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    スカイ

    bimiusa9931

    DONEファイちゃんとギラヒム様の誕生からスカウォ原作までの間に何があったのかを個人的に解釈して語ったお話です。
    ⚠️捏造だらけ
    ⚠️スカウォと風タクのネタバレあり
    ⚠️ギラファイ前提
    以上OKの方のみどうぞ!!
    いつかまためぐり逢うその日までファイが初めて天望の神殿で彼に出会った時、この世の全てを憎む禍々しさしか感じられなかった。彼女は無意識に、彼を倒さねばならないと理由もなく感じた。


    「フン、なかなかいいモノだね」


    戦闘中彼が「ファイ」に触れてきた時、理由もなく感じた既視感がなんなのか、感情を持たない彼女にはわからなかった。しかし、彼を倒さねばならないと強く思っていたはずなのに、何故か先程まで自分の考えていたこととは相反した思いが心の中を占領した。それは、人の言葉で言うところの「懐かしさ」というものであった。


    「さっきのギラヒムとかいう男、ファイに似てたね」


    何の気なしにファイの主人、リンクが呟く。
    聡明な彼女は悠久の時を生きて初めて感じた既視感とリンクの発言が無関係だとは思えなかった。自分はただ主人リンクのサポートをするためだけの存在でしかなく、感情も持ち合わせていないはずなのに、ファイの心の奥底にはもやもやとした説明のできない『何か』が確かに生まれつつあった。
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    ひれかつ

    MOURNING「持ち主を好きになるようにプログラミングされてる」ってネタ、苦しいけど大好きですという話のマスカイ(もしくはカイマス。どちらにせよ未満。マスターの性別は特に決めてない)。
    途中、救いが無さすぎて悩んで、急にハッピーエンドの方へ舵を切ったので、わりと無理やり気味。
    「冗談言わないでよ、真面目に悩んでるんだから」
    「俺はマスターのことが好きですよ」と告げて、少し間があったと思ったら、苦しそうな声でそう言われてしまった。
    「冗談…じゃ、ないです…!俺は、本当に…!」
    「ああごめん。言い方が悪かったね?好きでいてくれるのは嬉しいよ。まだろくに歌わせてあげられてないのに、嫌われてないんだなと思えて」
    「そ、そんな…ことが……聞きたかったんじゃ…」
    せめて、「ごめんね、その気持ちには答えられない」と言われるなら良かった。でも、どうして
    「ボーカロイドは人に扱われるロイドなんだから、マスターを好きになって当然じゃん。注意書きにも書いてあるんだよね、『マスターである貴方に忠実に従うため、ボーカロイドは貴方に好意を持っています』って。注意書きにあるってことは、ボーカロイドのその感情は、万が一に、相手がいるマスターにとって不都合になり得る、ってことなんだよね。つまり、ただの友愛じゃなくて、ちゃんとした恋慕に近い好意なわけだ」
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