azusa_n☆quiet followMOURNINGモ←ルおさそい選手権 「キスマークってどうやって付けるんですか?」 「……突然どうしたの、ルーク」 「だって、……いつもモクマさんはあんなにつけるのに」 「……嫌だった?」 「僕だって、つけたいんです。……モクマさんが僕のだってシルシ」 「ルークもそういうこと思うんだ」 「んぅ…って、だから、僕にじゃなくて、僕が、付けたいんですって」 「いっぱいお手本みせてあげるから、覚えてよ」 Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow azusa_nDOODLEエド+ルク(幼少)とモクルク(未満)引き取られ直後+ドメ期間。この気温で書く話じゃない。いつもの炎の夢から飛び起きた。 天井がいつものものじゃなくて困惑する。僕の、ルーク・ウィリアムズが住む家だと分かるまで暫くかかった。 時計を見れば、日付が変わってすぐ。布団に入ってずいぶん経つのに肌寒い。汗をかいたせいかもしれない。 タオルケットで乱雑に汗を拭って、そのまま膝を抱えて体を縮めて、ぎゅっと目を閉じて。 息が落ち着いても眠気はこなくて、寝返りを何度か繰り返した後、仕方なくベッドから降りた。 「……と、父さん。まだ起きてたんだ」 そっとリビングの扉を開くと、うすぼんやりとノートパソコンの明かりを受けていた父が見えた。 「どうした?ルーク。怖い夢でも見たか?」 いつもと異なり難しい顔をしていた父は、顔を上げると画面を閉じて置き、僕の前まで来てしゃがんで目線を合わせてくれた。 2091 azusa_nTRAININGチェズルクとベッドメイクと抱き枕。でかい△ぬいも出てる時空。ベッドメイクの練習のお礼を兼ねて、チェズレイの泊まる客室のベッドメイクを行った。 我ながら完璧な仕上がりだと思う。 整えた部屋でチェズレイが採点している。 「そうですね。ベッドメイク自体は及第点は差し上げられるかと」 「良かった。君の及第点なら潜入の準備はばっちりだな」 「……ですが、これは?」 チェズレイが指差した先はベッドの枕元。 バスケットボールくらいの大きさの黄色い三角ボディーが何ともかわいらしいACEくんぬいぐるみが一足早くベッドで横になっている。 「ACEくん」 「それは存じておりますが、なぜ私のベッドに?」 「可愛いだろ」 「ボスがそう思うのは自由ですが」 「ぬいぐるみを部屋に置いておいたらこうやってセットするサービスがあるって聞いてさ」 976 azusa_nDOODLEモクルク会話文、しりとり「しりとりしよっか。ルークからね」 「いきなりですね…。えーと、りんご」 「胡麻豆腐」 「……豆腐に胡麻かけるんですか?」 「胡麻でつくる豆腐っぽいものかな。もっちり食感と胡麻の香りがいいつまみになるんだ。食べたい?」 「ぜひ!」 「ちっとばかり作るの大変だからルークも手伝ってね」 「もちろんです」 「材料買って帰ろっか。それじゃ次は…『ふ』だね」 「フ……フカヒレ」 「レバニラ」 「ライチ」 「ちまき」 「……ちまき?」 「笹の葉で米を巻いて蒸したやつ。ミカグラでも地域によってかなり製法が違って、炊き込みご飯のトコもあれば、あんこ入り団子のトコもある」 「あんこですか…!」 「春の菓子だから、色々終わらせた頃に食えるかもね」 636 azusa_nDOODLE「涙」「共同生活」「ごちそうさま」+最後だけモさん#チェズルク版ワンドロワンライアロは出掛けてるタイミング。帰ったら仲間がいる。そう思うだけでスキップしたくなるような気持ちで帰路についた。 「たっだいまー!」 「お帰りなさい、ボス」 わざわざ顔を出してくれたチェズレイを見て、家の鍵を落とした。 