お前たちの影響強すぎるんだよ!!「お前たちが…お前らが憎いっ!!」
だぁんと力の限り拳を叩きつけたせいで机がミシミシと悲鳴を上げる
「ちょ、君力強いんだから気を付けてよ」
肩で息をしブルブルと震えるBにお茶を差し出す
少しでも落ち着くよう宥める
「いや、1期はほぼ君が出番だったじゃないか何を憎むわけ…?」
「俺なんかまだ一回も出てないぞ?」
「ね?僕も最初の3話位で出番終わりだったし…」
「いいや!お前らの存在感が強すぎて俺の存在が霞んでるんだよ!!」
しかもEDなんてEの独占じゃないか!と叫ぶ圧と悲壮感に困惑し、顔を見合わせる、そう言われてもである
「お前…道門とイグリット倒しといてそれは無いだろ…可哀想だろうが…2人が」
「イグリット戦!?確かに目立ったさ!けどその後のコイツに!!全部持ってかれたじゃないか!!!」
ビシィっと指差す先には優雅に足を組み、紅血のイグリットを従え茶を啜る闇Eがいた
人に指差すんじゃないとEが注意しているが、今その注意は必要なのだろうか…
「たった数分しか出番のない俺に八つ当たりしないでよ…みみっちいな」
「みっ…!?」
「あー…あ〜、そうやって油注ぐ…」
キャンキャンと吠え騒いでいるBに対し、闇Eの顔はウザったそうにしているが、お前内心楽しんでるだろ
目がランランと輝いてるの見えてるからな…
闇Eの口撃に勝てるはずも無いのに必死に噛みつき、応戦するBと闇Eの応酬をBGMに影の兵士たちが用意したケーキを頬張る
「…2期が始まったら俺なんて出番0なのになんであんなに焦るかなぁ」
「2期の内容的にもほぼBが割合占めてるのにな」
「だよね?」
あ、このケーキ美味しい…どこのだろ、これ
モソモソと食に逃げたEとSは2期のEDを2人で独占しBに噛みつかれる事をまだ知らない