グラン
hornrose012
過去のを晒すAC6プレイ日記。再教育センター(悪徳ドッグスクール)脱走から1周目の終わりでVictorロゴの犬になる621まで。2周目はドッグランでよその犬に飛び付いて挑発しワンプロを始める駄犬 5生月秀真
メモCoC「Paranormal Crime」KP:えんじゅさん
PL:HO1:とりこさん PC:ヒューバート・フォークナー
PL:HO2:金真夜さん PC:ヴィオラ・オルブライト
PL:HO3:道草さん PC:アッシュ・ウッド
PL:HO4:このみさん PC:ルイ・グランツェ
PL:HO5:生月 PC:マート・アクロイド
PL:HO6:いちかみさん PC:アール・ラトリッジ
Hana
できた君はペテン師⑥ 夜風が四人の喧騒の中を通り過ぎていく。ビリーが訪れた時とは、何もかもが違う。ロックとボックスに悲哀の色はなく、来客を迎える庭園は夜空の光を受けて輝き、無言の館も俄か活気づいたようであった。やはりここは、「カインの」領域なのだと、ビリーは思う。カインの身につけている紋章には「Fait lux——光あれ——」と刻まれているが、この組織にとってはカインが光そのものだろう。そこが「危ういな」と、ビリーは思う。カインの実力は疑っていないが、ボックスは未だ成長過程にあり、腹心としてカインを全面的に支えるには時間を要するであろう。組織としても若いこのファミリーは、カインの背負うものが余りにも大き過ぎる。それで潰れるような脆弱な男ではないが、疲労が溜まれば同じことが起きかねない。
6752Hana
できた君はペテン師⑤ 三人の様子を眺めていたビリーだが、やがて大きく息を吐いた。
「まったく、お前らは手がかかるな」
「人の家を無料で、食事付きの常宿にしているのだ。多少の手間は快く提供して貰いたいものだな」
体を離しながら、カインは笑う。それは少しも悪びれない、それでいて妙に魅力的な微笑だった。
「多少、ねぇ……」
実のところ、ビリーも「こうすればカインを振り向かせられる」という確証があったわけではない。他にやりようがなかったし、グラントもカインの魂を道連れにすることは望まないだろう。そうである以上、カイン本来が持つ強さを信じるしかなかった。ほとんど賭けと言ってよかったが、それをロックとボックスに悟られるわけにはいかなかった。その辺りの苦労を、「多少の手間」で片付けられるのは、やはり、不本意であったに違いない。
4462「まったく、お前らは手がかかるな」
「人の家を無料で、食事付きの常宿にしているのだ。多少の手間は快く提供して貰いたいものだな」
体を離しながら、カインは笑う。それは少しも悪びれない、それでいて妙に魅力的な微笑だった。
「多少、ねぇ……」
実のところ、ビリーも「こうすればカインを振り向かせられる」という確証があったわけではない。他にやりようがなかったし、グラントもカインの魂を道連れにすることは望まないだろう。そうである以上、カイン本来が持つ強さを信じるしかなかった。ほとんど賭けと言ってよかったが、それをロックとボックスに悟られるわけにはいかなかった。その辺りの苦労を、「多少の手間」で片付けられるのは、やはり、不本意であったに違いない。
Hana
できた君はペテン師④ 地上のタイルから接する水上の小島に、危なげない足取りでビリーは渡る。シュロの木と南国風の植物が植えられており、星空を眺める為の赤いソファーの左右には白い花が揺れている。おそらく、蘭の一種だろうが、それ以上のことはビリーにはわからない。彼が理解しているのは、満点の星空を見上げているカインの心を、冥界から現世へと引き戻す扉を作らねばならない——そのことだった。
わざと音を立てて、乱暴にソファーに腰かける。音も衝撃も伝わっているはずなのに、カインは何の反応も示さなかった。晴れ渡る夜空には無数の星が輝き、月は柔らかな光を地上へと投げかけている。銀色の光を浴びるカインの姿に、ビリーはかつてギースと共に鑑賞した『ジゼル』というクラシックバレエの演目を思い出していた。
3214わざと音を立てて、乱暴にソファーに腰かける。音も衝撃も伝わっているはずなのに、カインは何の反応も示さなかった。晴れ渡る夜空には無数の星が輝き、月は柔らかな光を地上へと投げかけている。銀色の光を浴びるカインの姿に、ビリーはかつてギースと共に鑑賞した『ジゼル』というクラシックバレエの演目を思い出していた。
kan_00
できた7/13 星に願いをday2はじめからちゃんと、君のこと(はじぐだ♂プチ!)