今日も笑顔で楽しい時間を過ごせるはずだと思っていたのにチェズレイの目が赤い。そう思ったら彼の頬を伝って一滴の雫が落ちた。浮かれていたのが恥ずかしくなるような光景だった。 「……チェズレイ、どうしたんだ?」 「っ……、…見苦しいものを失礼しましたね。どうぞお気になさらず」 僕に背を向けたチェズレイの肩に手を置く。 「いや、気にするに決まってるだろ! なにがあった?」 「ボスに伝えるようなことではありません」 「……僕には、話せないこと……?」 1326 azusa_nDOODLEチェズルクのバレンタイン話。昔似たような話を書いた気もするけど気にしない。チェズレイがドアを開けた時、ルークはダイニングで色とりどりの包装紙を広げていた。 チョコレートの甘い香りが離れていても香ってくる。 ルークのお気に入りのドーナツショップの紙袋、量販店に売っている中では高価なチョコレートの包みが複数、それから手作りと思わしき箱もいくらか見受けられる。大半は大量生産の品と思わしきチョコレートクッキーや使い捨て容器のカップケーキ。一目で義理チョコか友チョコだと分かるものが大半だが、全てではない。 「ボス、また随分と大量ですねェ」 「バレンタインだからって皆からもらっちゃって」 照れたように頭をかくルークは感謝はしてもそれ以上の想いは抱いていないようだと内心安堵したことは顔に出さず、彼の座る横に立つ。 2866 azusa_nDOODLE買い出しに行くモクルクはかわいいと思ったので。オフィナデに慣れてきた頃~M8以前くらいの初期のイメージ。書きたいところを書いたら満足したので唐突に終わります「ルーク、ルートは頭に入ってるよね?」 「もちろんです、モクマさん」 「俺達の未来がかかった大事なミッションだ。必ず成功させよう」 「はい! ……では、行きましょう!」 潜入開始直前。 ルークはタブレットを再確認して頷く。 一歩踏み出すと戦場のような張りつめた空気が漂う。 ふたりで視線を交わすと、ターゲットの元へと駆け出した。 普段の潜入とは異なり街に溶け込む平服で向かうのは、闇に紛れる天井裏……ではなく、軽快な音楽が流れるスーパーマーケット。 早歩きで店内を歩く速度を緩めずに買い物カゴを取ったモクマが先導し、目指すは卵売り場。 お一人様1パック、先着限定の特売品だ。 セール開始には少し早いが既に人だかりが出来ている。歴戦の勇者と思える婦人が多い。 1347 recommended works troubadour3021SPOILER【全ミッション後のネタバレ含む】「チェズルクワンライ」のお題『楽譜』で小話です。discardとの決着がついた後ですが細かいところはフワッと流し読みしてください。いつどこの話だ。 6 widmung_flDOODLEチェズルクSS。うちのルクはチェズの顔が(顔以外も)大好き。初出2021.7.20 5 widmung_flDOODLEチェズルクSS。お題箱より頂いたネタ。初出2021.7.24 7 widmung_flDOODLE【ワンライ】チェズルク版ワンドロワンライ第8回提出分。5月発売のニンドリのネタバレがあるかもしれません。初出2021.7.24 3 kimadosukoiSPOILERニンドリ10月号を読んだらチェズレイへの愛がさらに高まったまじでこの2人てぇてぇーーーーーー!!!!!!!※チェズ幼少捏造※チェズママの容姿バレ 2 emotokeiDONEじれったいお題ったー 6/20江本のチェズルクのお題より『ひっそり、ふたりきり』 朝から晩まで捜査で駆けずり回って、ようやく僅かな手がかりを掴み帰ってきたかと思えば、すぐに自室へと籠ってしまう。