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    クリーム

    ting_come

    MOURNINGpixivに載せてた小説()です
    2020.12.13

    ===

    ヒースがシノにハンドクリームを塗ってあげる話

    デキてる 事後 今より未来の話 ポエムです
    元々プロット用に書いてたのを少し整えました
    CPのつもりですが左右は好きに読んでください

    塗ってあげるのエッチだな…されるがままのシノかわいいな…施す側に生まれた人間の無意識のエゴ…みたいな感じ

    色々多めにみてください…
    冬の日、まどろみしとしとと雨垂れの落ちる音がする。ふと窓を見ると、垂れた水滴が曲がりくねった道を何本も作っていた。

    明け方まで降っていた雪は気づかないうちに雨に変わったようだった。わずかに積もっていた分も、そのうち溶けて土に吸われていくだろう。積もったままだと木々の手入れも大掛かりになるので少し安堵する。

    喉の乾きを覚えて身体を起こすと、指の触れた先が身じろいだ。

    「…シノ……」
    「どうした、ヒース」

    迷子のようにぼんやりと名前を呼ばれる。夢の中にいるのだろうか。朝に弱いオレの主君は重たげな目蓋をかすかにふるわせる。羽根のような睫毛が一緒に揺れる。

    まだ外も暗い。

    寝てていいぞ、とあやすように声を掛けると、ん〜……とむずかるようにむにゃむにゃ唇を動かした。心臓を羽ぼうきでくすぐられているような気持ちになる。幼い頃一緒に過ごした厄災の夜のことを思い出す。
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    Ren_7636u18

    MOURNINGSNSでナルザル+アイスクリームをよく見かけるので私も乗っかりました。

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    FF14 商神ナルザルのファンアートです。
    解釈違いはご了承ください。
    日本語がおかしいところはごめんなさい。
    クランペットの美味しい食べ方おばあちゃんから教えて貰った言い伝え。

    ウルダハには何の前触れもなく双子の兄弟が現れる。顔がそっくりな美男子で、双子が訪れるとその日はお店の売上げがよかったり思いもよらず臨時収入が入ったりと縁起の良いことが起きるとか。きっとウルダハの守護神ナルザル神様の使いに違いないと。

    ーーーーーーーー

    ウルダハのナル大門前にある宿屋「砂時計亭」のロビーにある酒場、クイックサンドは今日もお客さんと冒険者でいっぱい。それはクイックサンドの女将である私、モモディ・モディが冒険者ギルドのマスターでもあるから。毎日のように一攫千金を狙った冒険者が、仕事を求めて私のもとへ訪ねてくる。ここにいると本当にいろんな人と出会うのよ。実家がお金持ちなのに三男坊で跡継ぎになれないからと一念発起して冒険者の道を踏み出した若者。冒険者同士でパーティを組むうちに恋愛関係になった男女とか。けれどもギルドの依頼を受けて意気込んで出発したものの、二度とクイックサンドを訪れなくなった冒険者も数えきれない。それでも私がこの仕事を続けているのは、たぶん人との出会いが好きだから。今日もクイックサンドには珍しいお客さんが来ているの。ほら、私から見て左側のテーブル席に座っている若い二人組。
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