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    ちなこ

    Roll_sno

    DONE官ナギで、ランドセル背負ったナギさんにえっちなことをしようと思ったんですけれど、何か、そこまで辿り着きませんでしたね。えへへ。
    似合わない女装に近い栄養素が含まれる話。こんな滑稽な姿があるだろうか。

    頭のトチ狂った男を除いて血色も目付きも悪いと評判の顔の上にぽすりと乗った帽子は不釣り合いに真っ黄色、天使のはねだなんだとCMで見た黒い鞄は仮にも成人男性の肩幅に対応しきれずぎちぎちと引きちぎれそうに、胸元をぱたぱたと風に揺れる名札には絶妙な崩れ具合でつじたなぎりと平仮名で明記され。とどのつまり、小学生のコスプレをする羽目になっている。

    騒音が人の形を取ったような男から押しに押されて同居に至り、口説きに口説かれ恋人に発展して、ついでに辻バレも起こして始まった新生活は環境を考慮しての情状酌量だかで新横浜らしく生温かい。これといった咎もなく始めた退治人見習いとしての仕事では、いやしかしこれこそが咎なのではないかという程のイカれポンチな町らしいアレコレに巻き込まれながら、どうにか戦力としてやっていけている、のではないだろうか。今日も今日とて路地裏住まいの頃から何かとやかましいガキどもをあしらいつつ、家に送り届けがてらのパトロールの最中にそいつは現れた。
    3000

    zu_kax

    MAIKINGやっと……家に行く……ぜいぜい
    けんなゆ♀ 4話はぜったいにえっちなことをさせる
    四、黄昏のコンチェルト ライブを終えたばかりの那由多は、いつもより少し息苦しそうだった。普段から白皙な彼女の肌はさらに白く、顔色が悪く見える。ステージの上でのパフォーマンスは、いつものように素晴らしいものだったが、楽屋に戻ってくると椅子に座り、くちびるを結んだままじっとしている。
     那由多をボーカルとして擁立してから、すでに数か月が経っていた。ライブは何度か出演していたが、こんなに体調の悪そうな那由多は初めてだった。
    「大丈夫か。顔色が悪い」
     冷えたミネラルウォーターを差し出すと、那由多はゆっくり伸ばした指でペットボトルを掴んだ。蓋を開けて、ひとくち流し込むと小さく息を漏らす。
     ステージ上では次のバンドがパフォーマンスを行っているところだった。那由多をボーカルに据えてからというもの、賢汰たちのバンドは前座よりもメインで出演してくれと願われることが多くなっていた。今日は複数のバンドが出演する対バンライブで、後ろから二番目の出演順を任された。大トリを務めるのは、この辺りでは有名なアマチュアバンドだ。全員が社会人で構成されたスリーピースのミクスチャーロックバンド。ボーカルの技術が高く、人気があるのも頷ける。礼音と結人は汗を拭くとすぐにまた客席のほうに行ってしまった。今日はこのバンドの演奏を聞くのも楽しみにしていたらしい。
    10117