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    アプローチ

    ゆき(ポイピク)

    MOURNING没供養。新しい生活に馴染むのに必死で、1人での生活、生きてるだけで精一杯で他人との恋愛についてまだ考えられるような余裕がなかった時の辻田さんにアプローチしまくってフラれたカンタロウが、娯楽を楽しめる程度に生活に余裕が出来たり、他者との人間関係に意識が向くようになるまで待ってリベンジするような話が書きたかったが途中で失速した没です。
    付き合うにはまだ早かった ケイ・カンタロウは辻田にフラれた。

     正確には彼が辻斬りナギリだと判明した後、それでも辻田さんが好きです!と告白した後に、VRCを出た後は本官ちで一緒に暮らしましょう!と言ったのだが、嫌だ無理だと断られたのである。
     長い観察期間に問題を起こす事もなく、これ以上の過度な付き纏いはストーカー扱いになるぞと上司や同僚達に叱咤され、カンタロウは泣く泣く辻田への過度な接触を控えるようになった。
     同じ新横浜の街に暮らしている身であり、退治人見習いになって仕事をするようになった辻田と吸血鬼対策課のカンタロウはお互いの仕事現場が被る為、仕事中に街中で出会す事は多かったが、プライベートでは全く会えずにいた。
     顔見知り以上、友人以下。辻斬り被害者と加害者である部分を取っ払ってしまえば、カンタロウとナギリには同じ街で暮らしているだとか、吸対と退治人見習いとしての仕事上の関わりしかなく、カンタロウからは兎も角、ナギリからカンタロウに仕事のない日まで会わないかと誘われるような事もなく、このまま一時のお付き合い(辻斬り捜査)で終わってしまうのかと、カンタロウは未練たらしく辻田への想いを捨てられずにいた。
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    おみそ

    DONEキメ学軸 全年齢
    プロ棋士むい(23)×パン屋の長男(25)
    ・覚えたての博多弁の使い方が上手すぎるプロ棋士のアプローチにタジタジの長男の話

    ・身長178×170のイメージ
    ・せっかくなのでとにかく顔がいいプロ棋士のスパダリ感爆盛り
    パン屋の長男を落としたい佳人の話「はいこれ」
     無一郎から大きな紙袋を受け取る炭治郎は、落としたら大変だとしっかりと抱え直す。今にも底が抜けそうな、想像よりずしりとしていて、わ、と声が漏れた。
    「重かったんじゃ」
    「車で来てるから大丈夫」
    「あ、四冠?おめでとうございます」
    「ありがとうございます。危なかったけどなんとか。ちなみに五冠」
     似合わない謙遜を口にしながらフッと微笑む時透無一郎という人物は、ここ十年凌ぎ合うようにタイトルを分け合う兄とともに朝夕問わず共にテレビ欄を賑やかし、専門誌を飛び出してついに女性週刊誌の表紙までにも登場するアイドル顔負けの人になってしまった。
     "天才双子プロ棋士"とうたわれた姿が画面に映し出されれば「あ、出てる」程度のものだったけれど、誰が言い出したのか『佳麗なる双王子』などと言う二つ名を持つ様になって以降はあらぬ姿で世の中が傾倒し始め「すごいまた出てる」に変化した。
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    おかわり

    DOODLE[ハジ→トシ] アプローチ開始1ヶ月後くらい。
    トシさんとシンパチくんの雑談。
    個人サイト全盛期のSSみたいな軽やか仕上げ。
    ごちそうさん「最近、斎藤はおかしくねぇか」
    「おかしい……と申しますと?」
    はて、という表情を作りながら蕎麦を啜る。一緒に昼飯でも食いにいかねぇかと誘われた時点でおおよそ予想していたが、直球であることが多い土方が遠回しに話題を切り出したので確信に変わった。
    「……うまく言えねぇんだが、前ほど荒々しくないというか、大人しいというか。身体の調子でも悪いのか?」
    「そうですかね?相変わらず馬鹿で騒がしくて元気ですよ、ハジメちゃんは」
    「いや馬鹿は馬鹿だしうるせぇときもあるんだが……妙に落ち着いた表情してる時、あるじゃねぇか。身体の不調ってわけじゃねぇなら悩み事とか、なにか聞いてねぇか永倉」
    ようやく土方が蕎麦とセットの天ぷらに箸をつけて、さくさくと咀嚼し始めた。土方としては僕に探りを入れるのが目的で、食事は外へ誘う口実に過ぎなかったろうからあまり腹を空かせていないのかもしれない。けれど揚げたての天ぷらが冷めてしまうのを見るのは心苦しかったから、促す前に食べ始めてくれてよかった。気が散っていたが、ようやくこの話を面白がれる。
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    菜の花みかん

    DONEたいみつ。21歳×20歳くらい。
    社長とデザイナーの軸。三ツ谷一人称。
    久しぶりに会うぎこちないふたり。大寿君からのアプローチ。恋の駆け引き。
    特別な日(たいみつワンウィーク作品)今、目の前に柴大寿がいる。
    青筋は浮き出てないものの、眉間には軽く皺が寄り、仏頂面で明らかに不機嫌そうだ。無言な彼の威圧感に気圧されはしないが、オレ、何か怒らせるようなことした?と心が騒めいてしまう。大寿くんは大富豪の家の長男。彼の弟の八戒とは兄弟のような仲とはいえ、抗争後仲良くなった大寿くんに気安く接しすぎて、知らず知らずに失礼な態度を取ってしまっていたかもしれない。オレの家庭は裕福ではなく、住む世界が違うから、度々苛つかせてしまってるのかもしれない。
    今日は初めて大寿君に誘われてとても嬉しくて浮かれてたけど、オレの想像と違った。専門学校の課題とバイトで忙しくて、最近大寿君に連絡できなかった。いつも連絡するのも誘うのもオレからで、大寿くんは応じてくれるし、会えば楽しく過ごせてると思っていたものの、大寿くんから積極的に誘ってくれることはなく、オレが連絡しなければ疎遠になってしまう仲なのかなと寂しかった。大寿くんは会社を経営して、仕事が凄く忙しそうで、迷惑かなと連絡し辛くなってしまったのもある。だけど、大寿くんから連絡が来て、オレに会いたいのかな?と嬉しくて、なんとしても会いたいと、バイトのシフトを代わってもらい、今対面で座ってるのだけど…。
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