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    くべ

    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトさんは俳優さんと勉強する。

    遊園地デートはもう一回書いたので、次の話は終わった後から書くべきなのではないだろうか…( 'ㅅ')
    とんとんとんと終わりまで書きたいのに、次から次に間にイレギュラーな展開入ってきて終わらない。お前ら一回落ち着けっ!っていつも言ってるのになんでわちゃちゃーってするのだろう…? お願いだから早く卒業して付き合って下さい、いつまで経っても終わらん。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 26(司side)

    「えむ、すまなかったっ!」
    「大丈夫!お客さん少なくて、あたし一人でも全然平気だったよ!」
    「本当にすまん」

    ぱちん、と手を合わせて頭を下げると、えむはいつものようににこにこと笑ってくれた。神代さんが熱を出したと聞いて、家を飛び出したのが金曜日。翌日の土曜日はバイトが入っていたのだが、神代さんを放っておけず休みの連絡をさせてもらった。えむにしっかり事情を伝えたら、えむから二人に話をつけてくれたらしい。当日の連絡にも関わらず、快く休ませてくれた。そのお陰で、神代さんの傍にいられたのだが…。

    「それより、司くんの特別のお客さん、大丈夫?」
    「あぁ、昨日には熱もしっかり下がっていたからな」
    「そっか!それなら良かったね!」
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    忸怩くん

    DONE【鋭百(未満)】ここからなにかとくべつになるといいな
    おまじない「大丈夫、百々人さんが頑張ってきたの、僕はたくさん見てきましたから。本番楽しんで!」
     ぎゅう、と少し痛いくらいに強く手を握ってもらう。両手で包み込んでくれるプロデューサーの手はあたたかくてその力強さに安心して呼吸ができるようになる。仕事の本番前、うまくできるか不安になってしまった僕を励ますためにしてくれたその行為は、その次もお願いすることにより本番前恒例のおまじないとなっていた。僕を見つけてくれたプロデューサーに保証をもらうことで、なんにもない自分自身に衣装にも負けない鮮やかで煌びやかな色がつく。
     そのおまじないがあるからこれまで本番でも自信をもってやってこれたのだが、C.FIRSTも他のユニットも活動が増えたことにより、今日プロデューサーはもふもふえんの遠方ロケに同行している。前日も朝も会えなかったことで、久しぶりにおまじないのない体のまま出なくてはいけなくなってしまった。よりにもよって全国区で流れるCMの撮影であり、人気の若手俳優がメインとなることもあり撮影会社の重要人物も来るのだとさっきスタッフが立ち話をしているのも聞いてしまった。失敗の許されない、今の自分にとってはかなり大きな仕事だ。
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