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    エプロン

    ほしいも

    DONEエプロンと猗窩煉󠄁
    ■現代パロディ
     琥珀のように透き通った黄金色の瞳が、そのまま零れ落ちるかと思った。
    「杏寿郎。」
     めいっぱい見開かれた両目が、瞬きを忘れてしまったかのように睫毛だけを細かく震わせている。こんなに動揺をしている彼を見るのは随分と久し振りで、このまま涙の一粒でも落ちてきそうだと何処か冷静にその表情を見詰めた。

     袖無しのインナーに羽織っていたパーカーを手早く脱ぐと、肌を晒したままの俺の肩に掛けてそのまま体を支えるように抱き寄せられる。寒さに震えた体にするように腕を撫で擦る猗窩座の手でパーカーの裏地が素肌を擦って擽ったい。
    「誰にやられたんだ。」
    「誰にって…。」
    「誰が、こんな、」
    「そんな顔するなよ。」
    「こんな顔にもなる!」
     焦ると言葉付きが強くなるのは、猗窩座の癖だった。
     想像していたどの反応とも違っていて、正直困惑する。もっと慌てるかと思ったし、もっと浮かれたものかとも思っていた。彼はどんな反応をするのだろう?という好奇心が生んだ結果なので、想像と相違があったとて、目の前のこの表情が結果なのだけれど。

    「誰の入れ知恵だと聞いているんだ!」
     パイル生地の裏地が素肌の上を滑る。
     俺と猗 864

    りかこ

    DONEジャンエレ小話
    尻丸出しギャルソンエプロンのえれちゃんからの派生
    付き合ってるジャンエレがコンパに参加してる現パロ
    21/4/19
    「ギャルソン」

    よそ行きの笑顔でエレンが隣の女性の質問に答える。
    血液型や選考科目、食べ物の好き嫌いに少し踏み込んだ猥談。
    そして男のステータスを探るための”どんなアルバイトをしているのか?”
    そりゃあペタンコの財布よりも分厚い方がいいだろう、それがレシートの束なら話は別だが。

    なまじ顔が整っているエレンがギャルソンと告げれば、ホテルや洒落たレストランのイメージが勝手についてくるらしい。
    なにがギャルソンだ。響きが良いだけでつまりはただの給仕係じゃないか。
    居酒屋でビールジョッキを運んででかい声張り上げてる男もギャルソンになるってか?

    「タイネクタイにギャルソンエプロン、黒で統一されてる」

    どんな制服なのかという問いにエレンが首元を指で撫でながら説明する。
    そんな些細な仕種すら絵になっていて女性からの関心が高まる。
    写真を見たいと言われ、業務中は携帯の所持は禁止されているからと断ると女性から残念な声があがった。

    そりゃそうだ。”あんな姿”もし写真に収めていたとしても公に公開できるものではない。
    エレンは会員制の高級クラブで金持ち相手にケツを振って酒を注いではよそ行きの笑顔を貼 1588