無配ペーパー①
グランドセイバー冠位戴冠戦に向かう二人の小話
いついつまでも おそらく特異点のようなもの、とダ・ヴィンチ女史は首を傾げながらそう言った。はじめて観測されたものだ、彼女だってすぐにわかるはずはない。
そんなわけで相性のよさそうなメンツをひとまず揃えてみたところ、全員がセイバークラスだったのも彼女を混乱させていた。これまで時代や国での相性はあったけれど、クラス別ってのもよくわからない。
とはいえ放置しておくわけにもいかず、様子をみて危険だと判断したら連れ帰ること、と厳命を受けつつ選抜されたのが僕だった。逃げることに関しちゃ一家言あるとはいえ、並いる剣豪、騎士様方よりも僕が選ばれていいものかね。
しかも飛び込んでみればあの宮本武蔵が鎮座ましましてるときたもんだ。
1585そんなわけで相性のよさそうなメンツをひとまず揃えてみたところ、全員がセイバークラスだったのも彼女を混乱させていた。これまで時代や国での相性はあったけれど、クラス別ってのもよくわからない。
とはいえ放置しておくわけにもいかず、様子をみて危険だと判断したら連れ帰ること、と厳命を受けつつ選抜されたのが僕だった。逃げることに関しちゃ一家言あるとはいえ、並いる剣豪、騎士様方よりも僕が選ばれていいものかね。
しかも飛び込んでみればあの宮本武蔵が鎮座ましましてるときたもんだ。
Hana
できた君はペテン師③ ビリー・カーンが片手でサンドウィッチを齧りながら戻ってきたのは、二〇分近く経ってからのことだった。もう片手に三節棍を絡め、酒瓶の入ったバスケットを持っている。
「お前ら、メシは食ったのか?」
「食べてないよ。そんな気分じゃないし……」
「護衛がそんなんでどうするんだよ。空腹で力が出ないなんて、洒落にならねぇぞ」
返す言葉がないボックスに、バスケットから何かを取り出して押し付ける。見ればそれは、スライスしたゆで卵、ハムや野菜がぎっしり詰め込まれたバゲットサンドであった。ロックにも同じもの手渡すと、
「いいか、俺はカインのことは何とも思っちゃいねぇ。振り向かせるところまでは手伝ってやるが、その後はお前達の仕事だ。いいな?」
4523「お前ら、メシは食ったのか?」
「食べてないよ。そんな気分じゃないし……」
「護衛がそんなんでどうするんだよ。空腹で力が出ないなんて、洒落にならねぇぞ」
返す言葉がないボックスに、バスケットから何かを取り出して押し付ける。見ればそれは、スライスしたゆで卵、ハムや野菜がぎっしり詰め込まれたバゲットサンドであった。ロックにも同じもの手渡すと、
「いいか、俺はカインのことは何とも思っちゃいねぇ。振り向かせるところまでは手伝ってやるが、その後はお前達の仕事だ。いいな?」
Hana
できた君はペテン師② 当時、ボックスの存在を知っているのはグラント唯ひとり——の、はずであった。表向きには。ボスであるカイン暗殺の実行犯を、よりにもよってグラントが匿い、育てているなど、決してあってはならない——はずであった。
グラントがボックスを弟子としたのと時を同じくして、カインの態度に明らかな変化があった。不快感や苛立ちの類いではない。今まで気まぐれに訪れていたカインが、訪問前に必ず「これから行ってもいいか」と連絡をしてくるようになったのだ。ボックスの存在への配慮であることは明らかだったが、何と言っていいかグラントには判別がつかず、短く「ああ」と答えるのが常だった。食事に関しても、成長期の少年に必要であろう分量が加えられたし、届けられるタオルや衣類などもグラントひとりの量ではなかった。
3070グラントがボックスを弟子としたのと時を同じくして、カインの態度に明らかな変化があった。不快感や苛立ちの類いではない。今まで気まぐれに訪れていたカインが、訪問前に必ず「これから行ってもいいか」と連絡をしてくるようになったのだ。ボックスの存在への配慮であることは明らかだったが、何と言っていいかグラントには判別がつかず、短く「ああ」と答えるのが常だった。食事に関しても、成長期の少年に必要であろう分量が加えられたし、届けられるタオルや衣類などもグラントひとりの量ではなかった。
Hana
できた腐要素ありません。カインと(ほぼ出ないけど)グラントの話です。
