利→土と雑土の話にならなかったネタ(供養) 利吉の気持ちは昔から薄々気付いていたけど、本格的に無視できない感じになってきている土井先生。
何よりも、絆される可能性がなくもない(年下に甘くて割と流されやすい)自分が怖い土井先生。
よし利吉くんに諦めさせるために恋人っぽい相手でも作ろう、と思い立つ。諸々考えて男を相手にしようと思って、その手の場所に行ってみる変に行動力のある土井先生。
そこで雑渡さん(お仕事中)に会ってしまい、なんやかんやで事情を話すハメになった土井先生。
雑渡は利吉の必死さを見ているので、そういうことねと納得。
「そういう事ならば、本当に探さずとも、誰か適当な人にフリを頼めば良いのでは」
「あまり近しい人には頼めないのですよ。後々の事もありますからね」
「ふむ。彼に諦めさせるというのなら、山田殿が適任では?」
「適任じゃないですよ!!? 家庭ごと崩壊させるおつもりですか!!!」
「冗談です」
「勘弁して下さい……。あっ、そうだ。雑渡さん、私の恋人のフリして頂けません?」
「………………は?」
「あなたなら、利吉くんも納得してくれそうな気がします」
「随分な思いつきですな」
「ははは。まあ、冗談ですよ。こんなこと、雑渡さんに何の得もありませんからね」
「私は構いませんが」
「え?」
「ただ、土井殿は私に抱かれる覚悟はおありで?」
「え?? いや、フリならそこまでしなくても」
「彼もプロの忍びでしょう。そこまでせねばならない相手では?」
「ああ……まあ、その位なら構いませんが」
「その位」とか言っちゃう土井先生にちょっと興味が出てきた雑渡さんと、自分から持ちかけておきながら変わった人だなぁと思ってる土井先生。
何のかんのでお互いに惹かれるものは感じつつも、芝居関係は崩さない。
ある時、利吉と話をした雑渡さんに、
「あれほど本気なら、受けても悪いことにはならなかったのでは」
と言われてしまい、ショックを受けてしまった事で、かなり雑渡に心が傾いていたことを自覚する土井先生。
雑渡さんは雑渡さんで、この状況では自分の方が邪魔なのでは感を持ってしまい、こじれる雑土。
……みたいな感じのやつ。ラストは何やかんや雑土でまとまってもらって。
需要が行方不明なのと、利吉が可哀想すぎて私の心が折れそうなので、妄想だけです。