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    hatori_tks

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    間に合わなかった🔞🎄高佐。年内書き上がるといいね……
    どのメーカーか分かったらすごいな。

    #高佐
    gaoZuo
    #小説
    novel
    #クリスマス
    christmas
    #書きかけ
    unfinished

    for you ついこの前に「もう二〇二三年も残り一ヶ月ですよ。早いもんですね」と話したばかりだった気がする。気づけばあと二週間ばかりで今年の終わりを告げようとしている。年末に近づくに連れて、悲しいかな警察の仕事は増える。今日はそんな忙しい日々の中で、高木と佐藤がゆっくり過ごせる夜だ。熱いシャワーを浴びると冷えた身体を暖めていく。湯船に浸かり、一息つく。佐藤が入れたであろう入浴剤の香りが浴室に広がっていた。香りにあまり詳しくない高木は、華やかな花の香りだなと感じた。
    「今年もどうせクリスマスは仕事でゆっくり過ごせないだろうな」
     そんな独り言が浴室に反響して、湯気と共に消えていった。
     風呂から上がり、佐藤のいる寝室へ向かう。佐藤はもうすでにベッドの中だ。いつもなら布団から顔を出し、何かしらしていて起きているが、今日は布団を深く被っている。連日の疲れもあって寝てしまったのだろうかと考えながら、ベッドに入るために布団を少し捲ると佐藤と目が合った。
    「あ、てっきり寝ているものだと……」
    「まだ起きているわよ……」
     心なしか頬が赤いのは入浴のせいだろうか、そう思いながら、ゆっくりと佐藤の身体を高木は抱きしめた。擦り合わせた足先が佐藤の方が体温が低く、自分の体温の熱さを認識させられた。高木が伺うように唇を寄せると、キスをしてきた。ゆっくり味わうように唇を合わせその柔らかさを堪能していると次第に唇を喰んで舌を差し込んだ。お互いの唾液で濡れた口元は物理的に溶け合ってしまったのではないかと錯覚を起こす。静かな寝室に互いの熱の籠った息遣いが漏れている。高木は佐藤の部屋着に手を差し込もうとして、佐藤に後ろ手に止められた。
    「今日はだめですか?」
    「あ……そんなわけじゃないけど……」
    「佐藤さんのこともっと触りたい」
     熱を込めて耳元で囁くと、抵抗していた手から力が抜けていった。許可が降りたと捉えて、背中を撫でるように部屋着の裾まで手を進め服の中に手を入れた。予想していた滑らかな肌ではなく、サラサラと心地よい肌触りの薄手の布が指先に触れた。疑問に感じた高木は佐藤を仰向けにさせると、部屋着を捲った。部屋着と一緒に捲り上がった見るからに上品に白く輝く布地は佐藤の肌を滑って元に戻った。佐藤は恥ずかしいのか両手で顔を隠してしまった。こういう普段着には向かないいかにも“夜”を連想させられる下着は佐藤は着ない。驚きのあまり高木は固まってしまった。
    「由美が……こういうの喜ぶって言って、たまたま買い物に行ったらクリスマスセールで……」
     辛うじて聞き取れる声で、言い訳のように佐藤が言葉にする。
    「その……早めのクリスマスプレゼントというか……」
     自分のために普段は着ないセクシーな下着を選んでくれたことが嬉しすぎて高木の頭はオーバーフローを起こしていた。佐藤は不安混じりの表情で高木を見上げた。
    「……どう?似合ってないかな」
     高木は我に返った。
    「似合ってますよ。全部見せてもらっていいですか」
     部屋着を全て取り払うと、無垢な色のキャミソールとショーツにレースがあしらわれていて佐藤の白い肌を透かしていた。所々施されている白い花のアップリケが控えめながらも華を添えている。喉の奥が鳴る。
    「俺のため?」
    「他に誰のためにこんなの着るのよ……」
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