君はペテン師① その夜、ハインライン邸の敷地に足を踏み入れた瞬間、ビリー・カーンは喩えようもない違和感を覚えた。いつもであれば、この館の主、カイン・R・ハインラインの護衛を務めるボックス・リーパーが誰何の声を投げかける。時刻は既に、二十二時を回っている。アポイントのない訪問者を見逃すはずがなかった。だが現実にはボックスはおろか、主人と館を守るはずの部下達が、誰ひとり姿を見せない。不自然過ぎるほどの静寂が、この広大な敷地を包み込んでいた。
ビリーは短く刈り込んだ金色の頭髪を振ると、深夜にも関わらず掛けられたサングラスの奥で青い瞳を閉じる。それは一瞬のことで、再び目を開くと歴戦の強者らしい眼光と共に、相棒とも言える三節棍を握る手に力を込めた。
3908ビリーは短く刈り込んだ金色の頭髪を振ると、深夜にも関わらず掛けられたサングラスの奥で青い瞳を閉じる。それは一瞬のことで、再び目を開くと歴戦の強者らしい眼光と共に、相棒とも言える三節棍を握る手に力を込めた。
CMintem
お知らせ「Paranormal Crime」◆DLC 魔女は笑わない
KP:ひめさぎ
PL:たつみ / アベラルド・S・ロジャース
kd / ティモシー・マッキー
ましろ / ジノ・ルーズヴェルト
つむぐ / ミラ・ラグランジュ
しきそ / ニコラ・アレシオ
わささび/ / ロイド・ガルシア
▶2025/07/02 START
あごう
できたグランツ兄弟誕に間に合うように書いたけど、別に祝ってはいない書いてる間に期間が空いたから絵も変わってる
ザエルアポロが100年の間に一瞬でもこういうこと考えたてたら、いいな〜ーーーー〜って思ってやりました 7
houji_TeaRPG
お知らせCoC『共倒れグランギニョル』作¦左に右折様
━━━━━━━━━━━━━━━
KP: cotθさん
PL:狼···▸いちはるさん
魔女···▸京 れあさん
鬼···▸siGmas
天使···▸ほうじ茶
━━━━━━━━━━━━━━━
▷scenario clear
#houji_Teactivity
conatan111
できた戴冠式の後、グランコリヌ城下町でウキウキと食べ歩きする3人の小話。原作準拠・カプ無しのつもりで書いていますが、ほんのりギャメセレ味があるかもしれません。
小雨さん(@lightraincat)の描かれた、
https://x.com/lightraincat/status/1924431390378205566
こちらのイラストにインスピレーションを受けて、書かせていただきました。かわいい!
ひとくち、いいですか? 鼻先で鳥の串焼きが揺れている。鳥肉の油の香ばしい香りと、香草の爽やかな香りが鼻腔をくすぐった。まだ湯気を上げている肉の表面の、てりてりとした焼き色が視覚にもおいしそうだ。これがセレストの好物であることを、目の前の二人は知っている筈であった。
(これは、私が食べてもいいのかしら……?)
セレストはちらっと視線を前にやった。
「ギャメル~、ひとくちくれよ」
「自分で買えよな。それくらいの小遣いは持ってきてんだろ」
「手が塞がっちまってるんだよ。見りゃ分かんだろ」
マンドランが、両手に抱えきれないほどのリンゴの入った紙袋を、これ見よがしに大事そうに持ち直す。ギャメルがひょいっと片眉を上げるのが、彼の肩越しにも分かった。
2569(これは、私が食べてもいいのかしら……?)
セレストはちらっと視線を前にやった。
「ギャメル~、ひとくちくれよ」
「自分で買えよな。それくらいの小遣いは持ってきてんだろ」
「手が塞がっちまってるんだよ。見りゃ分かんだろ」
マンドランが、両手に抱えきれないほどのリンゴの入った紙袋を、これ見よがしに大事そうに持ち直す。ギャメルがひょいっと片眉を上げるのが、彼の肩越しにも分かった。
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メモ2025.05.30CoC6【いたみあいっこ】
KPC:フラミンゴレディ
KP:ぶどうのお酒
PC:グランブルー
PL:ジマルさん
▼ENDA-a にて 両生還!
居場所の話とか、他団員のことをどう思っているかとか、心の深いところのお話を色々聞けて楽しかったです。
「リーダーだからとか、団員だからとか、関係なくさあ。友達だから、嫌なんでしょ」
tomorrow_25
メモCoC6「孤独の舞台」PC/PL セオドア・グランヴィル/いいちこさん
KPC/KP オスカー・クラーク /ニィコ
ーEND-1・両生還ー
フラトリHO1&3継続で行ってきました!
たくさんお話しできて幸でした。