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    ほのぼの

    東野文風

    DONE #夏のヌーフェス
    オンリー開催&ヌー君お誕生日おめでとうございます!

    こちらは「お3」の展示小説になります。
    ・Δ世界線でジョンとノース本部長が睨み合ったりにっぴきがワヤワヤしたりする話です
    ・主従の出会った時期とか色々捏造してます
    ・ジョンはドラルク隊の隊長補佐という役職を持っている設定
    ・本部長が憎まれ役っぽい立ち回りに見えるかも

    全体的には平和でほのぼのな話です。よろしくお願いします!
    お勤めマジロとスコーンとヒゲ「どうしました、おじい様……この子を、私に?」
     その時のことは、いつまでも覚えている。
    「は、拾った? 大丈夫なんですか条約とか法律とか……問題ない? 本当ですね、何かあったら助けて下さいよ?!」
     子供の小さくて柔らかな手の温もり、まだ頬が痩けていないあどけない面立ち、声変わり前の溌剌とした少年声。
    「はぁ……えっと、こんにちは」
     そして、一等星のような黄金色の目と視線が合った瞬間、直感したのだ。
    「……ふふ、君、テニスボールみたいだな」
    「ピュー」
     己はきっと、彼に出会う為にこの世界、この時代に生まれたのだと。

    「さぁ、そこに掛けたまえ」
    「ー……」  
     吸血鬼対策課本部のとある一室。部屋の主に促されてフカフカの椅子に渋々座った一玉のアルマジロは低い唸り声を上げた。
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    真砂長文倉庫

    REHABILI前作で心が折れたので自分を癒すために考えました。手癖満載で原点回帰。
    自分で書くなら「ほのぼの」か「らぶらぶ」がええ…。あとえろも。
    花ネタは漢字も学名も花言葉も楽しめるので好きです。
    今回は蔵内らしく、写真メインにしました。

    ぶっつけやっつけ鉄は熱いうちに打て。やらない後悔よりやる後悔。勢いって大事だね!
    弊サイトのモットーです。

    私、ビッテンフェルトが一番自分に近いと思っています。(は?)
    紫陽花蔵王「Hommage」「今月の写真は、紫陽花なんだね」
    作戦室に飾られる蔵内の写真。月替わりのそれらは隊員たちの楽しみであり、癒しであった。
    風景や動物、水族館が主であるが、偶に人物をモチーフにすることもある。今回のメインは紫陽花のようだ。晴天をバックにしたもの、甘露と蝸牛を載せた大ぶりの葉に焦点を当てたもの、寺院の名物となった圧倒的な存在感を示すもの。カラーやモノクロで撮られたそれらは、品種もさまざまであった。

    誰もいない筈の室内で背後から声を掛けられた蔵内が、徐に振り返る。僅かに口元を緩ませる。
    「早咲きのものがメインだが、それでも結構咲いていたぞ。また撮ったら入れ替えてもいいかもな」
    「へぇ、それは楽しみだ」
    穏やかなテノールの中に潜む、弾むトーンを感じ取った王子も喜色を露わにした。キャビネサイズのシンプルなフレームを手にする。
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    am_fgo

    MOURNINGエくんがお酒でポンコツ化してるだけのほのぼのセンシティブなので一応全年齢と言いたい。
    再録するとある話の後日談書き下ろしとして書いてたんですが、なんか色ボケだな…って二回くらい書き直した結果逆に手の施しようがないくらい色ボケになってしまい、何度書き直しても色ボケになるので、そのまま開き直ったというある意味供養(?)です。
    あと、初夜前夜って言ったけど翌日多分夜まで待ってない。
    未来時空4スと初夜大成功前夜の話 顔が熱くて熱くてたまらないのは、はじめて口にしたお酒のせいだけではないだろう。
     はふ、とこぼした息と口の中がとても熱くなっていて、いつも涼しげな目の前の人もほんのりと顔が赤くなっている。長い睫毛に縁取られたアップルグリーンの瞳も熱を帯びて潤んでいて何だか見てはいけないものを見たような気持ちになった。逃げるように視線を逸らすと、濡れた唇が目に入って、今しがた自分達がしていたことを思い出す。
    「あ、ごっ、ごめんなさッ」
     謝ろうとした口を熱いもので塞がれて逃げかけた頭をがしりと捕まえられる。反射的に目を瞑るのと同時に、くちゅ、と自分の内側から水音が響いて、喉の奥から変な声が洩れた。
     熱に浮かされるようにした先ほどのキスは嘘でも冗談でもないと言わんばかりの二度目のそれに顔が熱くなる一方、どこか安心してしまう。
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