Recent Search

    nayutanl

    @nayutanl

    無断転載及び無断利用禁止

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💪 🌟 ❣ 💮
    POIPOI 50

    nayutanl

    MOURNINGけだふれで出そうと思ってた本だか展示だかネップリだかのために書いてたけど手が回らず埋もれてたのをサルベージしてきました。
    診断メーカーのを書いたものです。

    以下結果↓
    今日のカインとアーサー
    ゲームセンターに行ってみる。ふかふかの食パンクッションふたつが1000円でとれた。ラッキー!帰ったら二人でサンドイッチになる。
    今日のカイアサ《フォ学 #1》 学校帰りにふらっと寄った複合商業施設内のゲームコーナーをみていると、気になるUFOキャッチャーの台を見つけた。
    「助けてください……発注ロットを間違えました?」
    「すごくたくさんあるってことだな」
     張り紙のされた台の前で、アーサーとカインは立ち止まり中を見ていた。よくあるタイプの台だが中にはカプセルが入っていて、落とすことができたら係の者に渡すと景品がもらえるらしい。しかし張り紙に書いてある通り担当の者がいわゆる発注ミスをして在庫過多になっているため、通常より取りやすい形で提供しているとのことだった。
    「景品は、食パンのクッションだそうだ」
    「面白いな! やってみるか」
     台を飾っているポップを興味深そうに見ているアーサーの横で、カインは丁度財布の中に入っていた500円玉を投入した。500円玉を入れると、100円で一回のところ6回遊べるのである。
    1209

    nayutanl

    DONEカイアサWebオンリー【気高いあなたにふれる朝】専用新婚さんお題です。
    指輪をなくしちゃったアーサーと、なくしもの慣れしてるカイン。

    #けだふれ_アフター
    #けだふれ_お題
    指輪がない……と言い出したのは、意外にもアーサーの方だった。
    カインの両親、特に母は料理の時にはずしてそのまましばらく見つけられなかったといったことが何度かあったことや、カイン自身片付けが苦手な自覚を持っているのもあって、初めて指につけたその瞬間からなくさないように彼にしては神経質に注意を払っていた。
    それでもなくすことがあるとすれば絶対に自分だろうと思っていたが、どんなものでも、誰の持ち物でも、なくなるときはなくなるということをいま目の当たりにしている。

    城の自室のあちこちをひっくり返しながら、アーサーは迷子になっていることに気づいた子どものようになくした指輪を探している。カインも話を聞いてから手伝っているが、心当たりがないので探す場所にもまず迷う。ひとまず、アーサーの邪魔にならない位置で床に這いつくばって家具の下を中心に探してみたものの、埃らしいものさえ見当たらなかった。とすると、清掃後になくしたか普段と違う場所にしまっておいたのを思い出せなくなったか―考えを巡らせながら、カインはアーサーに向かい励ますように言った。
    1639

    nayutanl

    MOURNING本当は今日の展示は一日の時間経過を追った連作になる予定でした
    故あって全部ボツにしましたが、一個サルベージしてきたのでふわっとご覧ください

    突然始まって続きそうな感じで終わります。続く予定だったんです…無念。
    ひねもすカイアサ《7時》 久しぶりの共寝も目覚めはあっさりとしたもので、二人とも睦合うのもそこそこにベッドから降りて身支度を始めた。
     ゆっくり過ごしたい気分ではあるのだが、揃って遅起きをするわけにもいかない。まだ少しばかり残る夢見心地を惜しむようにゆっくりと着替えながら、ふたりは顔を見合わせて面映ゆそうに笑みを浮かべた。
     
     身だしなみを整えて、互いに確認し合う。自分自身では見られないところを特に確認するのは、そのまま自分が気になる箇所だからだ。
     誰にも言ってはいない関係なので誰も知らないはずだが、何も言わなくても気づかれていることというのは不思議とひとつやふたつではない。相手への感情に後ろめたいことなどありはしなくとも、どちらかといえば他人には知られてない方がいい―おさまりの悪いところもある。しかし、おおっぴらに「つきあっています」だなんて言って回れるかといえばそんなことはまったくないので、こればかりは仕方ない。秘密。そういうことにしている。
    1965

    nayutanl

    DONE本日の新作ですが、もうひとつ書きあがらないので途中までですが置いていきます……!
    夜のうちに最後まで書けるはずなので……どうかまた見に来てください……すみません

    追記>
    できました!(※現在4時52分)
    夜のうちにとか書きましたが朝になってしまい…すみません…
    なんか、ふたりに朝と夜の間の時間を過ごしてほしかった…!歯止めがきかない夜もあってほしい…!色々考えながら書きました。カイアサ尊い。
    まだふたりの夜が離れないから このところ、まだ暗いうちに目が覚めたり、寝つきが悪くやっと眠れそうな気配がしてきたころには空が白んできているといったことがある。そういった日は、報告を受けているときや会議の最中、果ては食事中に意識を落としそうになったと、アーサーは久しぶりに過ごす魔法舎で賢者にこぼした。
     昼食後、腹がくちくなって丁度眠くなる時間、たった二人の静かな談話室で揃ってうとうとしだしたときのことである。
    「もしかしたら、睡眠の質がよくないのかもしれないですね」
    「睡眠の質、ですか」
     ソファに沈みそうだった賢者とアーサーは、それぞれ話す体勢、聞く体勢をとり座り直した。声を出したことによって少しばかり目が覚めたような気はするが、瞼はやや重いままだ。抗いながら、二人は互いに向き直る。
    4039

    nayutanl

    DONE中央主従マンスリーお題、4月に投稿したものです。
    パラロイのカイアサ
    イベスト後、たまに会うようになった二人の話。抽象的な感情を明らかにしたい、理解したい、自分のものにしたい そんな話

    実は二人が会っていた日はアーサーの設定上の誕生日が近くて、ふたりで誕生日について話す場面もありました(※カットされました)
    カインの誕生日を海で祝おうとか。VRじゃない本物の海に行こうとか。
    いずれ書きたいです
    この感情に名前をつけて 今日のアーサーは青年の姿だった。歳の頃ならきっと自分と同じくらいの、以前会ったときと比べるとおとなびていて背丈も少し高くなっている。一瞬、自分よりも背が高いのではと思い焦ったカインだったが、至近距離に来てアーサーの方が目線の位置がやや低いと見て情けなくも安堵したのだった。
    「……この姿は、気に入らなかっただろうか」
    「えっ……何でだ?」
    「様子が少し、予想と違ったものだから」
     アーサーが言うことには、年格好を合わせた方が気兼ねなく接してもらえるのではないかと思ったとのことで、期待を裏切ってしまった形になったことに申し訳なく感じたカインは少し辿々しく先程の焦燥感をアーサーに伝えた。
    「よかった! 嫌なわけではなかったんだな」
    4605