせてもらうことにした。
    「……美味しい?」
    「…まあまあ、だな」
    「ふふっ…そう。【まあまあ】ね」
    「…【まあまあ】って言ったのに変な奴」
    「だって嬉しいの」
    「…そんなのお前くらいじゃないか」
    それでもティファリアはにこにこと笑っていて俺は呆れて何も言えず息を吐くことしかできなかった。
    「すごい!ザフォラ、全部食べれたね。これならきっとすぐ良くなるよ」
    「…子供扱いするな」
    布団に潜り込む俺にそんなことを言うものだから勘に触ってしまうがティファリアこいつには通用しないと分かって言葉を閉ざす。
    「薬も飲んだし、ちゃんと寝るんだよ?」
    そう言ってティファリアは俺の元を離れようとして、何故か俺はそれを引き留めてしまった。
    「…ザフォラ?」
    腕を掴まれ振り返るティファリア。俺は居心地が悪く、気まずいがしてしまったことを取り消せるわけではなく視線を外しながら言葉を零す。
    「…行くな、離れるな、……傍にいろ。ティファリア」
    子どもの我儘のように聞こえただろうか、と不安になったがそれに反して揶揄う色もなくティファリアは優しく、大人びた笑みを浮かべる。
    「いるよ。いる。ザフォラの傍にいる。」
    「……」
    「他に何かしてほしいことない?」
    「……俺の手を、握ってろ。俺が寝るまで……」
    「うん…」
    「……お前の手は冷たいな」
    「ザフォラの手が熱いんだよ」
    「…熱だからな」
    「ふふ、そうだね」
    「……ティファリア」
    「ん?」
    「熱が引いたら…この風邪を治したら…何か礼をするから、何か考えていろ」
    「何かって、何でもいいの?」
    「ああ」
    そう言えば何か考えだすティファリアが可笑しくて笑った。そして俺が眠りに入るのもそう時間はかからず、俺が目覚めたあともティファリアは俺の手を握っていて可笑しくなって俺はひとしきり笑ってしまうのだった。
    -Fin-
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    pagupagu14

    DONEお前のために贈る花/ザフォティファ(ラディアンテイル)
    ザフォラハピエン後クルトラの街にてティファリアに贈るための花束を買う話です。ザフォティファのティファリアはイエローとかオレンジが似合う感じするよね
    お前のために贈る花 「花束を見繕ってくれないか。」
    クルトラの街のある花屋、そこに現れた迷宮守の姿に店員は表情を明るくさせる。
    「ザフォラ様、花束ですか…ティファリア様にですか?」
    その言葉に思わず咽せてしまうザフォラ。
    「…ノーコメントだ」
    そんな様子を見せればバレバレだというのにザフォラはそうやって誤魔化した。
    「どんな花で作りましょう?」
    「……オレンジの、果実を実らせるオレンジの花を使った花束は出来るか?」
    「できますが…」
    「ならそれで」
    「色の雰囲気は?」
    「……イエローとかオレンジとかの明るい色味で頼む」
    「かしこまりました」
    そういうと花束を作り始める花屋を見てふっとザフォラは息を吐くのだった。
    ***
     オレンジの花を選んだのはちょっとした思いつきだった。よく、あいつが淹れてくれるハーブティーと同じものだから。イエローとかオレンジのカラーを指定したのは、なんとなく…本当に何となく、あいつをイメージすると思い浮かぶ色がそれなだけで…他意はない。
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