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    アプローチ

    おかわり

    DOODLE[ハジ→トシ] アプローチ開始1ヶ月後くらい。
    トシさんとシンパチくんの雑談。
    個人サイト全盛期のSSみたいな軽やか仕上げ。
    ごちそうさん「最近、斎藤はおかしくねぇか」
    「おかしい……と申しますと?」
    はて、という表情を作りながら蕎麦を啜る。一緒に昼飯でも食いにいかねぇかと誘われた時点でおおよそ予想していたが、直球であることが多い土方が遠回しに話題を切り出したので確信に変わった。
    「……うまく言えねぇんだが、前ほど荒々しくないというか、大人しいというか。身体の調子でも悪いのか?」
    「そうですかね?相変わらず馬鹿で騒がしくて元気ですよ、ハジメちゃんは」
    「いや馬鹿は馬鹿だしうるせぇときもあるんだが……妙に落ち着いた表情してる時、あるじゃねぇか。身体の不調ってわけじゃねぇなら悩み事とか、なにか聞いてねぇか永倉」
    ようやく土方が蕎麦とセットの天ぷらに箸をつけて、さくさくと咀嚼し始めた。土方としては僕に探りを入れるのが目的で、食事は外へ誘う口実に過ぎなかったろうからあまり腹を空かせていないのかもしれない。けれど揚げたての天ぷらが冷めてしまうのを見るのは心苦しかったから、促す前に食べ始めてくれてよかった。気が散っていたが、ようやくこの話を面白がれる。
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    菜の花みかん

    DONEたいみつ。21歳×20歳くらい。
    社長とデザイナーの軸。三ツ谷一人称。
    久しぶりに会うぎこちないふたり。大寿君からのアプローチ。恋の駆け引き。
    特別な日(たいみつワンウィーク作品)今、目の前に柴大寿がいる。
    青筋は浮き出てないものの、眉間には軽く皺が寄り、仏頂面で明らかに不機嫌そうだ。無言な彼の威圧感に気圧されはしないが、オレ、何か怒らせるようなことした?と心が騒めいてしまう。大寿くんは大富豪の家の長男。彼の弟の八戒とは兄弟のような仲とはいえ、抗争後仲良くなった大寿くんに気安く接しすぎて、知らず知らずに失礼な態度を取ってしまっていたかもしれない。オレの家庭は裕福ではなく、住む世界が違うから、度々苛つかせてしまってるのかもしれない。
    今日は初めて大寿君に誘われてとても嬉しくて浮かれてたけど、オレの想像と違った。専門学校の課題とバイトで忙しくて、最近大寿君に連絡できなかった。いつも連絡するのも誘うのもオレからで、大寿くんは応じてくれるし、会えば楽しく過ごせてると思っていたものの、大寿くんから積極的に誘ってくれることはなく、オレが連絡しなければ疎遠になってしまう仲なのかなと寂しかった。大寿くんは会社を経営して、仕事が凄く忙しそうで、迷惑かなと連絡し辛くなってしまったのもある。だけど、大寿くんから連絡が来て、オレに会いたいのかな?と嬉しくて、なんとしても会いたいと、バイトのシフトを代わってもらい、今対面で座ってるのだけど…。
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    しんどうゆか

    DONEどスランプ中のしんどうです。こんばんは。
    昨年12月に判明した首のヘルニアの症状も出てて絶賛ヤバみです。季節の変わり目め……ぐぬぬ。でも生きてます。浮上できてなくてすみません。
    映画や単行本の感想を書きたいのに書けない……そしてドルパロ書きたいと迷走している時に、別のアプローチでアウトプットしようとして出来た作品です。別名・ポエマー黒沢三部作。
    あなた様のお好みに合いましたら幸いです。
    アンコールの音(ね)が聞こえる。⚠️ATTENTION⚠️
    私が入浴中に思い付いた「アンコールの音(ね)が聞こえる。」をキーワードにして書いた小説3作品です。ドルパロ・原作本編・学パロの順になってます。話は繋がっていません。フィーリングなので許してください。






    @アイドルパロ

     俺達を呼ぶ、アンコールの音が聞こえる。
     ここは東京ドーム。5万人という超満員のオーディエンスがひしめき合う、国内屈指のコンサート会場。
     本編のセットリストを歌いきり、一度楽屋に戻った俺達は、モニターでその様子を目の当たりにし、込み上げて来るものがあった。

     有名漫画家のシナリオが原案の「アイドル×BL」ドラマプロジェクトが発足してから約5年(ドラマ放映と同時に、原案者本人によるコミカライズも行われた)。
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    kaoru

    DONE【28】Phase XX
    保健室の先生・仁王×仁王のいる学校の校医・柳生というパロディ。
    まだ付き合ってないふたりの攻防(というか仁王が一方的にアプローチしてるだけ)
    テニラビの白衣D1を見てほぼ一日で突貫で書いた話。いろいろツッコミどころはあると思いますが、さらっと読んでいただければ。
    ※べったー2021.4.16から移行
    【28】Phase XX「ちょ、ちょっと仁王先生、何を……わっ……!」
     仁王は保健室に並んだベッドに向かって柳生の手を引き、ドンとその胸を押した。その反動で柳生はベッドに倒れ込む。
     仁王が無駄のない動作でベッドとベッドを仕切るカーテンをシュッと引くと、四方を壁と水色のカーテンで仕切られた狭いベッドはふたりだけの世界になった。
     呆気に取られて一瞬動作が遅れた柳生が逃げるより先に、仁王はひらりとベッドに飛び乗って柳生に覆いかぶさる。白いシーツのベッドに、柳生の着ている白衣がふわりと広がって、同じく仁王が着ている白衣も、柳生を包み込むように広がった。
     首元までボタンのしめられた柳生のシャツに、ブランド物のシンプルな柄のネクタイが紅く映えていた。きっちりと結ばれたそのネクタイに指をかけて引くと、上質の布でできたそれはしゅる、と微かな音を立てて解けた。
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