Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    nekononora

    94とFGO。書くのも読むのも雑食でいきます。逆、リバ、R、G、などなど書きたいように書き散らかします。
    設定がわからーん!

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 59

    nekononora

    ☆quiet follow

    神ミキで、こういうのを書こうとして、プロット段階で大きくそれたので、供養しとく。

    #神ミキ
    kamiMiki

    親友というには愛深く「我が名は吸血鬼——」

     シンヨコでよくある吸血鬼騒動。
     今夜も今夜とて吸血鬼が現れる。
     それにいつものようにシンヨコの住人が巻き込まれ、退治人や吸対が退治して一件落着——とはならなかった。




     三木カナエが消失した。
     久しぶりに飯でも行こうと連れ立って、シンヨコの町を歩いていたら、吸血鬼が何かを叫び、ビームのような光を受けた三木は輪郭がぼやけ、空気に溶けるように消え去った。
    「え?」
     三木がいた空間を触る。
     なんの手応えもない。
     吸血鬼は、と慌てて周囲を探すが、もう逃げおおせた後であった。
     目の前で人が煙のように消えた。
     異常事態とはいえ、神在月はそこまで焦ってはいなかった。
     ここはシンヨコ。超常な出来事が日常な町。
     退治人や吸対がなんとかしてくれると楽観的にとらえていた。
     だからVRCに通報して、三木からの連絡を待った。
    『酷い目に遭った』
     なんて言って、今回の騒動の顛末を聞かせてくれるのだろうと。
     だが一日経っても二日経っても三木からの連絡はなく、神在月から電話をかけても繋がらない。
     じんわりと背中に冷たい何かが広がる。
     いてもたってもいられず、VRCに連絡をすれば、まだ吸血鬼の正体すら判明していないと冷たくあしらわれ、この件は吸対も動いているから、余計な事はするなとまで注意された。
     注意されたからとジッとしていられない。
     人を煙のように消す吸血鬼について調べてみる。
     探偵でもなく吸血鬼に造詣も深くない自分は手がかりすら掴めないと思っていたのだが、手がかりの端を掴めた。
     それなりに力がある吸血鬼一族。
     どちらかといえば嫌人間派の若者がそのような能力を持っていた。
     少し調べれば判明した事実。
     きっとVRCも吸対も掴んでいるだろう。
     それなのに手を出せないという事は、慎重にならざる何かがあるという事か。
     それとも何かしらの交渉をしている最中なのかもしれない。
     それならば一般人にすぎない神在月に出る幕はない。
     下手に突けば三木を危険に晒すかもしれない。
     だが、だがだ。
     こんなにも長い間、吸血鬼の能力下におかれて、三木は大丈夫なのだろうか?
    「……」
     打てる手は、ある。
     三木の隣の隣に住む吸血鬼。
     彼自身は人の良い三木の友だが、彼の親の血は古く、また竜の一族の一員でもある。
     彼に状況を説明し、力のある一族にお願いできれば、状況が好転するのでは。
     三木とその彼は友達として親交を深めている。
     彼を利用するやり方、三木は嫌がるし、自分だって嫌だ。同じ事をされたら激怒する自信があるし、泣きながら責めるかもしれない。
     その後、二人の交友に影を落とすかもしれないし、二人はなんともなくとも、一族の方が警戒するかもしれない。
     だが、だ。
     それでも神在月は三木が心配で三木が大事だった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💞
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    nekononora

    DONEパーバソ♀→パー+バソ♂(入れ替わり)→パーバソ♀
    お題:君じゃないと嫌、◯◯越し
    時間:1h +2h
    事前作成
    先天的女体化のちの男体化のちの女体化。
    バソ♀の方は終わりで、バソ♂の方は次のワンドロにするか、支部にまとめる時に追加するか悩み中。
    私と貴方と貴方と私⑤ おはようございます、こんにちは、こんばんは。元は女だけれど並行世界の男と精神が入れ替わちゃったバーソロミュー・ロバーツです。
     彼氏である円卓第二席のパーシヴァル・ロバーツに勘違いされてしまい、誤解を解く為に管制室にいた並行世界のパーシヴァル・ロバーツの所に足を運びました。何もなかったと書いてもらう為です。
     泣いてません。
     えぇ、泣いてません。
     そりゃちょっと涙を滲ませていた方が説得力あるかと頑張ってうるうるさせて、まだ手を出してもらえなくて不安でヨヨヨとしたが、そんなものパーシヴァルなら見抜くだろうという前提だ。
     そんな演技しなくとも、まったく仕方ないなぁと折れてくれると考えた上での演技だ。
     そして誤解は解けて元の世界に帰ったら、『正直に話せば、あちらのパーシヴァルと夜をとぐらつきかけたが、やはり君じゃないと嫌だったよ』とかなんとか良い感じに言って、良い雰囲気を作って、じゃあ一発やろうかの流れにもっていくつもりだった。
    4025

    related works

    recommended works