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    🌸忘羨二次創作垢🌸

    @purinrin17_1

    忘羨専門二次創作する人

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    🌸忘羨二次創作垢🌸

    MOURNING含光君は他人にも自分にも厳しい。そんな含光君にも笑いのツボが存在した。 今日も修行に励む二人の弟子は雑談をしていた。含光君は笑ったことがあるのかと。ぜったいないだろうと言い合っていたら、含光君の道侶、魏無羨が割り込んできた――――――。
    藍忘機の笑うツボ今日は外で琴を練習する日だ。空に向かって衝撃波を連打する。数回打つだけで藍思追と藍景儀はヘトヘトになってしまった。休憩の合間に、二人は藍啓仁の目を盗んで雑談をしていた。

    含光君が笑うところなんて見た事ない。そんな話を二人の弟子達が話すものだから、なんとなくついてきていた魏無羨も間に割り込んで言った。

    「藍湛はけっこう笑うぞ」
    「嘘だ。いつも厳しいお顔をされているじゃないですか」

    藍景儀の反論に魏無羨は「じゃあ見てろよ」と言って、琴を弾いている藍忘機に駈け寄った。

    「藍湛、藍湛、こっち向いて」

    琴に手を置き、音を止めた藍忘機は静かに魏無羨の方を向く。

    「なんだ?」

    魏無羨がにぱっと笑って言った。魏無羨が来てからというもの、藍忘機の表情は幾分か優しくなっていることに弟子達は気づいていた。しかしそれはほほ笑みからは程遠いものだ。ぜったいに藍忘機を笑わせる事などできはしない。わかりきってはいたが、目を離せずに弟子達は魏無羨を見守る。
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    🌸忘羨二次創作垢🌸

    MOURNINGまだ魏無羨は弟子たちを引きつれたまま帰ってこない。泊まり込みになると聞いてはいた。魏無羨が不在になってから二日目の午後、気づけば魏無羨の事ばかり考えている。なかなか家業に集中できずにいる自分に気づき、冷泉で少し頭を冷やそうと考えた。冷泉に体を落とし、心が落ち着いてもやはり頭に魏無羨がよぎる。あの笑顔を思いだすと、自然と胸がじんわりとあたたまる。愛しい。そう思った時、一つの旋律が藍忘機に流れた―――
    藍忘機の鼻歌「…~♪」
    魏無羨は耳を疑った。
    (まさか藍湛の…鼻歌?!)
    いてもたってもいられなくなった。彼は急いで服を脱ぎ、ザブンと冷泉に入る。

    * * *

    今回の夜狩りの監督は大変だった。新参者の姑蘇の弟子が複数いて、それぞれ腰を抜かしそうになったり手が震えるものがいたりしたのだ。
    「俺が14歳だったころはもっと男らしかったぞ」などとぼやきながら静室に戻ろうとしていたその時、
    曲がり角でばったりと藍思追と遭遇した。

    「魏先輩」
    「思追、どこにいくんだ?さっき帰ってきたばっかなんだからヘトヘトだろう。なんだその本の量」
    「夜狩りでの魏先輩を見ていたら、まだまだだなと思いまして」
    「それで、その量の本を今から読むのか?やめろやめろ。勉強なんて寝てからやれ」
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    🌸忘羨二次創作垢🌸

    MOURNING魏無羨がニヤニヤしながら嗅がせてきたのは、いつしか見た事のある見た目がおかしい香炉。眠る前から怪しい展開になるだろうことはわかっていたが、まさかこの時の夢を見るとは思わず、数回ほど藍忘機は目を瞬かせた。
    香炉 初めての口づけ―――これは、夢か。

    魏無羨が目隠しをしたまま笛を吹いている。自分はそれを眩しそうに見ていた。どうせ気づかれない、気づかれてもこれは夢。そう思い、藍忘機は昔と同じように木の上にいる魏無羨の元へと足を運ばせた。いつしかの夜狩りの帰りに、見知らぬ夫婦が木陰で深い口づけをしているのを見かけた。

    好きなもの同士なら、ああやって愛し合うのかと学んだ。
    そして魏無羨と同じ事がしたいという欲を感じた。

    魏無羨に初めて口づけをしかけた時、あの夫婦のそれを真似た。目を隠しをしたまま的(マト)に矢を放った時の魏無羨は本当に美しく見えた。あれは私のもだと印をつけたくなるほどに。

    笛の音が聞こえた瞬間、霊獣を狩る事よりも魏無羨の傍にいたいという欲求が強まった。そっと遠くから眺めるつもりだったが、風を感じて気持ち良さそうにしている無防備な彼を目前に我慢をする事ができなかった。もうすでに自分たちは道侶。今襲わなくても毎晩これでもかと愛し合っている。しかしこの瞬間、藍忘機はあの時の劣情がまざまざと蘇り、気づけば彼の手首を抑えて口づけていた。それも無理やり。
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