そんな生活を繰り返すボスに食事をとらせる役目は、いつの間にか私になっていた。 コンコンコン。 ノックを三回繰り返せば「はい」と、いらえが届く。許しを得てノブを回し、室内へと入り込んだ。 オフィスナデシコには充分な部屋数が用意されていて、BONDのひとりひとりに部屋が用意されている。僅かな時の重なりの中で、彼に割り当てられた室内はルーク・ウィリアムズの色を纏い始めていた。 パソコンデスクの上に鎮座しているMJのサイン色紙。ひかえめに置かれた小さな絵葉書のセット。事件の捜査内容を記したメモに紛れたスイーツのチラシが机の上に何枚か。 1814 azusa_nMOURNING前半がモクルクで後半がチェズルクな話。ルクはふたりとも大好き。チェズルク強め。多分この時空だと最終的に闇バふたりに囲われルク。ホリバ聴いたら酔い方流石に違うかなぁと思ったので供養。でも好きな酒は合ってると思ってる。オフィスナデシコの共同生活が楽しすぎて寂しくなってるモクマとチェズレイの出立を明日に控えた日、オフィス・ナデシコのリビングで宴会を始めて随分経つ。 洗面所から戻ったモクマが濡れた手を裾で拭きつつソファーの端の席、ルークの左隣へと座ったところで、ルークがずい、と顔を近づけて来た。 「モクマさんはぁ、なんでモテないんですか」 「もうっ、ひどいわルーク!なんてこというの!」 向かいの席でハンバーグにフォークを刺したアーロンがブフッと大きく吹き出したのも気にせずルークは続ける。ちなみにチェズレイは今後の予定関連で用事があるとかで不在だ。帰宅予定時間はもうすぐだが、夕食にはちと遅いか。 「だって、モクマさんはニンジャジャンです。超忍ですよ!」 「あー、…残念なことに世のお姉さま方はニンジャジャンでは釣れんのよ。」 6494 azusa_nDOODLEモクルクとニンジャジャンの話。そろそろ『未満』取っていいのか微妙なライン。今日のメニューは練りきり。マイカ直前くらいなのでモクマさんテンションダウン中。エドルク親子概念捏造とかモクマ過去捏造とか含む。手の中のタブレットの明かりが消えた。 考え事をしていてライトが切れたのは何回目だったか、思い出せる気もしない。 ……もうすぐマイカへ行く日になる。 「あ、モクマさん。ただいま戻りました。」 「ルーク、おっかえりー」 笑顔を作ってひらりと手を振って挨拶を済ませて、すぐ視線を手の中に戻した。 キッチンへ移動したルークの方から生活音が聞こえる。 手にした袋の中身を冷蔵庫に移した音に、食器棚を弄る音。 「モクマさん、お茶飲みますか?」 「ん? 何飲むの?」 「緑茶です」 「お、渋いとこつくねぇ。せっかくだし呼ばれよっかな」 「はい! 用意しますね」 暫くなにやら作業をしていたルークが色々乗った盆を持ってきた。視線がこちらに向く。 2988 azusa_nDOODLEモクルク。お題メーカーのやつ。「離してあげられなくてごめんね」モの自覚がどえらい早かったパターンとして。ルークは眩しい光のようだ。 そう、まるで晴天。晴れの空の光。 誰をも等しく明るく照らして、誰からだって愛される。 その上、誰にも触れられない。 例え空を飛ぶ鳥だって捕まえられない、澄んだ青。 ましてやこんな汚れた俺では。 ……いや、あるいはこんな俺でも。 真っ黒な夜空なら、触れられるだろうか、なんて。 ■■■ 「なんとか……、間違えずに、最後まで連続で通せました……。」 「うん。よく頑張ったね、ルーク。ここまで出来れば本番も大丈夫だ」 「モクマさんが付き合ってくれたおかげですよ。本っ当に感謝してます」 正確に言うなら、一番効いたのはチェズレイのアドバイスが良かったんだろう。これまで教えた期間の進歩より、一昨日から今日になるまでの方が格段に上達している。 4375