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    よるはす

    @Night_lotus_

    よるはすと申します。成人済み20↑、先達の皆様お手柔らかに。
    天官賜福、魔導祖師、陳情令履修済。渣反原作購入済みで魔翻訳中(訳がでたぁ!)。
    cql、mazs、忘羨、曦澄、天官賜福、鎮魂、山河令もすきです。
    数年入院してたので色々疎いのですが宜しくお願いします。

    https://marshmallow-qa.com/3ne2b6t088l42si ←良かったら感想など

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    お題「座学」

    #曦澄ワンドロワンライ
    eiChengWangdrooWanglai.
    #藍曦臣
    lanXichen
    #江澄
    lakeshore
    #魏嬰
    weiYing

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    takami180

    PROGRESS続長編曦澄10
    あなたに言えなかったことがある
     魏無羨は結局、藍曦臣からの伝言とやらを口に出さなかった。尋ねても、「同じようなことは伝えた」の一点張りである。
     江澄は聞き出すことを早々に諦めた。片付けを終えて私室に戻る、その途中で行き先を変えた。
     泊まる者のいない客坊は、当然なら静かである。闇に沈む室内を見回しても、誰かの名残は見当たらない。
     藍曦臣の滞在中、彼はいつも江澄の私室にいた。茶を楽しみ、楽を合わせ、碁を打った。
     それでも、ここは彼が使っていた部屋である。
     江澄は暗闇の中を進み、牀榻に腰掛けた。
     藍曦臣はここで何を思っていたのだろうか。
     彼が幸福を味わっていたとは思えない。魏無羨を遣いに出すくらいである。江澄の気持ちはすでに気取られているのではないだろうか。
     ふいに窓からぼんやりとした光が入った。細い月が山の端から顔を出している。
     江澄はごろりと寝転がった。
     聞きたいことがある。あの夜、藍曦臣が残した言葉の意味がいまだに理解できていない。
     いったい何に対しての礼を言われたのか。
     藍曦臣は微笑んでいたのに、悲しげだった。
     苦しめたいわけでも、悲しませたいわけでもない。
     魏無羨の言った「別れたいの 1909